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床下暖房と超高断熱効果 その④ まとめ

Sdim0242天井には建築化照明。梁の表しの意匠を壊さない照明設備として設計した。窓の大きさは耐震性から逆算し、最大の大きさを確保。

その④は・・・
まとめとして少しだけ室内写真をご案内します。

少しだけとは・・・この写真を撮った時点では扉や家具などがまだできていませんでした。だから多くはご紹介できません。

内装写真はシグマ製SD14で撮影し、クリックすると大きな1600*1076(Jpeg高圧縮)画像です。

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床下暖房と超高断熱効果 その③

Dsc05350氷点下4度の中の完成見学会でその断熱性能の実力を見せた緑の家。関東の人には驚きの2mの積雪が凄い・・・でも普通の設計範囲。

床下暖房と超高断熱効果 その③です。

1階床下暖房と2階床下暖房を持つ「片貝の家」です。床下暖房をする家は新潟県でもオーブル以外にありますが、オーブルデザインの「緑の家」はそこにオリジナルとして

A 2階床下暖房

B 基礎を蓄熱材として利用(コスト1/3深夜電力利用)

という2つを計画しています。Aは前回のその②でご紹介しておりますので今日はBを少しだけご紹介します。

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床下暖房と超高断熱効果 その②

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片貝の家では、全ての居室で東に位置する山並みが見えるように、大きな開口部があります。そして居住部分のメインを2階にすることで更にその景観を最大限得ようとしております。

そこで床下暖房が2階の床下を暖められないか?との建て主さんのご要望を当初から頂きました。

私は今まで床下暖房の家は、1階は暖かいが、吹き抜けがあってもそれだけでは2階は暖まらないと知っておりますし、ましてやこの片貝の家は吹き抜けなどありません。だから・・・「2階床下暖房がメインになることは難しいが、補助的に床を暖められる」とお伝えし、この2階床下暖房計画が始まりました。だから2階の暖房のメインは2階に設置されたエアコン2台で、補助的に2階床下暖房となっております。

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床下暖房と超高断熱効果 その①

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昨日行われた完成見学会の時に様々な仕上げチェックを行いますが、今回は特に温熱環境のチェックを行いました。よって今回はいつもの内装の写真ではなく、温度表示が主という(笑)なんか家の紹介なのか、温度の紹介なのかわからない報告です。

まず今回のオリジナル床下暖房。これができるのが緑の家の発想の床下が1.4mあるからです。
Dsc05454
無論玄関のお掃除は欠かせませんが、玄関は家の中でも一番頻繁にドアの開け閉めで外気新鮮空気があることころ。その冷たい空気を吸い込むので熱交換効率が上がります。

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この暑い季節に床下暖房を勧める人= オーブルデザイン

Sdim7854写真は床下暖房標準のSSプランの家のものです。

先日「緑の家」にお住みになってから10年を迎えるお宅へお邪魔する機会がありました。建て主さんは家を造った当時は還暦くらいでそれから10年経っております。すると当時気づかなかったあることがわかったそうです。

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床下 エアコン 暖房 や床下循環で注意すること。 実体験編

Sdim8543 家の床下を見たことがありますか?

この写真は2年目のメンテナンスで、昨日床下の点検をした時に撮った写真です。
当事務所「緑の家」の床下は、照明が完備されているのでこのように明るいのですね。良く点検ができます。普通の家は床下で歩腹前進且つ懐中電灯なので、隅々まで見ることはできません。

「おや」  矢印の所に何かあります。

Sdim8547 なんと丸虫(ダンゴムシ)と蜘蛛の死骸です。それも大量です。この家は完成時気密測定0.4cm2/m2と超高気密の家で、基礎断熱をしている「緑の家」です。その隙間のなさは、普通の家の1/10以下ですが、それでも丸虫(ダンゴムシ)は入ってきます。周囲は田舎ではなく普通の近郊住宅地で庭も芝生が綺麗に揃っている家です。

もっとよく見回ります、すると・・・
Sdim8555 ふと足下をにはこんな名前もわからない虫もひからびてます。でも別に驚くことはありません。この状況は普通です。
私は「緑の家」の50件以上の床下に入りましたが、多かれ少なかれ必ず築2年で虫が結構死んでいます。

このように築2年でも基礎断熱のであろうと床下は、昆虫の死骸が沢山あります。この家だけでなく、暖かい高気密高断熱住宅は、越冬に虫が寄って来ることが大変多いと思って下さい。

しかし床下が照明完備で「明るく」、「自由に見廻れる高さがある」からこそ、気軽にこんな写真も撮れるし、「ああ、虫が死んでいる」なんて事もわかるのですね。
さすが基礎高さ1m万歳です!

