「 超高断熱、無暖房、パッシブ、Q1、気密 」一覧

ついに・・・
超高断熱基準を国が示す

国交省が説明に使用したパワポだから衝撃的である。等級7の最低UA値が0.26!とうとう超高断熱がメジャーになる。

まず上図の一番右上の発信元をご覧頂きたい。
「国土交通省」が示した資料で初めて?断熱等級7(現在の最高は等級4)が示された。

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夏型結露の誤解

突然中華そばが食べたくなって夕食は近所の中華亭へ・・・。小学生のころからのソウルフード。

事務所の近くにある中華亭の中華そば。麺が太いうどんくらいあるが、この太さと濃い色であるがさっぱりしたスープと背脂とのバランスがたまらない。

さて・・・ある専門誌の中に、夏型結露による建物被害とその対策の記事があった。内容を読むと果たしてその原因は・・・?と思わせる内容である。

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高性能な家の窓及びガラスには寿命がある。

ある家のペアガラス内部での結露とカビ、汚れ。

窓につかうガラスは一般的に半永久かなと思っているはず。確かに単板ガラス(真物一枚ガラス)はほとんど劣化しない。しかし・・・超高断熱高気密住宅に使うペアガラス及びトリプルガラスは劣化し、その寿命は30年から35年と考えている。実際過去には10年くらいでカビが生えたペアガラスがある。

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続・暑い時期到来!簾の日射遮蔽 
直達日射・天空日射と簾

2021.06.22リンクが間違っておりましたので修正しました。

モダンなガルバニューム鋼板でも簾設置を薦めるのが「緑の家」。

「緑の家」ではできる限り「簾」など外部で日射遮蔽をする。ガルバニュームの家でも上のように・・・。なぜ庇だけでは駄目なのか?

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夏の室内湿度の研究がようやく始まるか? その2

この画像のソースは田辺新一先生のパワポ(JJJチャンネルのスクショより)

上図は人の快適性を作用する6つの要素。このうち4つは一般的としてとらえられる「空気温度」「放射温度」「RH(相対湿度)」「気流」となる。そしてそれ以外に自身でコントロールできる「代謝量」と「着衣量」が2つ加わることで正確な評価ができる。

一般的な4つうち「RH(相対湿度)」が、日本で日本の家屋で生まれ育った人(←ここがポイント)の快適性にどのように影響するか・・・の前文だと思って下の動画見てほしい↓。

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夏の室内湿度の研究がようやく始まるか?その1

先日紹介したJJJチャンネルが2019年6月の公開からほぼ2年で250回の再生回数で、所謂ほとんど見られない動画であったが、紹介してからたった5日で200回190回以上の上積みされ442回。流石当ブログのコアな読者さんである。その感想など是非お聞かせ頂ければ幸いである。

そしてそのJJJチャンネルで先回の続きで推薦はコチラ↓

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悟り・・・基礎断熱の熱損失から 

基礎断熱の熱損失評価が約7倍悪くなった・・・が特に何か支障があるかというと・・・実務に影響はほとんどない。評価が変わっただけある。一方既に住んでいらっしゃる建て主さんにおいては全く変わりないという事になるだろう。

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大変な疑問・・・基礎断熱の熱損失 その2

4月01日に一部修正

結局以前の熱貫流率で基礎断熱を計算できるらしい。このドタバタ騒ぎは一体何だろう。

「憤慨」・・・

この意味は、研究者さんと大手メーカーの方ばかり向く官僚(国交省)さんに対してである。

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地盤改良と断熱材

清五郎の家の地盤改良が先頃行われた。鳥屋野潟のほとりであるこの場所は地盤はよいはずもない・・・が、意外と支持層は地面から5、6mにある。これは海抜面に近いことで浅い位置で砂質がでやすいため。一方事務所のある三条では10mでも砂質にはならない。

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少し怒りを覚えた・・・
「緑の家」がギリギリ基準内とは?

建て主さんの中でも知っている人が少ない令和3年のこの4月から行われる省エネ説明義務化。住宅を新築するにあたり省エネ法の基準値内なのか、それとも基準から外れた熱の逃げやすい建物なのかをあらかじめ説明する法律である。
この基準値の計算を行うと・・・UA値0.27w/m2kという超高断熱の「緑の家」Bグレードがギリギリでしか満足しない結果になる(試行版)。そんな事って・・・あり?

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無暖房で朝19度、昼25度。榛名の家での冬 

1階のみカーテンをしてちょうど良い室内温度24度(無暖房の11時現在)。カーテン無しならもっと室温上昇。

今日群馬県高崎市の榛名の家の2ヶ月点検に伺ってきた。

榛名の家では今冬は無暖房で過ごしているとのこと。無暖房とは床下エアコンは無論、他の暖房器を一切使用していない状態である。無暖房の状況で氷点下に冷え込んだ日でも明け方の室温は19度とのこと。当然日中は25度まであがり、我慢無しで暖房器具は一切不要の生活。

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「緑の家」Asグレードは性能過多か・・・今も10年先の超高断熱基準。

