全館空調と除湿のこと

「緑の家」では新潟県内で初めてデシカを装備した家の建築工事が5月から始まる。デシカはすでに何棟か設計しているが、新潟県内では初となる。さて今回デシカを使うのはやはり「除湿、低湿度空間」をほぼ完璧に行ないたいと建て主さんからのご要望。それでこれから紹介する過去記事を思い出したので再褐する。

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原村の家 その後

緩やかに斜面なりに周囲が整備され今後の庭が楽しみである。以下写真は全てスワテックさんによる。

耐震等級3、超高断熱UA値0.16w・m2kというG3を楽々クリアーする性能で2月に竣工した原村の家であるが、当時はまだ真冬で外構工事はできなかった。4月に入ってようやく外構工事を開始したと施工会社さんから写真が送られてきた。

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無難な透湿防水シートはあるのか。

表題の「防止」→「防水」に修正。

昨年タイベックハウスラップが廃番となった(2020年撮影)。

「緑の家」では過去殆どの家で透湿防水シートは「タイベック ハウスラップ」(以下タイベックとする)であった。ところが昨年タイベックが生産中止なりタイベックシルバーに統一された。それは良いが価格が3倍近くにもなり、現在の多くの「緑の家」では昨年からフクビのスーパーエアーテックス等タイベック以外となっている。そこで悩む・・・。

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断熱義務化にむけて危惧する事 2 無難な防湿シートとは。

4月13日10時14分 書き忘れがあったので緑字を加筆修正
9月15日 防湿(気密)シートの31年後の目視した結論を加筆

あの透湿防水シートの代名詞であるタイベックが熱劣化をおこし25年後にはぼろぼろになっている。

結論は・・・現時点では家の重要性能である内部結露防止用の防湿シートは、50年の実績ある別貼りポリエチレンフィルムを貼った上で気密測定を行うことが最も無難な施工であると言える。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2023/06/29/post-52686/

・・・と先回申し上げた。が、超高断熱住宅を取り組んでいる方の中で最近の考え方は、ポリエチレンフィルムは過去のものとうつっているように見える。しかしあえて強く言うが可変性調湿シートを使うのはまだ早計と私は考えている。

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三国街道の家(土間キッチンの家) 完成2

土間キッチンの床は良い感じになっている。真ちゅう目地には同じ金属系あえて古いタイプのアルミ製鋳物のフロアーコンセントをご指定された。

現在のところ土間キッチンの床にヒビはない。色もすこし薄くようやく乾き始めた。ある程度乾くまでは1ヶ月ほどかかる。

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完成間近 土間キッチンのある「緑の家」3

ダイニングテーブルを置くと天井の高さがわかり土間キッチンの雰囲気がでる。あぁー土間キッチンはやっぱり良いね。

一昨日予備チェックに伺った時にどうも土間キッチンの雰囲気がでていない。そうだ、やっぱり食卓・テーブルがないと感じが出ないことに気づき、急遽「otomo vie cent」のアトリエ棟の机を借りて設置した。

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築130年のotomo vie cent リノベ その25 新潟の春

ドレン水が凍り付く屋根上と霜で真っ白に覆われる「otomo vie cent」周囲。

昨日は定休日の月曜日だったので「otomo vie cent」にいつもの奉仕活動してきた。放射冷却だった明け方は屋根の上でエアコンのドレインが氷結し、田んぼも道もまるで雪が降ったかのように霜で真っ白となる。

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シンボルツリーの位置決め

モルタルのグレーと木とステンレスの不動の組み合わせ

こちらは玄関手すりの止め金具でステンレスボルト。金物をそのまま見せるのが好きである。あぁ、今回だけは雨模様の工事監理となる。

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様々な価値観

黄色い粉を振りかけたようなルーフ

今週からはれてマスクの判断が個人の裁量にゆだねられた。元々マスクをしなければならないことは法的な義務ではなかったので、この言い方には少々違和感があるが、まずは3年前の思考に戻ることが出来る下地が出来てきた。

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小新西の家 基礎完了

いつもの基礎であるが、今回の基礎形態には想いがある。ハンチ部分は50KN(5000kg)の引き抜きがかかるのでM16が2本分の余裕を基礎に持たせる工夫。

「緑の家」の基礎を真上から俯瞰する。新潟市で2件の用事があったので久しぶりにこのタイミングで小新西の家の現場に伺ってきた。

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名古屋の家 30cm外壁の模型完成

2024.03緑字加筆

住宅密集地に計画される名古屋の家。このためAsグレードの家であるが庇は小さめ。

昨年暮れには基本設計が出来ていた名古屋の家であったが、当事務所のスタッフ不足で2ヶ月遅れで模型がようやくできあがった。

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原村の家 完成番外編

2023年3月4日 記事の内容に一部間違いがありましたので訂正しました。

1月のとある日に工事監理で原村の現場を訪れていると、現場にいる人が口を揃えて「建物の南側と北側の気温が数度違う」と言う。

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UA値0.16w/m2kの実力。氷点下6度でも床下暖房の応用で暖かい床 ①

2階の主居住空間の半分弱しか床下空間がない。このため一階の倉庫を暖め擬似的に床下暖房としている。

原村の家では床下エアコン暖房の新たな試みとして、床下ではなく一階の倉庫天井を貼らずに暖めることで2階の床を暖めるという応用を行っている。

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