ヤマボウシの実です。
昔は子供のおやつによく食べられていましたが、今は生のまま食べる人は少ないです。桑の実も同じで、初夏にたくさん生え甘い実ですが、今は食べる人は少ないですね。食が豊かになったおかげです。
ヤマボウシの実です。
昔は子供のおやつによく食べられていましたが、今は生のまま食べる人は少ないです。桑の実も同じで、初夏にたくさん生え甘い実ですが、今は食べる人は少ないですね。食が豊かになったおかげです。
超高断熱Q値1.0相当(認定1.26)w/m2Kの緑の家の構造見学会を行います。
この見学会は「長期優良住宅」の補助金100万円を受けているために、建築途中で広く一般ユーザー対象に見学会を行う事がが義務づけられており、それに対して行われる構造見学会です。
日時は9月11日(日) 10時から16時
場所はこちらです(新潟市江南区五月町)
予約は必要ありませんが、私は当日パレードがありますので 午後からはおりません。施工されている「集い家工房」さんの監督Tさんがおります。もし浅間の説明が必要なら午前中にお越し頂ければありがたいです。
個性的な2棟の家の左側(半透明グレー部分)に建築される「西裏館の家」
7月中頃から着工を始めた三条の「西裏館の家」
見積もり段階で3.11の大震災となり、一時は工事そのものを無期限延期する事にもなりそうでしたが、状況も落ち着き、また様々な仕様変更を経て再び着手となりました。
施工は越路建設さんですが、当初見積もって頂いた栄の「吉田建設」さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
今日の工事監理です。
さすが緑の家です。基礎スラブ下が真っ平ら。その施工しやすい事、とても楽ですよね。
そしてこの基礎型枠の高さ・・・。これ住宅の基礎です。
そして廻りの型枠(オレンジ部分が)基礎の鉄筋より早くできているという不思議な光景。
コンクリート一発打ち込みの現場はこんな感じです。
見学会は来週です。詳しくは左バーの「最新 見学会のご案内」バーからお入り下さい。
コンクリートの真ん中にあいた穴・・・。残念ですがこれはシンボルツリーが入る予定でしたが、太陽光発電パネル8KWの一部に変わりました。
がしかし直にお気に入りの木が植えられるでしょう。
今日の三条は33.5度でしたが、この中はカーテンもまだ無いのに快適(エアコン8帖用ONで家中空調)でしたね。これが超高断熱とμ値0.038実力!!
7月の始めには夏仕様になっていた「豊栄の家」 認定Q値0.99W/m2k。の超高断熱。 木の外壁だから簾が似合う・・・涼しげですね。実際室中は27度で湿度60%でも輻射熱がないので快適!(外は28度で湿度高め)。この写真は下の記事には関係ありません。
今年の2月に多くの工務店、ハウスメーカーが高断熱サッシとして使われる「アルミと樹脂の複合サッシ」の防火性が基準に満たなかったのに、国に認定され使われていた事で大きな問題となりました。
今度は木の外壁で「不燃木材」として国に認定されていた建材でほぼ全ての(サンプル中90%)が基準を満たさないことが発覚しました←ここクリック。もし認定を受けた建材と同じものでこの結果ならこれははっきり言って販売した企業のせいではなく、認定を出した「国の機関」ではないでしょうか?
昨日のあるトーク番組で・・・
20年前の発電の燃料の一つである原油価格は今の1/3でした。
びっくりでしょう!本当です。
今後は更に急勾配で値上がりが予想されるとと説明しておりました。
勿論石炭、ガスも影響を受けて確実に上がって行くでしょう。
先ずは題に関係ないのですがこの記事は・・・
http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201106090710.html
完全に消費者(国民)を舐めてますね。地方行政のトップであるこの知事は完全に生産者と仲良しで、消費者はどうでもよいという感じです。新潟県の泉田知事はそうでないと信じてます。
現在三条で施工中の「南四日町の家」も震災の影響を殆ど受けず予定どおりの工期です。そんな中、先頃中間気密測定が行われました。
2011.05.27緑字加筆
3.11震災を機に日本人は少しものの見方や価値観が変わりつつあるのではないでしょうか?