 UA値0.18W/m2Kの超断熱住宅「京極町の家」は施工は着々と進んでいる。

13年前、「緑の家」ではUA値が0.29W/m2K(旧Q値0.99)以下の超高断熱住宅の標準化を2008年に宣言している。これは「緑の家」が概ね10年後の高断熱基準を考えてつくられており、決して今現在の高断熱基準や光熱費を考えているわけではない。

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お風呂場の溺死の原因はヒートショックではない・・・か。

今から6年以上前に入浴関連事故の調査が行われている。このころから冬季のお風呂場での事故が注目を集めるようになった。しかし報道ではまだまだ詳しい内容を伝えていない。またデータをありのまま受け取ると違った見方もある事を紹介したい。

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付加断熱と金塚の家でみる 断熱材の事 

充填断熱の終っている壁。右は内部耐力壁合板貼り。

先週金塚の家内部耐力壁のチェックに伺ってきた。
外部防水チェックも同時に行えれば効率が良いのであるが、内部の耐力壁が見えなくなるとのことで、そのためだけに片道90kmの雪道を往復する。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。 補足編

小屋裏は振れ止め・筋かいで和小屋らしく一体空間化させ、桁下地回りは2階と明確に分けると構造計画が明確になる。赤ラインが厚物合板の位置で、青ラインが防湿気密シート。

前回の内容では一般ユーザーさんでは図もなくわかり難かったであろう。補足では図を紹介する。上は厚物合板を貼ったときに最も無難な構成で設計した図である。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。

2023年08月23日気密シートからの湿気流入の写真を更新

先日「プラスチック系付加断熱と内部結露」とのブログを2つアップしたが、高断熱高気密が得意な会社は構造用合板の耐力壁をさけ、新建材合板(ダイライトやモイス)などを耐力壁に使いたがる。しかしそんな会社でも桁上合板や勾配天井の水平面剛性をとる合板(野地板を含む)にはその嫌っている構造用合板を厚物で野地板として平気で使う・・・この矛盾は?これはダブルスタンダートなのか。

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プラスチック系付加断熱と内部結露

ご存じのとおり「緑の家」はプラスチック系断熱材を柱の外側に付加断熱として使用している。透湿抵抗がグラスウールより二桁以上も高いこのプラスチック系付加断熱が内部結露を引き起こすのではないか?とのご質問をよく受ける。大概この質問者さんはある大手高断熱高気密団体の所属メンバーさんである。

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東芝エアコン・・・今年は2桁の修理情報でもうオカルトの世界。

この写真はこの記事とは関係なく、先週いつものようにエアコンのストックとして購入。前年度機種のエアコンは8月下旬から9月上旬が一般的に底値になる。

今日は2件で4台のエアコンを東芝さんから修理に来てもらった。その時に・・・

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本当は米ヒバにしたいが、土台がヒノキな訳
 お詫びして訂正。

この写真は土台ではないが、「緑の家」の造り付けのテーブルは米ヒバが多い。米ヒバは大好きな木材の一つ。

2020.04.11追記訂正
大変申し訳ありませんでした。パソコンに数値入力する前にもう一度確認すると・・・私の間違いでめり込みの基準強度が7.8N/mm2なのは製材のみで、集成材はまだ6.0N/mm2のままです。ここにお詫びして訂正します。以下は昨日のアップした内容です。

また一つ、予言した考えたとおり・・・

米ヒバの強度分類がめり込みの強度も含め、ヒノキと同等の分類に指定された。

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提言15 お風呂、トイレに窓は要らない!

「緑の家」では最近半数の家でお風呂場に窓がない。トイレの窓無しは半数以上になる。

お風呂及びトイレの位置として一戸建て住宅では9割くらいの確率で外周付近にプランされ窓を設ける。一方マンションではお風呂に窓がある割合はほぼ1割以下であろうし、多分トイレに窓があるのはほぼ0%ではないか。ある程度高級なマンションでもお風呂、トイレに窓が設置されることはないが、売れ行きに問題はない。お風呂やトイレに窓があるよりも他の部屋が明るくなった方がよいと考えるからである。 続きを読む




2020年査読論文から 外貼りEPS湿式仕上の防水

一番下を除く画像は全てこの論文からの引用・抜粋である。

今回届いた査読論文最後の紹介は

「湿式外張り断熱外装システムの防水性向上に関する研究」

である。

論文のタイトルはその研究者の想いを表すが、「防水性の向上」とつけている。 続きを読む



速報・・・ 
やっぱり!基礎断熱のスラブ下断熱材位置の変化

2022年 緑字加筆(実測データを載せた)

赤色が基礎断熱材。本州における一般的な基礎断熱では様々な位置に断熱材設置方法がある。

床下エアコン暖房には欠かせない基礎断熱工法。最近のベタ基礎断熱設計に変化が表われてきたようだ。

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笹越橋の家 気密シート

気密シート施工の始まった現場。基本に忠実に気密コンセントボックスで気密処理する。

「緑の家」は超高断熱高気密である。断熱は無論だが気密と防湿という最も大事な性能を維持するのは上の写真のJISA 6111:2016準拠の気密シート(0.2mm厚ポリエチレンフィルム )を必ず使用するし、22年間一度も省略したことはない。 続きを読む


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