経験より歴史から学ぶ事

建築は経験より歴史から学ぶ事・・・

これはよく言われることわざ「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」でもあります。

このブログでも再三申し上げているとおり、

「軒の出の無い屋根はリスクが高い」

と申し上げておりますが、

最近は行きすぎた流行の省エネの方向の思考により、過去の歴史を活かさない施工や計画がこの屋根以外でも見受けられます。

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「て・こあ」でのある一日 九拾八 食器棚

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外形は終了。この後は引き違い戸を設置する予定。ほぼ丸鋸とカンナ、鑿でつくる。私がつくるのでやはり難しい加工は出来ないが、表面には釘がでないように工夫はした。普段使いの食器。

毎週月曜日奉仕「て・こあ」活動ですが、

今回は「て・こあ」で常用に使う食器棚を作ります(木材を加工してつくる)。 続きを読む


「て・こあ」でのある一日 九拾六 追い込み

この記事は12月17日の内容を2017年01月05日緑字加筆修正した内容です。
特に木果子の「果」は果実の「果」で、菓子の「菓」ではなく
古来、お菓子の原点が果実であるという語源からきています。 当初木菓子と記載しご迷惑をお掛けしました。

 

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昔は白熱球、今はLEDの光の違いはあるが人を迎いれる灯火の役割は100年前と同じ・・・。今年からガラス戸の雪囲いは裏山の竹で造る。

今週の「て・こあ」は24時間照明が消えることない日が3日間・・・つまり週の半分は夜通し仕事をしていたようです。 続きを読む



最新写真による事実 床下エアコン使用住宅内の床下の汚れ

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建て主さんが掃除して送ってくれた貴重な写真。入居してまだ一年目のゴミは埃と綿埃が主・・・。つまり床上と変わらないゴミの種類。

年末の大掃除時期だからこのような写真のアップをお許しください。

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床下エアコン暖房の事・・・その2 床下暖房は省エネではない!東大学位論文から

まずこの博士論文をご紹介します。

その1でご紹介した2014年のブログの記事の査読論文。この論文で博士の学位を取得された井口博士の論文の全文です。

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/59574/1/B17956.pdf

今でこそ受け入れられるし読み応えがあるでしょう。これで2014年の論文ですから研究は少なくとも4年前の2010年から行われていたと思われます。もう6年経ってからのようやく一般的に知られるようになりました。

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予言は当たる!床下エアコン暖房の事・・・

2017年1月18日緑字加筆修正

「緑の家」が旧Q値0.9の超高断熱住宅を宣言してから早10年になります。宣言当時のブログが下に今も残っております。↓こんな古いブログを大事にしている設計者は少ないと思いますが、これが一番大事な、大事な・・・実務者であり技術者としての実績なのです。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2007/04/06/post-0/

この時(2007年)は20年後にきっと旧Q値が0.9が当たり前になる・・・と言っておりましたが、その予言が当たりそうです。今はZEHが脚光を浴びておりますが、そのZEHの断熱性能更に半分の「緑の家」のような超高断熱住宅がきっと10年後には良い家の指標になるでしょう。 続きを読む












床下の危険性・・・素直に認めたい。

床下は時限爆弾、最後は不衛生になる

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清潔さが一目でわかる高基礎。ユニットバス下の配管までキッチリ見える。

基礎断熱している設計者は・・・

「方針転換」とか「過去は誤解をしていた」

とはっきり言って、

「緑の家」20年間標準仕様である高基礎と同じ、全てが目視できる「高い基礎」にすれば解決すると思います。

「え・・・何のこと?」 続きを読む




もう少し紹介を 建築学会論文より

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クールチューブ・クールピットの空気汚染については数年前のブログで取り上げました。今も学会にはクールチューブ(アースチューブ)・クールピットに関す る空気汚染の研究論文があります。その論文を見ると、空気汚染の可能性がある・実際空気汚染しているとか、全く空気汚染はないとか様々です。

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夏期の通風は間違っているのか?

夏期の通風は間違っているのか?
それでは日本の過去の家は全てダメだったのか?