いえ、変わらなければいけないと強く感じます。これは将来私達がどのような生活を望み描くか・・・。真剣に考える時が来ていると思います。
当事務所は「緑の家」という住宅を提案して早13年位経ちます。特にここ3年くらいは「超高断熱住宅」を推進し、多分新潟県では一番多くのQ値が0.99以下の家を建てている会社ではないかと思います(完成と設計が終了した家を含めると現在8棟です)。
写真を入れ替えました。2011.05.06
三条の上須頃の家の玄関。
何か感じがよい。そう思わせるデザイン。
玄関廻りだけそのまんまの米杉・・・無塗装。
米杉の独特の色むらが思わず触りたくなる。
すみません、ソーラーパネルの設置費をペイする大事な期間等を間違えました。
24年→22年。お詫びして訂正致します。
その後補助金や48円/Kwh が間に合い、なんと17~18年で償却可能です。
また来週9日と10日に長岡で完成見学会を行います。こんな時期だから普通どおり、ふだんどおり行います。是非お越し頂ければと思います。
現在三条で施工中の「緑の家」SSプラン。
個性的な家が並ぶ一番左の建物です。他の建物に比べ赤い屋根がとても大きいですね。
これはこの屋根に約8kwのソーラーパネルを設置するためなのです。
写真提供は施工して頂いている仲村建設(新潟市二本木)さんからです。
先日ご紹介した国によって認定されたQ値が0.99W/m2Kの家で、天然の木の外壁を貼りはじめています。
良い感じです。久しぶりのレッドシダーベベルの外壁。
やっぱり日本の杉の外壁と比べひと味もふた味も違う印象です。
さて、オーブルデザインから大事なお知らせです。
これは新潟市の今年も含めた一月の気温です。
どうでしょうか?いかに今年が寒かったかわかります。
暖房費も去年より相当高かったと思っていた方、そのとおりです。
なんと私が子供の頃を含むあの寒かった過去30年間の1月の最低気温平均が0℃に対し、マイナス0.7℃(新潟市)ですから三条、長岡市はもっと低い気温です。一日平均気温も過去3年間の気温より2℃も低い・・・。寒かったはずです。
ピナトゥボ火山知ってますよね。
フィリピンにある火山で1991年に20世紀における最大規模の大噴火を引き起こした有名な火山です。
最近九州の新燃岳の報道を耳にする中このピナトゥボ火山を思い出しました。ピナトゥボ火山爆発から数年は気温が低かったと報道された記憶が蘇ります。
豊栄の家の完成見学会は
3月19日、20日(日)です。
詳しくは近日中にHPでご案内します。
今週から外壁を貼ると思ってましたが来週になりそうです。楽しみにされていた皆様、すみませんでした。大工さんの段取り上内装をきちっと終わらしてから外壁に取りかかるそうです。大工さんも久々のオール木の外壁楽しみにしてます。
さて、中間気密測定が終わりその数値は
0.23cm2/m2でした(外部機関 ピコイさん測定)。
相変わらず大変良い性能です。
こちらの仲村建設さんなら常に0.3cm2/m2以下になりそうです。
良く巷ででは引き違いサッシが有ると気密が1.0以下にならないと言われますが、何時もオーブルの家は大きな引き違いサッシが多数(面積比では8割)です。気密は0.3くらいまではサッシのせいではありません。さあ、完成に向けてあと一歩です。
先回ご案内したように昨日撮影漏れした模型が一つ戻って来ました。
屋根形状と窓の修正を加えて完成です。
さて、オーブルデザインでは23年前から超高断熱SSプランの家を押し勧めて来ましたが、今期8棟は全棟100%超高断熱SSプランの家です。年間のお手伝いする家全てがQ値0.99W/m2K程度となるのは、多分県内では唯一当事務所だけです。拍手!!
34年前は建築費用がアップする超高断熱のご支持を頂けるか不安もあったのですが、
「原油枯渇危機の中、愛される資産価値のある家を今後も遺すんだ!」
という強い、強い信念のもと、熱く語ってきました。
ご賛同頂けた皆様には本当に感謝です!!
こ・こ・ろ・か・ら・・・・ありがとう!
その性能にきっとご満足頂けます。
お気づきですか?
最近やたらと「原油が1バレル100ドルになった・・・」とか
「国内で資源が見つかった」とか
「東シナ海のガス田が重要とか・・・」
「メタンハイドレートが有力とか・・・」
改めて感じましょう。日本では1億2千万人以上いる国民が消費する資源を殆ど輸入してます。
だから大事に使いましょう。
そしてちょうど老後生活を迎えるその時のために備えましょう。
2010.12.30緑字修正加筆、表の大きさ修正
これがSSプランの家の実力!!
超高断熱高気密住宅の全電気料金 生データ公開
※2月は太陽光発電故障のため発電せず
※電気代支払額は総電気料(給湯、照明、家電、通信、冷暖房空調全て含)
※今年度太陽光発電の売電単価は48円/KWです
※空調は家丸ごと冷暖房
今期のオーブルデザインの設計は(多分6棟)は、全て超高断熱住宅Q値0.99となリます。信じられない事ですね。建て主皆様のご見識の高さには圧倒されます。大変ありがたいです!
