住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し ・・・その5 エビデンス

今年出版された耐震リフォームの要となる「接合部」の評価方法の考え方。それでもまだ「案」止まり。

2年以上前に↓のブログを書いた。賛否はあれども建物構造的な欠陥であればそれは認めなければならず、否定すれば現在の構造検査の義務化の大義は薄れる。

住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し<br />・・・まとめ
今までリフォーム・リノベーションは強くはお勧めしないとの理由が 1.耐震性が担保出来ない、 2.それ...
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雪のない地域での耐震計画は・・・

2箇所もコーナーサッシを設けた2階のプラン。内部耐力壁は必要無いが、念のため1P 設ける。

現在熊本県に計画中の「緑の家」の基本設計を行なっているが、積雪がある新潟県と富山県の「緑の家」の計算の後だっただけに、拍子抜けするほど難しくない耐震計画である。

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気密シートとタイベックの継続性

断熱はBグレードであるが、サッシはAsグレードにしてAsの基礎外断熱も採用し、最も効果的な断熱強化を行なっている井岡の家。

長期優良住宅認定(耐雪1.5mで耐震等級3、Ua値0.24とG3クリアー)で現在施工中の刈羽村の井岡の家に昨日伺ってきた。目的は耐力壁の4回目のチェックと、気密シートチェック。

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構造用合板を定尺のまま使う

構造用合板が高い・・・。一年前の倍ちかい値がついている。そんな事で「緑の家」の地震に対する耐力壁は、数年前の仕様に戻して筋交い(壁倍率4倍)を中心として更に半分は真壁合板(壁倍率2.5)と同時に設置し、耐力壁倍率6.5と一般的なMAX7にほぼちかい。これは井岡の家が耐雪1.7mで耐震3等級という高い耐震性を要求するからである。

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ZEHの功罪で太陽光発電パネルの重さ

記事とは関係ないZEHのイメージ写真。

ZEHとはについては幅広く知られているので省くが、簡単には太陽光発電パネルを載せた僅かに断熱性能が良い家のこと。太陽光発電パネルを載せないとZEHにはならないが、この度国交省がようやく太陽光発電パネルと断熱材等の重さによる地震に対しての影響を検討しているとのこと。・・・遅いだろうと思う読者が殆どだろう。

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井岡の家 上棟とスラストの事

やはり既存母屋より基礎高の分だけ高くなる新棟。

今日、実質上棟となった井岡の家は、当初長期優良住宅の取得は行なう予定は無かったが、政府の施策の補助金が急に決まったので耐雪1.7mで耐震等級3で長期優良住宅を取得している。突然の取得でも当然変更が一切無く耐震等級3で認定されるのが「緑の家」の標準仕様。

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刈羽 井岡の家 配筋検査2

あぁー 先週は県外も含めドタバタしておりアップ順番が逆になってしまった。本来コンクリート打ち込み前の記事なので5日間放置してアップロードし忘れたので今日アップする。

先日配筋検査を行なった井岡の家で2回目の型枠・配筋検査へ伺った(4月14日)。

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大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律

運動エネルギーを熱に変えるブレーキと制振装置は同じ。

近年、木造住宅でも地震に強い住宅として「制振」というキーワードを目にするし、そのようなご質問も受けることが多い。制振と耐震の違いは何だろう?また制振があれば地震後の気密劣化はないのだろうか?など疑問に思う人が多いので少しだけ解説する。

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今朝白町の家 防水チェックと梁の断面係数

間違ってフィルター加工撮影し4隅が暗くケラレした写真となってしまったが、この日差しは春。

数日間、春の日差しが降り注ぐ新潟県だが長岡市ではまだ雪が残る。今朝白町の家では、敷地内の雪処理を特にしていないのでまだ1.5mくらいの山になっている。

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耐雪2.5m今朝白町の家 防水と外壁材の厚さ

「告示」の準防火性能を「省令」と記載したので訂正 02/23

耐雪2.5mである今朝白町の家は、豪雪地の長岡にある。今年は小雪で最大積雪量は1.1mくらいだったので工事には大きな支障は無い。とは言っても現場は毎朝雪かきから始まる。

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超高断熱の等級7を設ける前に国が決める   構造チェック

パッシブな暖房で考える伊達の家 4 超高断熱と構造の関係
日頃から住宅の設計で一番大事なことは 「構造」の安全性 と申し上げております。 ここで「緑の家」が超高断熱住宅を...
5年前(2017年)の上のブログを読んで頂ければ今回の記事がよくわかる。

ZEHの普及に伴い、

1.断熱材が厚くなり重い壁、天井
2.窓がトリプルガラスで重い
3.太陽光パネルの設置で屋根が重い

ことが明らかになり従来の建物重量の条件では耐力壁が不足する例がでてきた。そこで国交省は2025年の断熱義務化に伴い、原則木造2階建ての構造審査を行政で行なう方針に決めたらしい。

