新潟の家 なぜ自然、気候を無視した家を作るのか?

「どうして気候を無視した家を作るのか?」と書くと、

「えっ、オーブルさん・・・どういうこと?」

と思う方もいらっしゃると思います。

今回私が言いたいのは、折角超高性能な木製サッシを導入した超高性能住宅なのに「庇のない木製サッシは「早く腐朽してもいいよ」という使い方が最近特に目に付きます。欧州、北欧の庇のない住宅をまねるのは良いですが、日本の気候(特に北陸以南)は木の腐朽がとても早いのです。

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雪が多い時に思う。家に一番大切な事は耐震性!

知ってますか?

新潟で建てられる木造2階建ての多くが雪のない関東で建てられる耐震性と同じだって事を・・・。

「あたりまえじゃないの?」

と思われる方。

ではなぜ阪神淡路大震災後、瓦の家は屋根が重いので地震には不利と言われたのでしょうか?雪の1mの重さは瓦(引っ掛け桟瓦)の7倍以上もあるのに・・・ 

と言うことは雪のない関東の家と同じ基準で建てると地震に弱いのでは・・・

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新潟の家 もう超高断熱の家「しか」ない!

先回ご案内したように昨日撮影漏れした模型が一つ戻って来ました。

屋根形状と窓の修正を加えて完成です。

さて、オーブルデザインでは23年前から超高断熱SSプランの家を押し勧めて来ましたが、今期8棟は全棟100%超高断熱SSプランの家です。年間のお手伝いする家全てがQ値0.99W/m2K程度となるのは、多分県内では唯一当事務所だけです。

34年前は建築費用がアップする超高断熱のご支持を頂けるか不安もあったのですが、

原油枯渇危機の中、愛される資産価値のある家を今後も遺すんだ!

という強い、強い信念のもと、熱く語ってきました。

ご賛同頂けた皆様には本当に感謝です!!

こ・こ・ろ・か・ら・・・・ありがとう!

その性能にきっとご満足頂けます。

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20万アクセス・・・

最近のペースでは1月中には達成すると思っていた20万アクセス。今日のお昼過ぎに達したようです。

感謝です。心から 

ネット上でも広告、宣伝しておりませんし、本など執筆もしていないのにこんなに早く20万を達成するなんてビックリです。応援していただける方、いつもおこし頂ける方、改めてお礼申し上げます。今後も正確な情報を心がけ精進いたします。


新潟県でのエアコン暖房の使い方 2011年編③ 今年の雪と気温

今日の明け方三条市では氷点下6度と今期最低を記録してます。9時でもまだ氷点下2度くらいですが、外は思ったほど寒くはありません。風が強い0~2度くらいの気温の方が寒く感じます。

さて、三条市では降雪量が多くなって来ました。特に事務所建物の屋上では80cmくらいでパラボラアンテナは雪の中。エアコンの室外機も埋まりそうです。

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新潟の家 冬の景色 

この写真をみてほほえまない人は少ないでしょう。

是非クリックして大きくして見てください。

雪の妖精のいたずらですね。

そういえば西洋の絵本(言い方が古っ)ではこんな形の帽子を被った人がいました。

きっとこんな景色をみてまねしたのかな?

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新潟 自然、天然素材と超高断熱

お気づきですか?

最近やたらと「原油が1バレル100ドルになった・・・」とか

「国内で資源が見つかった」とか

「東シナ海のガス田が重要とか・・・」

「メタンハイドレートが有力とか・・・」

改めて感じましょう。日本では1億2千万人以上いる国民が消費する資源を殆ど輸入してます。

だから大事に使いましょう。

そしてちょうど老後生活を迎えるその時のために備えましょう。

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新潟 超高気密 超高断熱の家 いよいよ明日見学会 (バスツアー)

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23日のバスツアー

多分こんなバスでお待ちしております。

今回ご応募して頂いたにも関わらず、満員でお断りさせて頂きました皆様には、この場を借りてお詫び申し上げます。予定定員巾を目いっぱいにまでにしたのですが、それでもご期待に添えることができませんでした。申し訳ありません。

尚寒い中、足を運んで下さる皆様には関係スタッフ全員を代表してお礼申し上げます。

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耐雪2mの「緑の家」 SSプランの美沢の家

今外壁を貼り始めた真っ白な外観となる「美沢の家」です。

スノーホワイトと呼ばれる真っ白。
潔い色です。

断熱材不足により一時工期の目処が立ちませんでしたが、昨年中にネオマフォームをフェノバボードに、ハイRをフルカットサンにすることで解決しました。性能、特性は全く同じ物で、メーカーが違います。