さて、良い住宅の指標として「長期優良住宅認定」がありますが、その中の評価審査項目で「温熱環境の評価(高気密高断熱のこと)」があります。この項目でQ値を計算しその算出に対して評価機関から審査して頂きます。
この温熱(高気密高断熱)の評価は
1.年間消費エネルギー
2.熱損失係数と日射遮蔽係数
3.各部位の熱貫流率と開口部毎の日射侵入率
の3つのいずれでも温熱環境の評価して頂けます。
一般的な工務店さんが評価申請する方法は
3.の熱貫流率と開口部毎の開口部毎の日射侵入率。それは・・・
この図は昨日ご紹介した赤林研究室(A-lab)に紹介されている研究。夜間冷却を積極的に行っても、8月の気候では冷房負荷が5%の削減にしかならない。それより簾などで日射遮蔽をしっかり行った方が冷房負荷を30%削減できるとなっている。詳しくはここです。
昨日、市街地での通風は効果が少ないとご紹介しました。その続きで通風のため積極的に窓を開けても効果は5%であるという研究結果もありますのでご紹介します。
これは以前からご紹介しようしようと思い、すっかり忘れていた夏の夜間通風の効果。この連日の熱帯夜では誰もが夜間窓を開けても家の中は冷却されない事は一目瞭然(まあ防犯上から夜間開けられる窓は少ないので、殆ど削減効果はなくなるだろうが・・・)。
ある特殊な工法では窓や床下換気口等から、夜冷えた空気を家の中に取り込んで次の日に生かすよと宣伝している(宣伝していたという過去形かな?)建築関係者がいますが、今この熱帯夜でもそんな事信じているのでしょうか?
昨夜仕事終了後、真夜中の12時頃町内ゴミ当番でゴミ収集場にセットをするため歩いて行きましたが、こんな深夜でも各家から聞こえるエアコンの音。昨夜の12時頃の気温が28度ですから皆さんエアコン全開です。今の時代「エアコン」があって本当に良かったですね。この魔法箱のおかげで毎日安眠、快適、感謝感謝の毎日です。
2010/07/26写真追加しました。
暑いですね。そろそろ築20年ですが、高気密高断熱なので夏が暑いという経験は、エアコン設置されていない竣工後1年までで、今は快適~な室内です。
先日、「これからは樹脂サッシだ!アルミ樹脂複合サッシは賞味期限間近品だ!」と宣言しました。そうしたらその記事に貴重なコメントを建て主さんから頂きました。
「樹脂サッシは紫外線劣化するので心配」
なるほど!普通はそう考えますよね。そこで論より証拠。
はい。拙宅の20年経過した樹脂サッシです。その上のアイアンウッドのすだれ掛け(夏限定)がこだわり。この窓は西の海に面しており、水面で反射した紫外線とダブルで当たる、また冬は風速30m/sが吹き付ける県内でも最も過酷な場所です。ですがサッシ表面は未だツルツルです。
どこが一番痛んでいるか?それは・・・
サッシの下に錆び汁跡がありますね。
そのサッシの戸を開けるとこんな感じです。黒い線はパッキン1で、黒い線跡は押しつけられているパッキン2の跡です。そして錆び汁跡もあります。樹脂部分はしっかりしているでしょ。パッキン跡が残るということはそろそろパッキン寿命です。
錆びの原因は家の真ん前の「海」です(笑)。・・・ではなく、このようなサッシ付属品のステー(金物)はステンレス製なので以外と大丈夫。実は錆びはこのステーを樹脂に留めているビス受けの内部金物なのです。とはいっても樹脂内部にあるので表面からわかりません。そこから錆びがでているのです。これは樹脂内部なので部品交換できません。サッシ全体の交換になります。
あっ、パッキンより外側は外部なので一度も掃除したことがありませんのでちょっとカビっぽいですね。
樹脂部分のアップです。どうですか?エッジの一番痛みやすい部分のです。しっかり角がアールでしょ。黒い線はヒビではなくただのこすり跡や傷ですが、傷が目立つということは表面がまだツルツルなのです。20年前でもすでに塩ビ(樹脂サッシの原料)の耐紫外線劣化防止剤は相当優秀です。
いやー20年後の住宅をアップで写すなんて、オーブルデザインだからですね。普通のメーカーさんや工務店さんには絶対あり得ない写真です。
自信があるのです。自宅を(家を)愛しているのでこの時間が経った雰囲気がすきなんですね。浅間は少し(大変?)変わってます。でも家って愛着があればとても長く大事にされるのです。
因みに10年ちょっと経ったご近所さんの海側の外壁と換気扇フードと軒裏はこんな感じです。引き合いに出してしまってすみません。
まとめです。