気軽に入れない普通の高さの床下はどうなっている事やら・・・・想像したくないです。

この家は床下暖房や床下に温風を入れたり循環させたりしないので、この床下の空気が積極的に室内に入る事はありません。しかし床下空気を積極的に室内に循環させる家は、築2年目でこのような状態の空気を室内に循環させたいと思いますか?私はいやですね。

とにかく確認できない所の空気は綺麗だとは言い切れませんので、床下を何らかに使う場合は、このようにメンテナンスが気軽にできる基礎1mが最低条件です。

もし少しでも予算があるならそれは外壁の見栄えに使うのではなく、基礎を1mにすることに使いましょう。緑の家は過去12年間全ての家で基礎1mで提案しています。これが良い家を本気で奨める建築士の発想なのですね(手前味噌)。


新潟の家 高基礎の床下はヒートファクトリー 排温水利用実測①

1月に完成し2月から本格的にお住みになっている「緑の家」SSプランの超高断熱の住まいの実測データーには大変驚かされました。

そして今日はそのSSプランのもう一つの目玉である「Heat Factory&Strage System」の実測データのプレ報告です。

Photo_2 まずおさらいですが、

Heat Factory&Strage Systemは上の図のように高基礎の床下を、熱工場と大収納にするシステムです。大事なポイントは、SSプランのように超高断熱&高基礎と組み合わせる事です。

Heat Factoryの簡単な特徴は、いつも捨てているお風呂のお湯やシャワーの湯から、熱だけ奪い取って冷水にして捨てようと言う事です。もったいなから洗濯機に残り湯を使う方も多いと思いますが、その場合は浴槽のお湯だけしか使えません。ところがこのシステムは、お風呂場で使用した全てのお湯から熱だけを奪って捨てるので、お湯の熱が無駄になりません(もったいない精神です)。

簡単なシステムフローは、

「浴槽湯を捨てる、シャワーを浴びる」

「床下のタンクに貯湯される」

「次の日の湯張りまで床下で放熱」=暖房となる。

「浴槽にお湯をはる」

「貯湯されたタンクの中を給水が通る」=熱を給水に与える。

「貯湯タンクの下部水が冷える」
「熱が与えられた給水はエコキュート(電温)のタンクへ」

「お湯を捨てる、シャワーを浴びる」

「冷たい水がタンクから下部水フロー排水される」

となります。電気など一切使わないシンプルな構造です。この排水から次の湯張りまで22時間の時間差があるのがポイント。
もし次の日入浴しなくても、床下への自然放熱だけでもお湯から半分程度の熱エネルギーは回収できます。さてその実測結果は

2 床下への自然放熱(暖房)の結果。しっかりと周りの室温になるまで水温が下がる。

1給水への熱交換がされている状態。給水温度7度でタンクから出た時は12度から28度と最大20度の温度上昇。

上のグラフは3月上旬のある一日の貯湯タンク内水温変化(上)と、夕方の湯張り時のタンク内で熱交換される給水の入り口と出口温度を示してます。

どうですか?計画どおりきっちりと熱回収されているのがわかりますね。完成見学会で「本当に?」と言われた方、この結果をご覧頂けたでしょうか?

いずれも熱回収された部分は赤色です。まず20時間かけて自然放熱で床下に熱を放出します(暖房エネルギーになります)。更に湯張り時に、7度の冷たい水がタンク内の21度以上の中で熱交換され、12度から28度(タンク内温度に依存)まで上昇し、その後電気温水機やエコキュートに入ります。排湯タンク内にはこの給水で冷たく冷やされた冷水ができ、その水は下部に分離層を造りながら溜まります。その冷たくなった水を排水(オーバーフロー)させて1サイクル終了です。

お風呂の湯張り後直ぐに入浴、排水すれば冷たいままの水がオーバーフロー排水されます。少し時間ををおくと(2~3時間以上)冷たくなった水は、タンク周囲の空気で温められ温水として排水されるので、できれば湯張り→入浴→排水がスムーズ行われた方が効率はよくなります。しかし仮に温水として捨てられても、タンク周囲温度以上に水温は上がりませんから、当初の自然放熱分としては50%は行われます(下部分離水温はこれから解析します)。

