otomo vie centのアトリエ棟の2階は住まうことができるようになっている。そこには昨年秋に24時間換気扇を設置した。通常なら熱交換型なのだが、そのデザインが嫌いな管理者が、小さめの熱交無し給気扇を希望し設置した。所謂第一種換気システム(熱交・ダクト無)である。この一年目のフィルター交換をおこなった。
続きを読む「 換気 空気質 」一覧
明け方19度以下でようやく窓開けが良い。
夏は24時間空調したり、夜寝苦しいので朝まで25度程度で空調したりするだろう。その時今日の明け方のように外気23度だから空調をOFFして窓開けした方が良いのだろうか?
いいえ、それは昨今の電力逼迫から見てもNGである。
続きを読む雨だから・・・換気扇を止めて洗濯干し。
新潟県では待ちわびたまとまった雨。おかげで梅雨並みに結構じめじめしている。こんな時、室内で洗濯干しは換気扇を止めたほうが良い。
続きを読む換気量の計算とエビデンス
2024年4月緑字加筆修正
今朝白の家ではダクトタイプ換気を使っている。最近ある講演会で、「換気はパッシブ換気(自然換気)がやはり主流になるかも」とある学者さんが言っていたが、私はそうは思わない。
続きを読む最近のCOVID-19で思う事
一日のPCR陽性者が6万人を超え、身の回りでもPCR検査したという声が聞こえてきているので更に増えそうな気配である。殆どの人はマスクも手洗いも一年前と変わりなく行なっており、店舗に至っては換気をはじめ消毒薬なども変わりなく行なっているはずなのに何がちがっているのか。冬だから・・・いいえ昨年も冬はあった。
続きを読む住宅の換気と空気感染する病
昨年ご紹介した2021建築学会学術講演論文梗概集では、題名関連の論文が数多く発表された。そもそも空気感染する病に対し、一般的な家で生活を営みながら感染病に対して有効な予防が可能な換気は現在の住宅では不可能に近い。
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冬期の適正な相対湿度 追加版
時間軸と適正湿度
この時期になると室内でのRH(相対湿度)の話題がでる。上の2年前の記事でも申し上げているが、室内の適正な相対湿度は「人」の快適さでは無く「サッシ」によって決まってくる。・・・これが2年前の適正なRH(相対湿度)。今回はその追加版となる
続きを読む熱交換する換気システムのメリット
上写真は「緑の家」ではないある家の暖房中の給気口まわりのサーモグラフィーである。給気口とは新鮮空気の取り入れ口である。
続きを読む常時換気と局所換気の混在時の実測 その2 マニアック編(一次エネ計算)
この4月から省エネ法がかわり、建て主さんに省エネ基準に合致した建物か、合致していないときにはその同意をを求める説明義務が課せられた。その中には一次エネルギー計算プログラム結果も説明することになる。そこで殆どの住宅の設計者が触るであろう一次エネルギー計算プログラムに今回の実測結果の数値を入れて比較してみる。内容が煩雑なので換気に対しマニアックな方のみ「続き」をご覧頂ければと思う。
続きを読む換気風量の測定と事件
明日見学会が行われる清五郎の家にはアイアンウッドで造られた8帖ほどのウッドデッキがある。
続きを読む全熱交換型換気扇のメリットと予想外のC値0.1cm2/m2
昨日清五郎の家の完成気密測定が行われた。結果はC値0.1cm2/m2(小数点第二で四捨五入)で予想を裏切り大変良い数値のままとなった。
続きを読む2021建築学会学術講演 論文梗概集 その4 HV空調
その4ではわかりやすい説明で有名な前先生の加わる論文でF.A.は大学院生である「ハイブリッド空調(HV空調)」に関する論文である。
続きを読む2021建築学会学術講演 論文梗概集 その3 熱交換あり・なしの換気
3つ目の紹介は熱交換を行う第一種換気システムと熱交換しない第三種換気システムの全く同条件での比較をした研究である。この研究は過去多くされているが私の知る限り、全く同条件での実測結果は記憶がないので、紹介したい・・・と思ったが・・・
続きを読む2021建築学会学術講演 論文梗概集 その2 感染症に換気の悪くない空間とは・・・幻想か?