このとおり今のサッシの寿命は20年から30年。これは樹脂の寿命というより付属品の寿命なのでアルミサッシも同じ寿命ですね。だから緑の家SSプランAグレードではサッシ交換が簡単に可能なように取り外し枠がついているのです。これが70年以上(100年)家を保たせるまじめな解答なのです。超高気密住宅に20年も住んでいる建築士だからわかる事です。
大手ハウスメーカーさんは外壁に力を入れてますが、実はサッシの交換の方が大変な工事になります。外壁を壊さないとサッシ交換できない構造だから・・・。
外壁にお金を沢山かけるのは、家の寿命が30年だった今までの住宅で、これからの長寿命住宅は、サッシの交換が簡単なように考える事がメンテナンスコスト削減の上で大変重要なのです。
この図は東北電力さんの季刊誌に掲載されていた図です。それによると石油はあとたった42年、天然ガスであと60年、一番長い石炭で120年です。しかしこれはあくまでも埋蔵量で現在の石油、ガス、石炭の発掘費用が同じではありません。埋蔵物はとりやすいところからとるので、どんどん掘削するのに費用がかかる場所に移行して行きます。とうことはもし今後大規模の石油の新しい埋蔵が見つからなければやはり20年後の高騰は絶対避けられないでしょう。つまり奪い合いによる価格高騰と掘削費用増による高騰です。
そこで生活のエネルギーの源である電気は上のような施策がとられてます。現在の東北電力さん管轄の電気は、1/3が石炭、1/4が天然ガスで、石油はわずか6%。
1980年には石油での発電が約2/3を占めていたんですね。当時の原油の価格は現在の1/3程度です。そしてその頃に発表された石油の埋蔵量も40年位だった記憶があります。それから30年後の埋蔵量がまだ40年ですからこれを根拠に石油は毎年新しい埋蔵がみつかるとの論調もあります。しかし80年台より相当進歩した埋蔵発見技術でもなかなか新しい大規模油田は見つかりません。そこでまだ埋蔵量が豊富な石炭にシフトしているのでしょう。しかしこれも掘削費がかかる所しか残っていないため、価格高騰が懸念されるため今度は原子力にシフト傾向がみられます。
原子力発電の一番の問題は、その廃棄物処理が確率されていない事です。その廃棄物が次の循環(人間に影響が少なくなるように変化する事)になるまで1万年もかかると言われてます。そのため大深度地下で管理するとう事が現在唯一の方法です。これが問題で私は今後原子力発電を増設することは反対という立場です。
現在のエネルギー使用量を増やさない事と、簡単に循環でするエネルギー(太陽光、風力、波、地熱、バイオマス)の発電を増やす事を是非推進したいと思います。現時点ではたった4%、10年後でも4%のこのエネルギー。さてどうするか?
そこで私にできる事が「超高断熱住宅」の推進になります。本来この「超高断熱住宅」は、石油高騰によりエネルギー全般が高騰する来るべき時期(予想では20年後)にも、暖かい家をと思って奨めているのです。「蟻とキリギリス物語」でいうなら蟻の家のことですね。
それと同時に超高断熱住宅にすると、現在の暖房エネルギーの約1/2以下で快適暖房が可能なのです。現在のハウスメーカー程度の次世代基準断熱(所謂高気密高断熱)では、暖房エネルギーが以前のお住まいの住宅より確実に増えます(上図)。暖房エネルギーが少ない関東地方でこの数値ですから新潟ではこの1.4倍くらいは多くなります。これは以前から何度も指摘しており、超断熱とは冬に日が出る関東地方でもQ値1.3位、新潟ではQ値0.9以下が最低必要です。
土曜日や休日は打ち合わせが殆どです。そんな今日、とてもありがたい評価を頂きました。それは、建て主さんAさんから、「色々な会社からプランを頂いたけれど、こんなに自分たちの思いが全部詰まったプランはオーブルさんだけ。無駄がないし、おしゃれだし・・・」
Aさんは家造りを始めてから色々な会社や展示場に行かれて、その度に様々な会社からプランを頂いたと聞いております。そしてある会社の「いわゆる無暖房住宅」を体験されてから、超高断熱って凄いという事でネットを検索していたら当事務所に偶然行き着いたという事です。
当事務所のSSプラン(普及)の家は、超高断熱でQ値が0.9の割にはコストがそう高く無い事が印象的で且つ高い基礎が理にかなっているという事で事務所にお越し頂きました。そしてプランを差し上げたのが2週間前ほど。そして今日お打ち合わせ時に、冒頭のお言葉頂きました。
私は設計屋です。仮に人柄やコスト、会社の大小でご縁がない事は仕方無いと割り切りますが、設計が良いという評価は素直に大変うれしいお言葉です。餅は餅屋でなければなりません。
また午後に建て主さんのBさんとお話ししていて、私が
