「 超高断熱、無暖房、パッシブ、Q1、気密 」一覧

疑義は深まる
べた基礎下の断熱材は構造材なのか?その1

床下のサーモグラフィーを募集・・・その結果は・・・

ご協力頂いた皆様にはまずもって御礼申しあげます。

今現在・・・

複数の情報があり、その情報を元にネットで探って見ましたが、

殆ど・・・基礎断熱時における床下内のサーモグラフィーは見つかりません。

サーモグラフィーは多分・・・高気密高断熱施工をされる工務店さんの過半数は所有していると思いますが、床下には興味が無いようです。

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2017年 建築学会の論文梗概集5 
様々なエアコンのCOP特性

こちらは昨日の「エアコンの省エネ性表示の崩壊か」の前にご紹介すべき論文で、

「家庭用エアコンを対象とした実使用時のCOPに着目した最適機種選定方法に関する研究

その8 ME社製家庭用エアコンのCOPマトリクス測定結果」
・・・先回と同じ赤林ラボの論文です。

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2017年 建築学会の論文梗概集3 
YUCACOでカビの伸長を確認

オーブルデザインでは、殆どの設計者が取り上げない建築学会の論文についてご紹介しております。特に今回は住宅の省エネ・床下暖房・環境分野では第一人者のグループの論文から・・・。

 

学会の論文なので、設計実務者の規範となる法律で定められた内容ではない。その点は注意してご覧頂きたい。

 

YUCACOといわれる床下をチャンバーとする全館空調した家で、梅雨期のカビの調査が行われた。

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超高断熱はもはや当たり前。
その後のカビ、白アリなどの生物劣化対策が重要。

オーブルデザインは超高断熱(Ua値0.3w/m2k以上)を推進してきて早10年。

当時とは状況が変わり、いまゼッチ(ZEH)とかパッシブとかが認知され、しかも超高断熱住宅を大手メーカーの中で唯一薦めてきた「一条工務店さん」がなんと・・・

住宅ガリバーであるトップの積水ハウス(1万4千棟)にせまる勢いで、一条工務店(年間1万2千棟)が2位であるとの事です。

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緊急再掲載
衝撃的な論文 火災と外断熱貼り・通気工法 

このブログはちょうど2年前、2015年の7月1日のもの。この度イギリスでの高層アパート火災から、樹脂系外断熱と通気層について様々な憶測がでているので再びコピー掲載。

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「緑の家」では耐震性※がまず始めにありきで次に耐久性、温熱環境、デザイン(仕上げ材含む)の順番になります。決してデザインや温熱環境(超高断熱)が最優先ではありません。

そして上の中に「耐火性」や「類焼性」などが入っておりません。なぜか・・・。

※・・・この耐震性は積雪1.0~2.5mで耐震等級2以上の個別構造計算による確認の事。感覚や経験で耐震性が高いという評価では無い。

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超高断熱の前に構造が優先される訳

今年の3月の終わりに、国交省監修の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」の最新版が発行されました。3月に入手したかったのですが、気がついたときには完売で先週第2版を申し込みました。そして・・・この2週間は構造漬けになっておりました。

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温熱環境測り隊の結果発表 冬編

来週全国の温熱環境測り隊が東京の赤門(前研究室)に集まり、内輪でその結果説明をする事になっております。そのため一応この冬の「緑の家」の室内環境を測定データを集計しましたが・・・

全く面白くもない結果なので・・・

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パッシブな暖房で考える伊達の家 4 超高断熱と構造の関係

日頃から住宅の設計で一番大事なことは

「構造」の安全性

と申し上げております。

ここで「緑の家」が超高断熱住宅を造るにあたり気を付けていることは・・・

超高断熱化は家の重量が増える事の認識です。このテーマはちょっと建て主さんには難しい内容なのでスルーしてくださっても結構です。

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パッシブな暖房で考える伊達の家 2 構造

太平洋側気候に近い福島県中通りの梁川では冬期の日射も多く期待できる。しかし日射が極小になる厳寒期の2月~2月中旬を除く冬期は如何に蓄熱を有効利用できるかがポイント。そこで家の中に温室を造りオーバーヒートを見込んで蓄熱し、夜間にできる限りその日射熱を利用するように計画した。

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査読論文から 「RH(相対湿度)等とインフルエンザ」

建築学会環境系の査読論文集2017.03から

蕗の薹も既に終わりかけの3月中旬ではありますが、一昨日から本格的な冬と変わり無い天候の新潟県で、ここ三条でも既に15~20cmの積雪です。そんな中でもインフルエンザはその流行が既に終わっていますが、それでもその話題をあえて一つ・・・。