また、排温水をいかにタンク内に拡散させないように入れるかはポイントで、施工時2回手直しを設備屋さん(新潟市の本間工業さん)からして頂きました。感謝です。

謝辞
本システム、改良、測定に助言を頂きました新潟大学のA先生、また機器設置、測定に多大なるご協力を頂きました新潟県立大学の坂口先生にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。


新潟の家 床下暖房の種類

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床下を暖める暖房(床下暖房)はすばらしい暖房システムですが欠点も多くあります。これは以前から当ブログやHPでもご案内してきました。この欠点についはこちらをご覧ください。

さて本題の床下暖房種類ですが、大きく分けると下の4つですね。

番号 名称 暖房方式 熱源 耐久性 ランニングコスト メンテナンス 取り替え
容易さ
設置
費用
A 蓄熱床下暖房 蓄熱タイプ   (深夜電力) ニクロム線等  ◎ 30年 ×
B 緑の家   SSプラン 蓄熱タイプ  
(深夜電力)
エアコン
(空気)
○ 15年
C 温水床下暖房 常時
通電タイプ
温水
(エアコン)

15年
△、×
D エアコン床下暖房 常時
通電タイプ
エアコン
(空気)
○ 15年

上の熱源は全て電気です。灯油タイプの床下暖房もありますが、既にランニングコストやメンテナンス性でメリットはありませんから、今後なくなっていくと思いますので記載しません。

新潟県で最も普及しているのがタイプAの深夜電力を使いニクロム線等で発熱、基礎コンクリートに蓄熱させて暖房を行うタイプです。このタイプは耐久性が最もあり一般には30年以上は十分使えると思います。但し今後この方式はその発熱方式がCO2を多く発生させるので次第になくなるでしょう。

Cタイプは最近のもので、お湯をヒートポンプでつくりそれを床下空間で放熱させるシステムです。一日運転させるのでBタイプより運転費が最大で3倍にもなる事があります。Aと同じようにコンクリートに蓄熱させるタイプもありますが、これはヒートポンプ効率が下がったりメンテの面で一般的ではありません。価格は高めです。

Dタイプは最近最も多いタイプの床下暖房です。所謂床下エアコン暖房と呼ばれてます。ほとんどがメンテナンスのため一階床付近にエアコンを設置し、温風を床下に吹き込むタイプです。手軽で簡単なの事が最大のメリットです。ただ普通の基礎ですと蓄熱は期待できませんし、床下内掃除ができません。運転は一日通電させるのでBタイプより運転費が最大で3倍にもなる事があります。

Bタイプは「緑の家」の方式です。高基礎と組み合わせて安価な深夜電力運転で蓄熱させるとCやDよりも1/3のランニングコストになる方式で、床下暖房の弱点を克服した暖房方式です。

細かい内容はこちらにありますのでご覧ください。


高気密高断熱住宅の欠点② 床下暖房とシロアリ 新潟の家から

Dscn6556 この写真は一昨年前に計画した「緑の家」の床下暖房で、発熱体を直接基礎に埋め込み蓄熱させる仕様の基礎築造前の写真です。勿論現在はエアコンで床下暖房するほうをお勧めしてますが、5年くらい前からこのような床下蓄熱暖房も行っております。

この写真は基礎スラブに発熱体(所謂ニクロム線)を入れ深夜電力で蓄熱させるため、そのコンクリートの温度は45度にもなる場合があります。いくら地中の断熱性能がよくてもこのこの温度では、地中への熱損失が大きいので断熱材を基礎の下全面に敷きこみます。

この写真の断熱材の厚さは50mmでスタイロフォームATを使ってます。この「AT」という選定が重要で、スタイロフォームの中でも「AT」だけネオニコチノイド系の防蟻剤を混入し断熱材自体にシロアリの食害を防ぐ効能を持たせています。「これにより断熱材がシロアリの蟻道やコロニーになったりする可能性がほとんど有りません」とのメーカー紹介があります。

無論可能性は0ではなく、多少の蟻害はあると想像できますが、大きな空隙ができることはないと思います。
ここが重要です。
多少加害があっても家そのものに影響を及ぼさない可能が高ければ、土に埋め込むことは問題はありません。また仮に蟻害があっても厚さ5cmですから、致命的な空隙ができるとは想像しにくいです。この家は埋め込む断熱材と家との縁が切れており、直接接しておりません。こういう配慮も肝心ですが、通常の施工では縁をわざわざ切ることは少ないでしょう。