「政府は2050年には日本においてで今の50%減(住宅は70%相当か?)のCO2排出量にすると目標を掲げていますのよね。これは後30年以上もありますが、その時の住宅の性能は最低でもSSプランの家です。その時のために当事務所では超高断熱仕様を選べるようにしているのです。」
更に
「その頃には私は生きていないでしょうね。だから関係ないのではなく、今からでないとその未来に合わない」といった時、自分で背筋がゾゾとしました(多少語句は違いますが)。
自分が生きていない時の事を考えて家(建物)を造る・・・。昔、知り合いの宮大工が「俺が死んでもこの建物はまだまだ立派に建っている。そしてその時他の大工がみて、この建物は立派に造ってある。まだまだ大丈夫というだろう。そういう建物作っている」と胸を張って言っていた事を思い出しました。
自分が死んでも後世に価値のある建物を残す意気込みは、大きな資源と大金を払って造る建物に関わる設計者や大工さんにはなくてはならない資質だと思います。
Bさんのお選びになった仕様は、今事務所が一押しのSSプランでまた一押しの外壁が無塗装の木貼りの「緑の家」です・・・(耐雪1.2mで耐震等級2)。快適さは無論、20年後には外壁の味と庭が完成し、新築時より雰囲気がよくなり、更に40年後にはトトロ家みたいにご近所さんからも愛される家になる事を願ってます。 最終チェックしたスタディー模型。南大開口部のあるSSプランの家です。きっと米杉の木が似合うでしょう。
昨年の夏に地中熱採用の住宅について当事務所の見解をのせました。
このページです。↓
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-7809.html
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-5696.html
近年、低炭素社会が望まれ建築物もそれらの要求に応えるべく様々な試みがされております。その内容が先進的で優れたもので普及効果が認められる時は、補助金などの交付対象になります。今回の感想は「日本建築学会環境系論文集Vol.75 」の掲載されていた地中熱の利用での調査研究で、このシステムが組み込まれた住宅が国交省から200万円の補助金を受けているようですので、興味深く読ませていただきました。
建築学会の環境系査読論文集。査読論文とは複数の専門家に精査された論文。よって内容の信憑性は極めて高い。
この研究目的は「埋設深さ2mのヒート&クールチューブ※によって得られる外気負荷削減効果を実測面から明らかにする事」です。従ってこのシステムがトータル的にとても有意義なシステムかどうかではない事を最初に書き添えておきます。
※クールチューブとは、地中内にパイプを設置しそこに空気等を通して、年間を通じて温度変化のない地中の温度を利用するシステムの事。
つまり外気負荷削減だけを明らかにしており、かかるコストや維持費、衛生面での評価はされていない事になります。しかし一方では
「埋設深さ2mとしたのは、本来なら埋設5、6m以上が地中熱利用の定説の深さらしいのですが、5、6mだと設置費用がかかりすぎるので現実的な提案ができない。それで2mでシステム構成をした。」
と書かれています。よって建て主さんにわかりやすいように当事務所が僭越ながらこの研究結果からシステムの「有意義、実現性」について考えてみたいと思います。
上のリンクでもあるとおり、住宅で地中熱の利用は30年も前から研究が行われていますが、未だに効果対費用のメリットから普及してません。古くは1981年に「長谷川・木村・吉野・石川・松本らによるクールチューブ(深さ1m)があるとこの論文でも説明されています。30年も普及しなかったこの点が従来の研究にはない、深さ2mの埋設の実験となっているようです。2mに配管埋設なら表層地盤改良を行う地域ならそう大きなコストが追加されません。
そこで下のようなシステムが計画されたと想像します。
出展:いずれも「ヒート&クールチューブ住宅の地中熱利用効果に関する調査研究」垂水弘夫教授・簑原由紀氏から 日本建築学会環境系論文集Vol75
最初に結果から
このシステムで夏期の除去総熱量5890MJ/年→1636KW/年
冬期の取得熱量5500MJ/年→1528KW/年
です。・・・この算出は、北陸の場合除去熱が期待される時期6月~9月、取得熱が期待できる時期11月から3月の期間ごとの集計と論文にには記されています。
これを経済面から考えるとエアコンで同様のエネルギーを得るには
1636/5(冷房平均COP)×25円/kw=8180円
1528/4(暖房平均COP)×25円/kw=9550円
トータル・・・17730円/年(結露水排水ポンプの電気代は少と仮定)
