
九州の熊本県で確認申請と長期優良住宅を申請を同時に申請してから2ヶ月後にようやく確認済証と長期優良住宅の認定通知書が発行された。
続きを読む2023年8月29日ハイベストウッドの記載で緑字加筆修正
木造軸組工法の耐力壁には面材型と筋かい型がある。それぞれメリットとデメリットがあるが、建築基準法で規定されている数値を比較すると大きな違いがない。しかし裏話と称して「筋かいはだめ、面材がよい」とのような話をよく聞く。しかもその耐力算定基準に関与した方からの話と称しての情報に触れると・・・それはどうかと思う。
続きを読む先日お伝えしたように20年以上図面指定し定番だったEGガセット筋かいプレートが廃盤になり入手が困難になっている。このため今後の代換え品を選定しなければならないので様々な金物を現場に持ち込んで検討した。
続きを読む厚物(24mm以上)の合板を屋根に又は桁上に使う時の手引きとしては一度はよまれた方は多いとおもう。私はつい最近読んだが嗚呼やっぱり記載があるか・・・と改めて感じている。
続きを読むご存じの通りオーブルデザインは北は北海道から南は九州までの沖縄と島を除く日本全国で設計を行っている。そこでいつも困るのが確認申請の規定の違いである。本来国内での建築基準法の規定は同じでなければならないが、条文では全て網羅できないこともあるので、この法で大きな市には建築主事なる職をおいて、その人の権限で判断している。しかしあまりにも都市によって解釈が違うと、建築主に対し平等性を欠くので上のような日本建築行政会議などで統一見解を出している。
がしかし・・・
続きを読む新潟市で建築中の松浜ヒルサイドの家で一昨日棟上げ(上棟)が行われた。そして次の日(昨日)屋根合板が貼られると言うことで、タイムリーに現場に伺ってきた。
続きを読む茨城県鹿嶋市に建築中の鹿嶋市の家の耐力壁検査に先日伺ってきた。いつも通り往復800kmであり「風」が車検だったのでカングーで伺ったので多少腰のすわりがいまいちだった。
続きを読む昨日、
「生命に危険を及ぼすような建物の不具合は不法行為となり、20年間は時効にならず責任を負う」
とお伝えした。住宅でそれに該当する一つが耐力壁の不具合である。
続きを読む未曾有の長時間の揺れを感じたあの日から12年経過した。想うことは「災害は忘れた頃にやってくる」ということ。忘れがちだから家作りでは耐震性は常に最優先として意識していたい。
続きを読む昨年の春に設計が終了した「小新西の家」の長期優良住宅を申請した。昨年10月に断熱等級5、6、7が新設されたため長期優良住宅の基準が変わり、その後初の取得となった。
2年以上前に↓のブログを書いた。賛否はあれども建物構造的な欠陥であればそれは認めなければならず、否定すれば現在の構造検査の義務化の大義は薄れる。
座金・・・
土台を貫通したアンカーボルトをナットで締め付けるときに、より多くの力が伝達できるように、ナットの表面積を広げるような役目をもつ金属の板である。特に巷では最近上の写真のように、土台にめり込ませるナットと一体になった丸座金が多い。
続きを読む現在熊本県に計画中の「緑の家」の基本設計を行なっているが、積雪がある新潟県と富山県の「緑の家」の計算の後だっただけに、拍子抜けするほど難しくない耐震計画である。
続きを読む豪雪地に計画する「緑の家」で、耐雪3mで耐震等級3という超硬性能のプランを現在作成中。すると四角四面で異様に多い柱と壁の家となる。
続きを読む構造用合板が高い・・・。一年前の倍ちかい値がついている。そんな事で「緑の家」の地震に対する耐力壁は、数年前の仕様に戻して筋交い(壁倍率4倍)を中心として更に半分は真壁合板(壁倍率2.5)と同時に設置し、耐力壁倍率6.5と一般的なMAX7にほぼちかい。これは井岡の家が耐雪1.7mで耐震3等級という高い耐震性を要求するからである。
続きを読むZEHとはについては幅広く知られているので省くが、簡単には太陽光発電パネルを載せた僅かに断熱性能が良い家のこと。太陽光発電パネルを載せないとZEHにはならないが、この度国交省がようやく太陽光発電パネルと断熱材等の重さによる地震に対しての影響を検討しているとのこと。・・・遅いだろうと思う読者が殆どだろう。
続きを読む今日、実質上棟となった井岡の家は、当初長期優良住宅の取得は行なう予定は無かったが、政府の施策の補助金が急に決まったので耐雪1.7mで耐震等級3で長期優良住宅を取得している。突然の取得でも当然変更が一切無く耐震等級3で認定されるのが「緑の家」の標準仕様。
続きを読む構造用合板の高騰を受け、「緑の家」では3年ほど続けてきた「大壁貼り」による構造用合板耐力壁から、主として筋交いによる耐力壁に当面のあいだ仕様変更する。サブで面材を貼るときには「真壁貼り」としたい。
続きを読む近年、木造住宅でも地震に強い住宅として「制振」というキーワードを目にするし、そのようなご質問も受けることが多い。制振と耐震の違いは何だろう?また制振があれば地震後の気密劣化はないのだろうか?など疑問に思う人が多いので少しだけ解説する。
続きを読む数日間、春の日差しが降り注ぐ新潟県だが長岡市ではまだ雪が残る。今朝白町の家では、敷地内の雪処理を特にしていないのでまだ1.5mくらいの山になっている。
続きを読む「告示」の準防火性能を「省令」と記載したので訂正 02/23
耐雪2.5mである今朝白町の家は、豪雪地の長岡にある。今年は小雪で最大積雪量は1.1mくらいだったので工事には大きな支障は無い。とは言っても現場は毎朝雪かきから始まる。
続きを読むZEHの普及に伴い、
1.断熱材が厚くなり重い壁、天井
2.窓がトリプルガラスで重い
3.太陽光パネルの設置で屋根が重い
ことが明らかになり従来の建物重量の条件では耐力壁が不足する例がでてきた。そこで国交省は2025年の断熱義務化に伴い、原則木造2階建ての構造審査を行政で行なう方針に決めたらしい。
続きを読むこの図は地域にあった耐雪性能(積雪量)で耐震等級3が如何に重要かわかるグラフである。建築基準法で耐震性をクリアーしただけの家と、その地域で適切な耐雪量で耐震等級3を取得した家との耐震性の差が一目瞭然。
続きを読む上の図は構造計算で用いる地震力算定時に使用する地震地域係数である。これを見ると新潟県は0.9となり関東、中部などの1.0に比べると10%も少ない力で計算してよい事になる。
続きを読むこれは新潟県のある長期優良住宅を取得した「緑の家」の耐力壁位置図である。この「緑の家」は設計積雪量が1mで耐震等級3の性能をもつ。この建設地域は1mの積雪が最低の垂直積雪量として決められているが、この建物を垂直積雪量が2m以上が標準の三条で建てようとすると・・・
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