今年だからこその研究で、今回の最も時勢的な研究で選抜論文として通常の倍の4ページにわたる論文の紹介。内容は「換気の悪くない空間」と厚労省がステイツメントしたことに関連する研究(多分問題提起)である。当然この論文のF.A.は恩師の赤林先生である。
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2021建築学会学術講演 論文梗概集
その1 床下冷房とカビ
毎年恒例の建築学会の論文梗概集で気になった論文を紹介する。最初は床下冷房に関する事である。
続きを読むネガティブな紹介に無断写真利用はNG
この汚れたアップの換気扇写真が、高気密高断熱住宅に採用される換気システムでは有名な換気扇メーカーのカタログに無断で載せてあった。いわゆるコピペ。
しかもメガティブな例としての紹介となっていた。
事務所でもお風呂CF効果でRH(相対湿度)が45%と低め
数値のミスがあり修正しました。
熱帯夜が続き今日も暑くなりそうな一日。そんな中、事務所のあるシャワー室の排気用換気扇をやめ、お風呂CFを運用し始めた。すると明け方にはお風呂CFをおこなわなかった一昨日より5%ほどRH(相対湿度)が下がった。
続きを読む11年後に再び測定。車内CO2濃度
気密の良い最近の車だと循環モードではこんな状態である。
続きを読む石油ファンヒーターの室内CO2濃度
2022.01 緑字追記
otomo vie centのリノベーションで石油ファンヒーターを使用した時の状況を説明する機会があり、水蒸気が発生して結露する事は説明できたが、CO2濃度がどうなるのかの一般的なデータを持ち合わせていなかったので、その資料をネットで探した。すると「開放型暖房器具使用時の二酸化炭素濃度と換気の効果」という2014年に発表された論文があったのでそのデータで説明する。
続きを読む夏の室内湿度の研究がようやく始まるか? その2
上図は人の快適性を作用する6つの要素。このうち4つは一般的としてとらえられる「空気温度」「放射温度」「RH(相対湿度)」「気流」となる。そしてそれ以外に自身でコントロールできる「代謝量」と「着衣量」が2つ加わることで正確な評価ができる。
一般的な4つうち「RH(相対湿度)」が、日本で日本の家屋で生まれ育った人(←ここがポイント)の快適性にどのように影響するか・・・の前文だと思って下の動画見てほしい↓。
続きを読む夏の室内湿度の研究がようやく始まるか?その1
先日紹介したJJJチャンネルが2019年6月の公開からほぼ2年で250回の再生回数で、所謂ほとんど見られない動画であったが、紹介してからたった5日で200回190回以上の上積みされ442回。流石当ブログのコアな読者さんである。その感想など是非お聞かせ頂ければ幸いである。
そしてそのJJJチャンネルで先回の続きで推薦はコチラ↓
続きを読む換気の圧力損失による選定 2 第三種換気は難しい
その1で紹介したこの表。ダクトレス換気以外のダクトタイプを使った換気システムではこのような計算がされる。この計算が無ければ換気扇本体が法律に決められた風量を満足するかわからないため、設計者は図面をひいて圧損を計算する。もし図面のどこかにこのような表がないときは、要求すれば見せてもらえるはずだ。
続きを読む感染防止の換気計画の前に・・・
COVID-19のため昨年から建物内での換気について興味を持たれた方も多いだろう。現況下において換気設備のない住宅では、積極的に窓を開けて通風・換気を行うことを推奨されている。目安として厚労省では一般的な住宅換気として30m3/(時・人)以上で換気状態が悪くないとされているが、一方シックハウス法では一般的に0.5回/h以上の換気回数が必要である。また過去には様々な研究がされおり、例えば換気と住宅の気密には深い関連があことも周知の事実であるが、複雑でわかりにくく設計関係者は大変苦労されていると思う。そんな中わかりやすい動画を見つけたので是非ご覧頂ければと思う。
続きを読む彼岸の日と換気は測ってなんぼ
3月20日はお彼岸の中日で春分の日となる。わかりきったことだが、夜と昼の時間が同じくなる・・・が、日が暮れても空が明るいし、日が昇る前でも空が明るいので、日の入りと日の出が同じ時間でもおなじという実感はなく、晴れであれば同じと人が感じるのは春分の日より10日間速く、秋分の日より10日間おそいと思われる。つまりちょっと明らむと夜明けと思い、薄暗い程度ではまだ日はあると感じる。