といった金額が回収できます。そこでどのくらい施工費がかかるか推測すると、表層地盤改良と同時に住居の下全てを2m掘りVP管を100m設置ですから30万~40万。更に結露水排水ポンプで10万とすると最大で50万/セット。但し表層地盤改良とセットしないと不動沈下の危険性が増すのでこの工事行う地域限定です(表層地盤改良コストはシステムには入れない)。
さて50万ですから1.8万/年で考えると27年でペイできます。仮に15年後電気代が1.5倍になったとして23年で回収可能です。これをどう考えるか? 私はこの金額であれば実用化できるしおもしろいと思いますが、次の点が問題で確定できません。
問題は、今回の研究で評価していない、
1.空気質の長期調査
2.継続性
3.夏期の実態評価
です。
空気質の評価は以前もブログでお伝えしたとおり、継続して結露している管の中はかびが生える事が考えられます。その空気が住宅を換気する新鮮空気となるのですからこの点の調査結果が一番重要でしょう。メンテナンスができないのですから10年くらいの経過後がどうなっているか?とても重要です(もしかしたら結露水排水ポンプがついているのでクールチューブ内に水道水を通して定期的に洗浄排水するのか?だったら凄い!)。
継続性は連続2年間測定して、地温の温度変化が殆どなかったとの事ですが、多年数のデータがほしいところです。
次の夏期の実態評価ですが、これはこの測定が
(外気-地中内を通過した空気)の温度差となっており、そこから単純に夏期は6月から9月としてその差を集計したと読み取れます。しかし冬期は11月から3月まで継続して暖房を行いますので、このような集計でも問題ありませんが、夏期(6月~9月)は住宅内丸ごとでいつも空調を使っている想定となります。しかし通常はそのような使い方は特殊であり、間欠冷房(本当に暑い時に冷房する。それ以外は窓開けが主)と考えるのが一般的です。よって外気温が26度超えた時のみカウントする事が必要ではないかと考えます。機会があれば直接筆者にお聞きしてみたいと思います。
まとめですが
数十年前と違い地盤改良が多くなっている背景で今回の地中熱利用システムは、従来にはない効果対費用のメリットがありそうだと言う事がわかりました。
最後に
もし当事務所の見解に間違いがあれば訂正の上お詫びいたします。
先週ご案内した「あり得ない事!新潟で太陽光発電のマイナス光熱費住宅」の続きです。
先回は、光熱費総計でこんな真冬の新潟で24時間家中暖房でもマイナスにできる事を証明しました。今日はもう少し分析をして、いかに超高断熱と組み合わされた自然素材によって、すばらしい性能と環境を実現できるかを実測データを元に検証します。
このグラフはA邸の代表的な日時の室温、湿度、日射・外気温(アメダスより)です。
まずはっきりわかるのが、外気温2月下旬に一日だけ17度、そして3月上旬には3度という真冬並みの気温に戻るという大変上下した天候でした。にも関わらずA邸の1階のダイニングでは常に安定した20度前後を保ってます。つまり多少の外気変動にはほぼ影響を受けない家です。
次に緑色で囲った所は、太陽の日射があった時間です。新潟県ではこのように関東に比べ冬期に日射はありません。この少ない日射と3.6kwの太陽光発電パネルの条件で、よく月1万以上を売電したと思います。
その中で2月25日は9時間近い一日晴天の日でした。にも関わらず、室温はオーバーヒート(暑くなりすぎ)をしてません。これは、室内に使用した「全面漆喰」が普通のクロスだけの家に比べ蓄熱していることと、窓カーテンが1階は閉じられていた事が原因と考えられます。←この事は以前のブログで指摘しております。 またエアコンによる床下暖房の緩やかな暖房方式が良いのだと思います。
また測定した地点が吹き抜けを持つダイニングの1階である点も原因の一つです。しかし建て主さんからは、「オーバーヒートで暑くなりすぎた記憶がない」とコメントがあるとおり、実際も暑くなかったのでは無いかと推測できます。オーバーヒートはしていないのは良いのですが、太陽光が室内温度に積極的に生かされているかどうかが今ひとつ不明です(次回検証できる機会があれば測定してみます)。オーバーヒートしていない原因が漆喰の全面採用による蓄熱であればこれはすばらしい事です。
ダイニングの湿度は以前もお伝えしたとおり、50%~55%と最適範囲で推移してます。時間的に細かく見ると、人が活動する朝と夕方に湿度が上がる傾向があります。普通の高気密高断熱住宅の湿度が40%から45%せ推移することが多いなか10%も高いのは、