しかしこのスタイロフォームATは普通の同等の断熱材の倍近い価格です。ですのでこういった防蟻性のある断熱材を使う工務店(建設会社)さんは多くありません。これは断熱材が地中に隠れてしまうので大きな加害があってもわからないからです。しかし大きな加害があれば、この断熱材を施工し蓄熱した熱を逃がさないように計画した意味がありませんね。

地中に埋められる断熱材がある場合は、必ず「防蟻性」のある断熱材かどうか確認が絶対必要です。
10年くらい前に基礎の下で断熱材のような発泡素材(防蟻剤無)を数十センチ埋め込む事で地盤改良する工法のメーカーが近隣県にありましたが、その時営業マンに

「その発泡材に蟻害はないのですか?」との問いに
「この材料はシロアリの食材ではないので蟻害はない。高速道路の路盤下地としても実績がある」
と答えてました。
しかし10年後の今の業界の統一見解では、

「シロアリは直接食べ物でない発泡性材料でも状況がよければ食べるし、コロニーも作る」

となってます。このことは昨日のブログのリンク先にしっかりと写真入りで解説があります。
http://www18.ocn.ne.jp/~union/131101.html

数十センチの厚さでシロアリの加害を受けたら怖い気がします。高速道道路のようにいつも補修ができるならよいのですが・・・。

このように地中内に設置する断熱材には細心の注意が必要です。当事務所は8年前に蟻害を受けてしまいその教訓を最大限生かし、建て主さんにご提案します。


高気密高断熱住宅の欠点 土壌型シロアリ 新潟の家から

このブログは1月25日の追加修正版です。

真冬なのでシロアリはまだまだ「旬」な話題ではありません。が、シロアリは今も活動している事が多くなりました。その理由は冬季の地表面(深さ2mまで)温度の上昇です。その温度上昇の原因が基礎断熱によるものであるとされてます。
基礎断熱は地面を断熱材とするので、数年で基礎の下の接している地面の温度が15度から10度くらいで安定します(常時湿潤土地を除く)。するとこの暖かさにつられてシロアリがやってくるとシロアリ駆除の技術者から解説がされてます。

これは全く同意で、拙宅の20年を迎える高気密高断熱の壁の断熱材や、天井の吹き込み断熱材の中に、おびただしい数の団子虫やゲジ、ムカデが干からびて死んでいます。彼らは「暖かさ」に惹かれ、越冬地として選んだのですがあまりに断熱材の中が乾燥するので春を迎えることなく死んだのでしょう。自然の中では木の皮の下や石の下が越冬地ですので、湿気は多量にありますが、高断熱高気密の断熱材の中は、相対湿度が20%から50%のところも存在するので干からびます。

基礎断熱を施すと間違いなく地中の虫を呼び寄せます。虫も越冬するのに暖かい方がよいに決まってます。あまり温かすぎて干からびたのは彼らの誤算でしょうが、とにかく暖かい事はみんな(昆虫も動物、植物も)好きです。
だからこそ基礎断熱では注意が必要です。特に次の工法で基礎断熱を施工するところは、今一度熟考が必要です。

1.基礎外に断熱材がある場合(耐白蟻剤含有製品を含む)。Dscn3757

2.基礎のコンクリートを2度に分けて流し込み作った基礎。 _sdi4497

3.玄関土間下(勝手口土間下、ユニットバス下)が「土」の場合。Pict0388_2

4.排水管が地面から見えないところで内部に引き込まれている場合。Pict0393

です。

オーブルデザインでは8年くらい前に一度シロアリに玄関内部のかまちとよばれる木材を加害され、それ以降この問題にはとても注意してます。理由については次回にします。

シロアリの詳しいHPはいっぱいありますが、上の4つを比較的わかりやすく偏りが少ないところは

http://www.skunion.ecnet.jp/

がよさそうです。無論当HPの

http://homepage2.nifty.com/arbre_d/kisodannnetu/01.htm

にもありますし、

http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/myhtm/dannetsu/dannetsu.htm

も少々主張が強いですが、いろいろな所でご活躍されている方が主宰の有名なシロアリサイトです(このサイトでは基礎断熱は結構悪者ですが知見は深いです)。

基礎断熱は温熱環境を考えた時はすばらしい方法ですが、一方でシロアリのリスクがあります。この部分はコストが安いだけではいけません。当事務所が薦める「緑の家」ようにきっちっりとメンテナンス対策がされているが重要です。