つい最近の査読論文からです(青字青線は浅間の加飾)。 続きを読む


床下エアコン暖房の熱の伝わり方を推測する。

アフターメンテナンス中の建具屋さん。冬の乾燥気味で変形した建具の調整。既製品の建具でなく手作りの建具だからこそ、直すこともできる。

今日、熱流量測定中の「緑の家」でその電池交換に伺った時に丁度建具屋さんもいらっしゃっておりました。

その道具と姿があまりにも職人美だったので思わず写真を撮らせて頂きました。

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平成9年から全棟で基礎が高い「緑の家」

竣工後1年。
外周から約1m以内の熱流は大きい・・・。
ポイント1と2までは温度の低下が顕著。

先日伺った「緑の家」のスラブの温度をサーモグラフィーで見ても、寺尾西の家と同じ傾向です。外周部から約2mを超えると一段熱流量が小さくなります。

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喜べないが、10年前の浅間の予言があたる・・・。

完成された床下エアコン暖房の温度分布。全くといって良いほどムラのない床温度。27度と少し高めでお使いのようだ。
どんなに性能の高い窓ガラスより薄手のカーテン一枚の方が、放射が下がり快適さが高くなる事がここからもわかる。

今朝は築一年の「緑の家」メンテナンスに伺ってきました。 続きを読む



木製サッシを考える。

「緑の家」はここ数年木製サッシを積極的にお勧めしてはおりません。

理由はコアな読者さんならわかると思いますが・・・

8年くらい前から申し上げているとおり木製のサッシには庇が原則必要です(新潟県)。

この事は先月のブログでも取りあげたとおりです。

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「緑の家」のA(As)グレードとBグレードの基礎 その1

「緑の家」には断熱性能がほぼ同じで基礎構造と床下の高さや窓交換が出来るサッシ納まりの違いで7年前からAグレードとBグレードが有りますが、この度連載した実測でその違いもハッキリわかりました。

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驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その5 補足   床下暖房は省エネでは無い!

今年の最初の連載・・・「驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測」は4のまとめで終わりました。ただわかり難いとのことでポンチ図でわかりやすさを心がけて補足とします。

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床下エアコン暖房の外周部温度とその完成度  その3

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2月2日氷点下2℃。雪と氷そして風の強い日の「緑の家」。手間のかかる木造ラーメン構造の車庫がやっぱり美しい。

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一番風が当たらない東向き玄関前でさえ、吹きだまりになってしまうほど強風の砂丘頂上。サッシガラスに付いた雪が溶けない・・・。

 

現在リアルタイムで測定中の寺尾西の家に伺いました。

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床下エアコン暖房の外周部温度とその完成度  その2

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以前もブログで申し上げましたが、熱画像撮影機は最近手軽に買う値段に下がったので建て主さんでも既に手にされている人も多いでしょう。その時に注意したいのが、

色だけ見て判断しない・・・

ことです。

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驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その4 まとめ

そろそろまとめます。学術的な事でなく、実務的なことでのまとめです。

条件は・・・

新潟県の砂丘地及び水はけがよく、建物下に水みちがない土地において

  1. 基礎断熱のスラブ中央部から熱流量は、スラブ下断熱材無しでも極わずか。
  2. 基礎内側断熱では、コンクリートが床下の熱を屋外へ運ぶ最大の要因となる。よって床下暖房を行ったスラブ外周部は、スラブ下ではない新たな断熱対策も視野にいれるべき。

です。

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驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その3

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その2では上グラフで5分ピッチでのスラブ中央部の熱流量をエアコンのON、OFFとの関連を示しましたが、外気温表示を時間の関係で省略しました。

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そこでその3はまず上のグラフに外気温(紫の線)を追加。ただ外気温線が離れているとその関連がわかり難いので外気温の数値だけ上に全体に13℃スライドさせて黄色い線で表示させました。ホントの外気温は紫の線なので誤解無きように。

ご覧のように、スラブ中央部の熱流量は、外気温に「直ぐに」左右される事なく、エアコンのON、OFFによって内外温度差が大きくなり短期影響をうけていると思われます。 続きを読む


驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その2 

今(20日午後)は母の診断(介護保険の更新)の為、かかりつけの医院に居て、長時間待っている間に書いております。

 

その1では、基礎(スラブ)下に断熱材のない建物において、築1年であっても環境が良ければ床下スラブの中央部からの熱流量は、外周部に比べほとんどないことが実測でもはっきりとわかりました。

その2ではもう少し細かくデータを考えてみます。 続きを読む


驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その1 地面より外周へ。

昨年夏から温熱測定隊として「前ラボ」から高価な熱流計という測定器をお借りして、スラブの熱移動状態を測っております。

そして昨年夏に、

真夏でも基礎断熱しているべた基礎のスラブから意外ともいえる熱が奪われている事がわかりました。このことで新しい夏の空調として、6月~7月でも床下空間を暖房して、1階の床温度を冬期の25度まで上げる事で快適性を維持して、居住空間を除湿する方法を報告しました。この方法であれば、除湿量を増やしても不快な寒さにならない・・・。新しいオリジナルな空調方式です。

今冬の測定では新しい発見より、従来から国のマニュアルで書かれているのに、その内容を実測もしないで否定的な考えが一人歩きしている・・・スラブ下に断熱材のない地面だけの基礎断熱の中央部分の熱の移動を明らかにします(この測定建物のみ)。

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最新写真による事実 床下エアコン使用住宅内の床下の汚れ

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建て主さんが掃除して送ってくれた貴重な写真。入居してまだ一年目のゴミは埃と綿埃が主・・・。つまり床上と変わらないゴミの種類。

年末の大掃除時期だからこのような写真のアップをお許しください。

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