無難な仕様 サッシと通気 その3

昨朝は熊本城を見ながら食事ができご機嫌である。

最初に・・・いま私は「熊本LOVE」である。

バス停やいたるところで目が合うと知らない人でも「おはよう」とか声がかかるその感じや、熊本城の復興を心から喜ぶ市民、そして街中の若人の活気に感動する。この感じは遠い昔のバブルに近いころの地方都市の活気。その賑わいは楽しさの原点と思わずにはいられない。いま熊本はそんな地方都市で最も住みたい都市になっていると思うし、私も心からそう思う。

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無難な仕様 サッシと通気 その2

6月4日12時53分更新

窓上に庇用の下地をの木をいれているところ。この後縦通気胴縁がいれられ縦横無尽の通気が出来上がる

住宅の外壁構造において近年重要性が増した通気工法。完成すると外壁内でその構成や効果が視覚的に全く感じられないので、この工事中がとても大事な期間となる。

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高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その8 番外編2 苦労

家の西側のサッシを取り開けるのにワンルームなので全ての養生が必要になった。

今回の劣化した樹脂サッシを取り替えるのに苦労したのは何時工事をやるかであった。この取り替え話は既に7年前から出ていたが、住んでいて本当に出来るのかが踏み切れない理由であった。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。 補足編

小屋裏は振れ止め・筋かいで和小屋らしく一体空間化させ、桁下地回りは2階と明確に分けると構造計画が明確になる。赤ラインが厚物合板の位置で、青ラインが防湿気密シート。

前回の内容では一般ユーザーさんでは図もなくわかり難かったであろう。補足では図を紹介する。上は厚物合板を貼ったときに最も無難な構成で設計した図である。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。

2023年08月23日気密シートからの湿気流入の写真を更新

先日「プラスチック系付加断熱と内部結露」とのブログを2つアップしたが、高断熱高気密が得意な会社は構造用合板の耐力壁をさけ、新建材合板(ダイライトやモイス)などを耐力壁に使いたがる。しかしそんな会社でも桁上合板や勾配天井の水平面剛性をとる合板(野地板を含む)にはその嫌っている構造用合板を厚物で野地板として平気で使う・・・この矛盾は?これはダブルスタンダートなのか。

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熱い・・・もとい 暑い エアコン・車・茄子

ミョウバンを入れなくともヘタを一緒にいれて一夜漬けなら色はほとんど変わらない。これは粗塩と鷹の爪のみ。普段は切れ目を入れないが入れると早くつかるので急いでいる時にはいれる。

新潟での夏の代表的な食べ物として「十全なすの浅漬け」があると私は思っている。

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思考の組み立て方・・・吸放湿物質と夏型壁内結露 その6

題名は「吸放湿物質と夏型壁内結露」となっているが、実は最も夏型結露を起こす可能性が高いのが・・・屋根下である。近年は太陽光発電パネルや、背の高い建物の陰になることも多く、屋根に温度ムラが出来る事と、室内冷房がロフトで集中的に行われるために起こりやすくなった。特に小屋裏がなく勾配天井を持つ家や片流れ屋根が最も注意が必要。

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福島県伊達市で完成見学会 
本格的土間シリーズ第2弾 温室土間のある家

2018.10.11日更新 14日の時間の変更あり
当面このページをトップ記事に固定。

地面が床のような低い1階フロアー床位置が「緑の家」?
そう、これでも柱がのる基礎は1mあるから不思議(4本を除く)。

Ua値0.3w/m2kの超高断熱と最大の日射取得を考えて木製断熱窓を計画した「伊達の家」の完成見学会の告知。 続きを読む



今年のまとめ 基礎から逃げる熱と床下の多湿環境
  更に夏型逆転結露

建築技術2017年1月号の記事。

まず今年も研究テーマは床下にありました。

特に基礎断熱の熱の逃げ方や床下内に外気導入した場合又は、通風で夏期を過ごした場合の床下は多湿空間になり、数年経過するとカビの問題が起こります。

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ZEHの太陽光発電パネルのリスク
 国総研資料から 片流れにはしない!

大量の太陽光発電パネルが急激に設置され始めた2010年以降、住宅の屋根に「片流れ」形状が増えました。しかし大量に太陽光発電パネル(ソーラーパネル)がその片流れ屋根に設置された場合、新たな障害を引き起こすことが報告されております。

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超高断熱とキッチン土間そして高基礎&床下収納 その2

200Φの4個の換気口。今年から小屋裏換気も棟換気から無難な妻換気に順次きりかえている。

UA値が0.3w/m2kと普通の家の3倍近い断熱性能があるのでとてもある意味「無難」とは言えませんが、考え方によっては10年後の断熱性能を見据えた家を「無難」とするなら・・・無難な家造りを目指す「緑の家」ですね。

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明日は臨時休業

昨日事務所が留守の時(18時以降)の転送先を、使用しなくなったガラケーにしていたので
「この電話は現在使われておりません」
とのコールが流れたようでお叱りを受けました。申し訳ありません。

また明日(25日土曜日)はテ・コアで移動業務を行うので三条の事務所は臨時休業します。電話は転送でテ・コアにいる浅間につながります。

この繊細な梢に沢山の葉っぱを付けるケヤキの樹形は最も美しいと思う。これで樹齢30年くらい。

寺泊の自宅のケヤキがようやく芽吹きました。このケヤキが海の真ん前の庭に来たとき、この子は他の海沿いではないケヤキと同様に5月連休頃芽吹いていました。ところが・・・

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悪天候時に

まずお断りしておきます。確信はないですが、下の2つの家は、暴風雨の悪天候時の対策だ??と思います。ひとつは軒の出の全く無い家での風景。多分西風のあたる方向から雨漏れがしているので、その原因がどこにあるか確かめるために、新築したばかりの綺麗な外壁にテープを貼っている風景です。もうひとつは、ログハウスですが、これも風の強い西側の外壁部分に、メッシュシートを貼り、ログハウスの宿命である丸太の乾燥隙間からの風雨を防いでようです。丸太の乾燥による隙間修繕はセトリングと呼ばれるものですが、数年間に1回、それを何回か行えば終わりとなる行事ですが、間に合わなかったのでしょうか?それとも腐りやすい木の樹種のデッキ床に雪が積もる事を防いでいるのでしょうか?いずれにしてもお住まいの方は大変でしょう。ログハウスは多分お建てになる時に、セトリングの必要性をお聞きになったと思うので、納得していると思いますが、軒の出の全く無い家の方は、雨漏れのリスクが高い(ガルバニュームなら納まりを気をつければ大丈夫)ことと、外壁の耐久性が落ちる説明をお受けになったのでしょうか?最近の流行?の「軒の出」の全く無い納まり(特に片流れ屋根)を安易に建築する建設会社には、注意して頂きたいとおもいます。このお宅には小屋裏換気口も見当たりませんが・・・。

そういえば18年くらい経つ拙宅は、よく開閉する西側の樹脂サッシのパッキンがそろそろ寿命です。風速15m/sを超える日は、どうも窓から冷風が入ってきます。ステンレスレス金具も錆びてきて寿命かな。2年前に外壁張り替えたばかりなのに、また張り替えないとサッシの交換は不可能みたいです。←それが今のサッシの重要問題。