とのご質問があります。

その前に通風ってググると

痛風とは、血液中の尿酸の濃度、尿酸値などが高くなることによって、主に関節部位へ腫れや炎症を発症する障害です。」

等と検索されますが(笑)、ここでいう通風とは窓をあけ風を通して涼しくする手法です。

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基礎断熱の危険性・・・ 学会論文から 

地域性(田園部、都市部も含む)がある事を強くお伝えします。←2017年1月加筆

今日が学会の大会最終発表日。それにふさわしい論文を読者に紹介。

今日で最終日になった九州で行われている建築学会の大会ですが、その最後ふさわしい論文をご紹介します。紹介する論文は今大会の選抜論文です。

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「緑の家」のエアコン 新たな空調計画 2016年版

2016年08月26日 表修正(顕熱換気除湿量修正)

この夏「緑の家」で室内の環境を実測しております。そこで今後の「緑の家」でのエアコンの設置計画が決まりました。エアコンはその特性が機種や時期によって変化するので今回は2016年版として2011年から5年後の変更計画です。

高い性能の高気密高断熱の家において、多くの設計者がエアコンの設置方法を計画するとき、主に冬の暖房時の暖房負荷を考えてエアコンを台数や位置を決め、冷房には緻密な計画をしないと思いますが、新潟県ではそれだけでは不充分で有るということがはっきりわかりました。

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お盆中のこと

浅間家の菩提寺は三条市の本町にある下の三条東別院の前にある輪宝寺です。

屋根全体が避雷針となっているらしく、この100年で何度か落雷はあったと思われる。

輪宝寺は鉄骨3階建ての最近のお寺の外観ですが、この東別院は火災で焼失後の明治39年(1906)に再建され102年を迎えます。木造で最高高さが25mを超える特殊建築物で、その壮観な屋根は地方の寺院としては圧巻です。

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家庭汎用エアコンの特性が変わったのか・・・

2年前から再熱除湿を止めるエアコンメーカーが増えてきております。これは先回2016年のお勧めのエアコンでご案内したとおりです。そして「緑の家」にお住まいの皆様から最近このような話を多く聞くようになりました。

「主冷房用エアコンを冷房運転にすると湿度が下がりにくい・・・」と

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西大崎の家 完成 その3

Ua値0.25w/m2kの超高断熱住宅

現在の当ブログの検索第2位が「冷房 床下エアコン」ですが、床下エアコンの冷房は以前から何度も書いているように薦めません夏季床下エアコンを使って何かをするなら除湿か再熱除湿運転で、冷房は薦めません。

超高断熱住宅と冷房・除湿・床下

西大崎の家は完成竣工したばかりで床下が高湿になっているので、完成見学会中は床下エアコンを使って再熱除湿運転をしておりました。
電気代の安い弱冷房除湿運転でも若干床下が冷たくなりますが、再熱除湿運転をすると床下内が24度くらいで維持されるため、一階の床温が下がらず一階での快適感がアップします。また梅雨時は床下を暖房運転することも今年から薦めております。

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昨日は前先生と1日一緒でビック発見!

移動途中の黒崎SAでミスト冷却が行われていたのでどんなに疲れいても撮影する前先生とソイルペディア社長佐藤さん。

昨日は朝から夜まで前先生と一緒でとてもビックな発見がありました。
それは・・・FRIR(フレアー)で撮ったある一枚の画像・・・。

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なぜ新潟県では夏期通風をしないのか 実測編6

8月1日緑字追記しました。

虫干をすると一瞬でRH(相対湿度)が10%も下がる。

「この押し入れのカビ防止は昔からある方法がとられており、それによってカビ害を防止しておりました。」・・・この説明です。

でも説明するまでもないかもしれません。
梅雨があけたら布団を押し入れから全部出して、布団と押し入れの内部を乾かす・・・当たり前の事です。

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なぜ新潟県では夏期通風をしないのか 実測編5

押入れには布団がつきもの。この布団や衣類が高性能の断熱材となる。

布団をいれている押し入れ・・・。

どこの家でも見る光景・・・

ここが床下の次にカビ発生となる場所です。

定説の北側ほどその可能性が高くなります。

ですがどうして押入れがかびるか深く考えている家の設計者は大変稀です。

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