続きを読む竣工2年後の換気ダクトと基礎
約2年半経過した耐雪2.5mの長岡の家。四角い形状が重なるように見えるファサード。
先週Ua値0.27w/m2k、耐雪2.5mで耐震等級3で長期優良住宅認定の竣工後約2年5ヶ月経過した長岡の家のメンテナンスに伺ってきた。
続きを読む脱臭機のその後
使ってみると意外と好印象のジアイーノ。使い始め当初は漂白剤のような匂いが少し気になったが、鼻が慣れたのかそれとも機械の洗浄に使う薬品の匂いだったのか、今ではほとんど気にならない。しかし水の消費が思っていた以上にあり、一日中洗濯物を干している感覚で湿気は放出されている。大体カタログどおり170cc/hくらいか・・・。
続きを読む脱臭装置を設置
事務所に除菌脱臭装置がきた。
現在事務所には多人数時が多くなりまた可愛いトイプーと熱帯魚もいるので、なんとなく生物の匂いがする時がある。エアコンの付属機能である空気清浄機を何時も運転しているが、専用機でないためその効果は小さい。そんな時に市がコロナ禍中での打ち合わせが安心して行えるように空気清浄機購入に対して補助をおこなっている。これは渡りに船だったのでこの際利用し(予定)購入したのである。
続きを読むパッシブ換気の講習
新潟県ではほとんどなじみの無いパッシブ換気の講習会をスタッフMがZOOMで受けた。パッシブ換気とは、電気的な動力を使わず、温度差や風力のみで行う24時間換気システムのことである。但し建築基準法28条の2の換気設備に該当しないので、一般的にはパッシブ換気を設けても24時間換気設備を設けなければならない。
続きを読む換気量と新幹線の席
緑字2020.11.19日加筆 それ以外は10月27日のまま
今日は上越新幹線に乗っているのでこのブログので紹介したアナウンスの検証ができた。それによると
「6分から8分で車内の空気が入れ替わる」
とのことで、一時間当たり6から7回の入れ替わりと大きく違ってはいなかった。6から8分で入れ替わりは、一時間当たり10回から7.5回の換気量に相当する。またMAXは2階建てなので床からの排気は物理的に無理だからこのようなRAの位置になる特殊車両なのだろう。
新幹線に乗っているときに次の車内放送が気になった。
続きを読む換気・湿度対策が矛盾する冬期
最初に私自身は住宅内のRH(相対湿度)が低くても良いと思っている。例えば22度で35%などは快適で24度で30%でも良い。しかし住宅内の湿度は冬期でも40~60%が良いと考えている人も多い。乾燥肌など病気関連でやむ得なく高いRH(相対湿度)が必要である人は仕方ないが、健康な人には多少低めのRH(相対湿度)でも問題ないと思っている。
続きを読む紙管と私感
まず最初に↓「真夏COVID-19と換気」のブログにいいね(興味・評価)が多くついたことにビックリ。当ブログは住宅関連の事で科学的な見解を主とするが時には時事問題を私感で取り上げるなか、何時も評価・興味を頂くのがこのような住宅以外の私感のことに喜んでよいやら・・・。
赤林研究室
教室の飛沫換気シミュレーション結果
恩師の研究室で「教室における換気のシミュレーション結果」の紹介頂いた。全ダウンロードは↓
http://tkkankyo.eng.niigata-u.ac.jp/Elementary-school_2020.pptx
続きを読む真夏のCOVID-19と換気
まだしっかりと確かめないのに記事として書いて恐縮だが・・・
昨日の40度越えの三条市内の小学校では、エアコンONであるものの窓を少し開けて授業をしているとのこと。これは少し非科学的な考えでは無いかと思う。
続きを読むCOVID-19とダクト換気セミナー
オーブルデザインでのCOVID-19へのスタンスは、この7月28日のブログでお伝えしたとおり、指定感染症の取りやめかランクダウン(緩和)である。COVID-19がもたらした日常生活への影響はこれからが本番。経済と自由な活動停滞で多くの人に影響を及ぼすと考えている。一方このCOVID-19で少し改善した事は、様々なセミナーや講演会が事務所でタイムリーに視聴可能なことであり、上のセミナーも視聴できた事。
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