新潟の自然素材家で最高の快適性 床下暖房の見学会

20年間の高気密高断熱住宅Q値1.8W/m2kに住んでいる拙者ですが、当時は無垢材が異常に高く、拙宅では80%が新建材(所謂偽者の木)の床です(緑の家ではない・・・泣)。
しかし建築当時は真冬でも肌足で全く冷たくない床と感じてましたし、実際半そで、裸足で冬も生活してました。所が30代後半で何となく新建材の床を冷たいと思い、一部に無垢材を、そして40代半ばを過ぎたころから、靴下を履くようになりました。これは高気密高断熱の家の性能が落ちたのではなく、自分自身の代謝が落ちたと認めるまでそう時間はかかりませんでした。

そうですね。最近床下エアコン暖房を薦めているのは、自分自身の経験もあったためです。人は年齢と共に快適な温熱環境も変化すると実感しました。適度にスポーツで足腰を鍛えている人は、きっと代謝も衰えずに、足のつま先まで血液が循環して冷え性になりにくいと思いますが、普通の人は代謝が衰え、冷え性でない人も足元が冷たくなりがちです

8 床下に設置されたエアコンの例 床下もお掃除できる

そこで、床下エアコン暖房が活躍します。床暖房より穏やかな床下暖房の暖かさは、何事にも変えられないほど快適です。普通の床暖房は、表面温度が限りなく30度に近づきます。また、同じ場所にずーといると、循環水温(40から45度)に限りなく近づき低温やけどの恐れがあります。循環水を使わない電気式のものはランニングコストの問題で最近は使う人がいません。ところが床下エアコン暖房では、どんなに同じ場所にいても24~25度です。全く低温やけどの心配はありません。但し床下暖房には最大の欠陥があります。それは10年もすると床下内が不衛生になると言うことです。
例えば、10年間使っていない埃だらけの倉庫で暖めた空気を寝室に入れたいですか?そんな空気なんかいやですよね。でも今の床下暖房はそうなりえるのです。床下が低く、床下に人が入って掃除できないので、何十年もの埃がたまってしまいます。これは当ホームページの10年もまえのコラムで警告してます。埃だけならまだ良いですが、もしかしてゴキブリやゾウリムシの死骸がたくさん干からびているかもしれません。そんな床下を見てしまったら・・・。そんな空気を使いたくありませんよね。だから当事務所の床下は人が歩けるのです。掃除できるのです。最大の欠点を克服した緑の家の「床下エアコン暖房」をお勧めします。さらに単に床下を高くすると相当の熱損失が生まれます。この問題も解決しました。

床下暖房の家は、真冬でも裸足のほうが快適。自然素材である無垢の無塗装の床の肌触りを最大限生かしてくれるのが、床下エアコン暖房なのです。是非お勧めです。そんな実感をして頂くために、見学会を1月の23日、24日に行います。是非最高の快適性をお確かめ頂ければありがたいです。

因みに、電気床暖房と比べると床下エアコン暖房は、オール電化のやりくりナイト8と高基礎の高蓄熱量を組みあわせ、電気代が単純に1/3(深夜電力料金)×1/3(エアコンCOP3)=1/9になります。これは深夜蓄熱暖房機をヒートポンプエアコンを使って暖めているからです。このように最高の経済性がおまけについてきます。


新潟の家 床暖房の正しい評価 その2

2007年10月のブログに「床暖房の正しい評価を!」と題して少し批判めいたことを書きました。その後学会では毎年追加研究発表がされており、今年の日本建築学会で発表された論文「その9」でようやく結果がでてその論議が終わりそうな気配です。

全ての写真、図は2009年度日本建築学会で発表された梗概集の中の「サーマルマネキンをを用いた室内温熱環境と暖房投入量の評価」早稲田大学 田辺新一先生ら によって発表されたものの抜粋です。著作上問題がある場合、理解に間違いがある場合はお詫びの上すぐに削除します。41169__1_2jpg

今年の発表では床に投げ足で座っている場合と椅子に腰掛けている場合のパターンで、同じ快適さを得るのに必要な熱量は、床暖房の場合とエアコン暖房の場合でどの位違うかを実験したものです。
2007年の実験では床暖房に有利な普通しない姿勢である投げ足のみの評価でした。当時質問者から「こんな姿勢は不自然。暖かい床に接する面積の多い床暖房に有利では」と言われておりました。
今回の発表では、それを答えた内容になっております。