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建築士の定期講習の効果

3年に一度の講習会で使うテキスト・・・

平成17年に起こった耐震偽装(姉歯事件)は私たち建築士にもはかりない影響を与えた。その一つが建築士の定期講習である。昨日一日8時間この定期講習で拘束された。

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長岡市 今朝白町の家 地鎮祭

お昼時分なのに日陰の占める割合が多い典型的な町屋の細長い敷地。

先週、長岡市の今朝白町の家の地鎮祭が執り行われた。私は先約があり地鎮祭に列席出来なかったので、設計担当のスタッフMが参列させて頂いた。

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業者は教えてくれない、耐震性と垂直積雪量(設計積雪量)の重要なこと

これは新潟県のある長期優良住宅を取得した「緑の家」の耐力壁位置図である。この「緑の家」は設計積雪量が1mで耐震等級3の性能をもつ。この建設地域は1mの積雪が最低の垂直積雪量として決められているが、この建物を垂直積雪量が2m以上が標準の三条で建てようとすると・・・

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海抜0mでの高基礎の家 模型完成 

密集する住宅地内での建て替え。

一番最初にお目にかかったのは数年前だったかと思う。少し古い家を購入され寒さは無論あるが、それより耐震性がほとんど期待できない状態であったため建て替えを決意された。やはり耐震性の確保は最優先される家の原点である。

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無難な小屋裏とするために

これが「緑の家」の小屋裏空間となる。大きな空間は熱と湿気のバッファー空間にもなり、とても無難な換気方法。人が容易に上がることができる小屋裏。

昨日清五郎の家の耐力壁検査に伺ってきた。その時に同時に大スパンで耐震等級3を取得するためにほぼ必須な、桁上合板の釘打込み状況も確認した。

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悟り・・・基礎断熱の熱損失から 

基礎断熱の熱損失評価が約7倍悪くなった・・・が特に何か支障があるかというと・・・実務に影響はほとんどない。評価が変わっただけある。一方既に住んでいらっしゃる建て主さんにおいては全く変わりないという事になるだろう。

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付加断熱と金塚の家でみる 断熱材の事 

充填断熱の終っている壁。右は内部耐力壁合板貼り。

先週金塚の家内部耐力壁のチェックに伺ってきた。
外部防水チェックも同時に行えれば効率が良いのであるが、内部の耐力壁が見えなくなるとのことで、そのためだけに片道90kmの雪道を往復する。

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無難とは「難がない」という凄い事。
屋根の架構方法とプランの関係

5年前に「『緑の家』は無難な家を目指す」と宣言している。

周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。

2023年08月23日気密シートからの湿気流入の写真を更新

先日「プラスチック系付加断熱と内部結露」とのブログを2つアップしたが、高断熱高気密が得意な会社は構造用合板の耐力壁をさけ、新建材合板(ダイライトやモイス)などを耐力壁に使いたがる。しかしそんな会社でも桁上合板や勾配天井の水平面剛性をとる合板(野地板を含む)にはその嫌っている構造用合板を厚物で野地板として平気で使う・・・この矛盾は?これはダブルスタンダートなのか。

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船橋市坪井町の家 配筋検査

これで8時台の東京行き指定席。終点までかわりなかった。

今日は配筋検査のため東京経由で千葉県の船橋市に伺った。その行きの新幹線指定席は、今でもガラガラである。平日はビジネスで一番使いそうな時間なのにやはり影響はまだ大きい。怖がらず普段の活動をそろそろ行うべきと私は思うが、責任を負う人はそれを怖がる。気持ちは理解できるが・・・。

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超高断熱 窓のデザイン 取替え枠有りのサッシ

住宅関係者でなくともこの窓が他の家と窓の納まりが違う事がわかるだろう。奥まった枠付きの窓が外壁を取り壊さなくても交換が可能なデザイン。

昨日連休前に白山浦の家の工事監理に行ってきた。
「緑の家」の特徴として超高断熱だけではなく、高性能サッシにいつでも外壁を壊すことなく取替えられる仕組みを11年前から取り入れている。地味であるが、超高断熱に15年ほど住むとなるほどと実感するはず。

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リフォーム・リノベーションの耐震診断として新たなツール

2年前に紹介した国総研(国交省)でとりまとめた「共同研究成果報告書 木造住宅の耐久性向上に関わる建物外皮の構造・仕様とその評価に関する研究」は1800ページを超えるとても濃い内容で、これさえ読み上げれば、高耐久が期待できる家造りをマスターする事が可能である。そんな国総研から再び濃い内容の資料・ツールが2019年11月に発表された。それが上の「木造住宅の耐震評価ツールを用いた耐震診断マニュアル(案)」である。

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