1.全熱交換型換気扇をメインに設定。
2.竣工後間もないため、工事水分(漆喰やPB)が残っている。
の2つが考えられます。
全熱交換型換気扇については賛否両論ありますが、夏のエアコン使用時の快適性と、冬の過乾燥解決を考えると全熱換気扇を選びたいと現在考えています(新潟)。勿論全熱型換気扇の弱点の匂いのリーク(短絡移動)のため、トイレと浴室は局所換気扇としてます。これら二つとも現在の使い方であれば短時間ONで全く問題ありません。
トイレは使用後3分でOFF。浴室は使用後冬期で2時間、夏期エアコン時で4時間、中間期で連続運転です。経験上これでいつも乾燥状態を保てます。
全熱交換型換気扇とは・・・一般に顕熱型換気扇と言われる湿度の交換はしない空気温度だけの交換をする換気扇が推奨されている。全熱換気扇は、空気の熱の他湿気も交換できる換気扇。顕熱換気扇が主流であるが、これは20年以上前のR2000住宅の頃、顕熱換気扇が優れているとの案内がされたため。ところがR2000をはじめとする高断熱仕様の国の殆どが、日本とは違い夏期は乾燥している地域であり、夏の除湿には興味が無い地域であったためと言われている。そこで今再び全熱換気扇が注目されるようになった。
この実測が示すとおり快適な居住空間である事は言うまでもなく、3月(2月24日から3月26日)の光熱費総額が9千円で済んだ事はすばらしい事実です。
ここ数年いつも申し上げておりますとおり、10年後の低炭素社会の公約(CO2削減家庭用50%)と20年後訪れるであろう化石燃料枯渇の高騰に対応できる超高断熱住宅を益々声高らかに今後も勧めて参ります。
凄くドキドキしてます!
これは、先月分の実際生活されているA邸(新潟市中央区)のオール電化住宅の光熱費総額です(お湯や照明、TV、煮炊きも入っている)。なんと太陽光発電3.6Kwと普通の大きさでこの3月は光熱費がマイナス(お金が戻ってくる)になりました。それも家中暖房(20度)の家です。ここから割り出すと24時間
家中暖房の費用は・・・たった
月当たり3,000円!!!!
家中暖房24時間20度(18~22度)ですよ。
画像をクリックして大きな図をご覧ください。A邸実測です。こんなに家中快適な温度湿度で月3,000の暖房費!!想像できたにも関わらず実際に見ると私も驚き。
3000円で3月のこの今年の寒い季節を暖房できるなんてもうマジックです。この家はSSプラン超断熱住宅です。この3月は特別日射があったわけでもありませんし(日射時間は月80時間)、寒い位の3月でした。そして2月の暖房費も4000円!!特に省エネ生活したのではなく、家中20度の快適な生活でです(無駄は排除してますが)。
さて世の中高気密高断熱住宅数多くあれど、このように暖房費を公開しているところは少ないはず。それは実態と宣伝文句が違う事が多いから・・・。当事務所では言ったとおりになります。
この超高断熱SSプランは凄いです。オール電化住宅で電気代が一番高くなる2月、3月でとんとん。と言う事はこれからの暖かく晴れの多い季節は電気代が帰ってくる(太陽光発電は3.6KWと普通)ただ以前のブログの太陽光発電の生かし方で説明した事を実践し、晴れた昼間は特に電気を使わないようにしていただけです。←重要。
さてこれで完全ゼロ光熱費住宅が簡単にできる事が証明されました。そして今度はゼロエネルギー住宅です。もしかしたら、このA邸で実現可能性の証明ができるかも・・・。
今床下でHEAT FACTORYが稼働中なので、ある程度効果が期待ができ、給湯器がエコキュートになったときにゼロエネルギーは達成できるでしょう。このHEAT FACTORYは現在新潟県立大学にご協力頂きその効果を実測中です。結果をお楽しみに。
しかしこの電気料は驚異的です。これで温水器が電気ヒーター式(A邸)ではなくエコキュートならもう30002000円は削減できるかもしれません。すると3月の寒い時期オール電化電気代総額が7,500円!!←生活スタイルや人数で変わりますが。
超高断熱は地球の温暖化防止にも貢献しますし、何より建て主さんの懐に貢献します。
さて、先回推測した暖房費用ですが、
一日8時間床下エアコンが全開で運転していたとして
① 8時間×1.5Kw×7.5円×31日=2,700円・・・床下暖房(蓄熱)
② 1時間×0.5Kw ×27円×31日=420円・・・補助暖房(適時)
月あたり①+②=3,120円・・・実際と同じ金額ですね。
となり上の請求書と同じにになります。ここまで科学的に算出できます。
勿論建て主さんは今日も「裸足」でくつろいでいらっしゃいました。
凄いです。SSプランの超高断熱住宅!!