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新潟の家 太陽光発電パネル設置の注意

町で見かけた風景

多分後付け太陽光発電パネルの設置だと思います。

太陽光発電パネルは表面がガラス質。

よって大変滑りやすく上の写真のように雪は滑り落ちます。

きっと住人は雪の落ちる「ドスン」という音で結構驚いたと思います。

落下場所がこのように下屋であっても、赤丸のように積雪量が1mを超えると危険です。普通の家の設計は均等積雪1mで考えてますから、固まった雪で偏った積雪は、大変重く、バランスが崩れ思わぬ事故を招きます。

設置には十分注意しましょう。


自然素材「緑の家」 SSプランの豊栄の家

今週末の構造見学会の会場となる豊栄の家は、報道のされているとおり断熱材不足がちょっと心配ですがまずまず順調です。

なんか外壁を貼る前ですが、この下地ままでも綺麗な外観ですね。

軒の出が約800mmある(本当は900mm以上にしたかったのですが北側斜線で・・・)均衡の取れた外観は下地から綺麗です。

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新潟県でのエアコン暖房の使い方 2011年編 ②

ちょと今回は(も?)専門的です。

日本の家庭用エアコンは全てこちらの規定書で決められております。勿論最近流行の「APF」もこの一番左の書によって自分で計算もできます。3年前に発表した論文の時には、自分でエクセルにこの式を組み込んで、アメダスの三条市のデータとからめて試算したこともあり、懐かしいマニュアルです。

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地中熱利用・・・雪国では当たり前

最近新潟県以外の人のアクセスが多いのでこんな写真をアップします。

新潟県の人なら馴染みの融雪道路(地下水散布型)です。道から水が噴射されるのですね。結構TV映像でみる事も多いと思いますが、実際見ると不思議(格好良いかも)でしょうね。

住宅関連の方は、低炭素社会を目指して最近は地中熱を利用する事に熱心で、地中熱利用ヒーポンプを研究されている方が多いと思います。その意味において新潟県では以前から十分地中熱を利用しております。

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阪神淡路大震災と断熱義務化の遅れ

また今年も1月17日がきます。6000人以上が建物の圧死で亡くなった阪神淡路大震災から早16年です。そしてこの寒い時期だからこそ身にしみる「断熱の話題」を絡めて読み解きます。

建て主さんがお読みになると大変ショックかもしれませんが、多分本当の話です。

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新潟市での 最近の気温 

このグラフは一日の最低気温と最高気温をプロットしました。水色の最低気温が今年。ピンクが去年です。

1月に入ってから寒い日が続きます。昨年は大雪が降り大変だった新潟市の昨年の気温と今年の気温を比較しました。

すると、前半の今日までは今年のほうが寒い日が多いですね。今後の気候はなかなか予測がつきませんが、気温だけを見ると今年は平年並みでしょうか?明日も氷点下になり最高でも0度のところが多いと報道されています。

さて今後どのように変わるか推移を見守りたいと思います。


提言!LPガスをもっと安くすれば低炭素社会になるかも。


最近事務所の給湯器が壊れたので新調しました。

購入したのはエコジョーズという潜熱※も熱交換するガス給湯器です。
実は低炭素社会のポイントである「無駄をなくす機器」から見ると、現在の人気商品エコキュートとガスの潜熱回収型瞬間湯沸器は全く同じ効率なのです。

びっくりでしょう!

※潜熱とは水蒸気の持つ熱です。所謂、水の気化熱が潜熱に相当します。この水の潜熱は非常に高いエネルギーを持ちます。それを回収するだけで効率が15%も上がる・・・そういえばオーブルデザインの緑の家では、潜熱回収熱交換型換気扇を使ってましたね。

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Q値に関する断熱、換気の基本④ 番外編 風呂の換気

2013年11月27日緑字修正 お風呂場の乾燥はCFで

今の季節、入浴後の浴室の換気扇はどのように使いますか?

 実家のお風呂場室温と湿度。窓は全閉。換気扇はOFF状態。この時外気は1.2度で雪がちらついていた。

正月なので実家のお風呂を使う機会がありました。使用後どのように乾燥させているか聞いたところ・・・

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論より証拠 1月のバス見学会の家 SSプランの家は性能革命

2010.12.30緑字修正加筆、表の大きさ修正

これがSSプランの家の実力!!