41169__2_3 まず気になる結果ですが、全て実験の断熱条件において、床暖房のほうが少ないエネルギー投入量で快適感がエアコン暖房と一緒だった。ということで、2年前と変わらない内容です。・・・が、
その結果のところに(注3)と書いてあります。これを見ると、
41169__2_2 「超断熱住宅では、暖房方式の差異はほとんどなくなると考えられる」小さく書かれております。では超断熱住宅とは・・・
41169__2_4 この表のとおり今回の実験の断熱性能は高断熱で3.1W/m2・℃、中断熱で3.3W/m2・℃、低断熱で3.72W/m2・℃となっており、「緑の家」の標準仕様であるSプランの2.0W/m2・℃より75%から55%程度の低い断熱性能です。ということは、超断熱は2.0(Sプラン)くらいとなるのではないでしょうか?

何となくわかってたとはいえ、ほっとしました。

実験結果だけを論文に載せるのではなく、それから推察されることを注釈として論文に載せられた事は、やはり大学機関の論文は中立、公正性が高いと思います。
田辺新一先生に感謝です。ありがとうございます

ということで、建物の断熱性を超断熱にすれば、同じ快適性を得るための暖房方式によるエネルギー投入量に差異はほとんどなくなります。
注意しなければならないのは快適性の質は、若干違うということです。また同じ快適性は年齢によっても違い、拙者はほんのり床が暖かいのは年をとった時(代謝が落ちたとき)気持ちが良いと思います。←高床下エアコン暖房推奨派・・・(^-^;です。


最近のハウスメーカー

2011.01.24加筆緑字

当ホームページの「住宅最新NEWS」に取り上げたが、ひょんな事からある大手プレハブメーカーのHPへ訪れた。すると「基礎断熱工法を取り入れ、床下に蓄熱暖房機を設置し・・・」等とオーブルでは見慣れた言葉の商品があった。しかしこの商品では5年後にはクレームが多くなり、消滅商品になると私は推測する。というのは、床下に暖房機をを入れるのは快適性と衛生面との諸刃の剣となるから。詳しくは上のコラムを読んで頂きたいが、簡単に説明すると、「床下は絶対と言っていいほどお掃除する事の無い空間。そこに新鮮空気や暖房空気を循環させたりする事は、不衛生極まりない。新築時は良いが、10年も経てば昆虫の死骸などは至るところにあるだろうし、塵や埃、時にはカビもあるだろう。そんな空間の空気を室内に循環させてどうするつもりなのか?一番綺麗な空気は外気で、それをいかにダイレクトに入れるかがポイント(定期メンテナンスのされたクリーンルームは例外)なのに・・・。また床下はそのほとんどがコンクリート。このコンクリートは長い間「灰汁臭」と呼ばれる独特の異臭を放つ。本気で大量販売する商品とは思えない。どうしたの大手プレハブ!!また得意の数年で方針(商品)転換か?


2009から床下暖房を推進する立場に変わりました。
なぜか?
まず最初に、床下暖房の家は床下には上のような換気扇がありません。
これは・・・
床下エアコンが夏は除湿も行ってくれるからです(冬は暖気を送り込む)。
建築当初の特に1年は、コンクリートから湿気が多く放散されており、これを排
出する目的及び床下の灰汁の匂いが室内に侵入する事を防止するため換気扇を設
置しておりました。
ところが定期メンテナンスで伺っている時に、床下を積極的にお使いになってい
る方の家の床下が匂わないことに気づきました。積極的に使っていない家はやは
り灰汁匂いがします。つまり、床下に換気扇をつけてもまんべんなく床下の換気
がされているのではなく、ある一部だけが換気されている状態なのでしょう。当
たり前ですよね。1階床と床下は気密処理されていないので好き勝手な隙間から
床下へ給気され、それが仮に床下換気扇の近くだったらショートサーキットされ
床下内でまんべんなく換気が期待できないからです。
一方積極的に使われる家は、まんべんなく床下の空気が入れ替わっているため、
灰汁の匂いがしません。確かにコンクリート打放しの家(RC住宅)でも、一年く
らいたてばあの灰汁匂いは殆どしませんから。
ようは私の間違いだったのでしょう。これで床下内空気が綺麗と言えるためには
行う事は「定期的の掃除」だけになります(防腐防蟻剤塗布は論外)。
こちらは高床なので簡単に解決でき、それで今は床下暖房を勧める事ができるよ
うになりました。
以上修正し訂正させて頂きます。

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