そしてそれをためらわず選ばれたA様!!
QPEX(キューペックス)という非常に優れた安価なソフトがあります。このソフトは北海道の室蘭工業大学の鎌田研究室で開発され、建設会社や設計事務所が、高気密高断熱で計画した家の熱損失係数Q値や暖房費をシミュレーションできる大変優れたソフトです。しかしソフトは使い方を間違えるとただの机上の空論になりますので注意が必要です。
QPEXは私も利用しており、これをつくりだして頂いた鎌田先生始めそのスタッフ、また新住協さんには敬意を払いたいと思います。だからこそ間違った使い方で評判が落ちないようにいつも次の点に注意をしております。
以前も少し触れましたがこのソフトを使った時に普通の建設会社さんや設計事務所が間違えやすい所は、シミュレーションした家の生活方法や周囲の環境が因子として入力されない事です。
Q1住宅を造るために造られたQPEXは、熱損失係数と共に窓から入る日射を加味(暖房エネルギーとして加算)し、暖房費をシミュレーションします。
Q1住宅とは、暖房費が次世代省エネ基準の断熱性能で使用される暖房費の1/2(本州では1/3)以下になる家が目的です。非常に合理的かつわかりやすい家造りです。そしてQPEXはその目的を達するツールとして使われます。しかし生活スタイル、生活条件、周囲の環境因子が違うので実際の暖房消費エネルギーと必ずしも一致しません。
生活スタイルと生活条件は設計者がコントロールできないの仕方無いのですが、周囲の環境因子は設計者が一番わかります。しかしこの事を間違える方が多分いらっしゃると思います。それは・・・
Q1住宅を造るために造られたツールのQPEXは、熱損失係数と共に窓から入る日射を加味し、暖房費をシミュレーションします。ところがこれを建設会社さんは鵜呑みにして、このツールで計算すれば暖房費が1/3になると思い込んでしまう事が問題ですし、そのように説明している事を見かけます。先に申し上げたとおり、このソフトは窓から入る日射を勘案してます。よって南窓はカーテンがない方が殆どの場合は暖房エネルギーの削減ができます。そこでソフト入力条件でカーテン無しとすることが多いと思います。よってレースカーテンや普通のカーテンを実際閉められると日射が計算通り期待できなくなります。また西窓や東窓からも日射を期待してますが、冬の低い高度の太陽では、お隣に家が並んでいる場合は、1階にはまず日は差し込む事はありません。この部分はHPのコラムに記載しましたのでご覧ください。
「野中の一軒家」であれば、このソフトのとおり日射熱が家の中に入り、結果暖房費が削減されますが、都市部の家ではトップライト以外何らかの日射阻害があります。ですので暖房費削減が「野中の一軒家」のとおりなるはずがありません(常識的生活で)。新潟県の都市部では一般的に60坪、大きくても100坪、都市部では45坪の敷地は珍しくありませんし、住宅地の道路は6mが普通です。すると家同士はほぼ向かい合わせで、隣との隙間もなく、窓の先に窓があったりします。ですので窓にレースのカーテンは必須です。また関東圏では防犯上家の中が見える事を極端に嫌います。留守中や夜は雨戸を閉め、昼の在宅時にはレースカーテンで視界を遮ったり、面格子がついています。
多くの工務店や建設会社さんは、実生活や家の建設される周囲の環境条件を考えません。私を含め暖房費マニアや超高断熱マニアは、エコや省エネのためなら、近所から見られようがカーテンは開けっ放しでがんばれます(特に男性。女性は防犯上心理的に無理)。通常は見えるところに隣家があればカーテンを閉めます。全ての人が「近所から見られる事に対し平気」という感情を持ち合わせていないのですね。また天気が良ければ良いほど閉めたがります。直射日光は眩しくて、冬でも日差が直接当たっている所は暑くなるので「感情的」に閉めます。これを全否定できません。「Aさんの家は開口部から日射が入るのでQ値1.6でも暖房費6万/年しかかからないよ」とはいいきれないのです(無論言い切れる条件の家もあります)。
拙宅の家(夫:省エネマニア)でも3月20日の晴天日は南側窓にはカーテンが・・・窓は3カ所も窓が開けられていた。
ですので希望する断熱性能(熱損失係数)は、窓条件を建て主さんと良く会話をしながら理解してもらう事が重要です。できない場合は、悪条件で安全側に考える事が良心的と思います。
高い性能を求める家ほど設計者は全体を把握する思慮が必要です。こんな便利なQPEXソフトを正しく活用し良い家造りに励みたいと思います。