超高断熱高気密住宅の全電気料金 生データ公開

※2月は太陽光発電故障のため発電せず
※電気代支払額は総電気料(給湯、照明、家電、通信、冷暖房空調全て含)
※今年度太陽光発電の売電単価は48円/KWです
※空調は家丸ごと冷暖房

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新潟の家から 新潟の年取り 

村上で塩引きを買いました。これは海で捕れた♂です。
三面川の♀は1/3の価格で、昔から地元の人が食べるのは♀の方と言ってました。

叔母が老健で年を越すので、先週会いに村上市に行って来ましたが、その帰り道の国道沿いのお店で鮭がぶら下がっていたのでつい立ち寄りました。

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新潟の家から 超高断熱高気密の家はバランス

家を建てる上でネット検索し情報を得ることは非常に簡単。いい世の中になったと思います。昔は図書館や書店などで「家」に関する本を購入。しかしどんなに購入してもいまほどの情報を建て主さんが得ることは不可能でした。ユーザーにとって素晴らしい進歩がこの10年でありました(但し書籍と違いネット情報はいい加減な物が殆ど)。

ところが良く勉強している人にとって逆に陥りがちな間違いがあります。それは・・・

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新潟の家 屋根の拘り・・・③ 重い屋根を支える柱の工夫

表玄関 町家であるため玄関や門は武家屋敷とは別物。玄関上部左右に神棚?があり写真のとおり土間は巨大である

最近はあまり他の建物を見に行かないのですが、先回お話ししたとおり「ワクワク」するもがあり渡辺邸の改築現場を見に行きました。そのまとめです。

時間の都合上、30分程度しかいられなかったのですがその時の興奮は建築士としての心がざわめくような「ドキドキ」で、大変興奮した一時でした。
因みにこの大変暗い工事現場内を撮影するため新たにコンデジを購入するほどの入れ込みです。これは後日紹介します。

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床下暖房&超高断熱の家 見学ツアー(構造見学会付)

先日同業者さんからお申し込みがありましたが、実際住まわれている方へのご訪問です。興味本位のお申し込みは当たり前ですが堅くお断りしております。

お待たせ致しました。この冬限定の
「超高断熱の家 見学ツアー&構造見学会」
(左の枠の「最新の見学会」のリンクに詳細があります)

を行います。一度も「緑の家」をご覧になった事がないか方、
この機会にその超高断熱の素晴らしい無比な暖かさをどうぞご体験ください。

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最近の事務所・・・②

 事務所が入っている築33年の建物。こんな古い建物でも足元には緑が建設当初から植えられております。
ようやくリフォームの足場も取れようやく普通な外観に・・・。工事中足場の悪い中ご来店頂きました皆様ご迷惑をおかけしました。

さすがに綺麗になりました。色も以前の薄い茶色ピンクからアイボリーベージュに変更。できるだけ明るい色で夏の日射を吸収しないようにとチョイスしました。

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新潟の住まい スキップフロアーの家 2m耐雪構造

長岡で建築中の「美沢の家」です。

耐雪2mで耐震等級2、スキップフロアーで超高断熱Q値0.97W/km2。何度か申し上げてますが、耐雪2mでスキップフロアーの構造安全性と意匠性の良さの合致は大変難易度の高い設計です。
また勾配天井のご希望があるなかでコストを抑えるため、垂木の断面は小さくし母屋と梁を細かく配置した構造です。なかなかの迫力の2階居間と空間・・・・

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とうとう長期優良住宅で偽装が・・・

業界ニュース最大手のウエブページには木造軸組最大手のハウスメーカーが長期優良住宅を偽装し、それに関わった建築士が行政処分(業務停止11ヶ月)されたと紹介しています。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20101214/544714/
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これだけの情報では支店全体で関わっていたかどうかはっきり記載がありませんが、「個人で16棟も偽装する経費(一棟あたり申請代6万+申請代行料20万=26万/棟・・・16×26=416万)を支出していたのかのように会社をごまかせたのか」にはとても疑問が残ります。大きい会社とはいえ会社に請求し着服していたとすればわかりますが、そうでなければ経理でわかりそうな事でしょう。その会社にとって400万位たいした金額ではなかったということでしょうか?横領があったとの報道もありませんし、発覚したのは内部調査ではなく行政が見つけたらしいし・・・。

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新潟の家 屋根の拘り・・・② 外部での木の使い方

   渡辺邸は石置き木羽葺き屋根が基本。

渡辺邸はお寺でなく豪商であるためか木の屋根です。無論、財力はお寺以上あったのに、瓦でなく木の理由はよくわかりせんので興味ある方はお調べください。

さて、木を屋根に使う事は一世紀前までは極あたりまえでした。そもそも今と違い金属やアスファルトなど大変貴重ですし、製造技術が無かったことが最大の理由でしょうが・・・

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