夏型壁内結露は、
- 吸放湿の感度が大きい素材が壁内の外部側にある。
- その温度が変化が大きく、また透湿抵抗の高い材料に挟まれてそこに低温側がある。
と考えていると・・・話した。
この中で壁構成材の吸放湿量について少し触れたい。
夏型壁内結露は、
と考えていると・・・話した。
この中で壁構成材の吸放湿量について少し触れたい。
昨日は一日あたりの走行で人生最長の750kmを運転した(但し同乗者あり)。
朝5時50分から夜の10時まで一般高速道路が650kmで首都高が40km、下道が60kmだろうか・・・。
何故こんなに走ったかは後日ご紹介したい。
日経ホームビルダー2019年7月号の特集が秀逸である。ライターはやはり荒川尚美さん。その特集号をご案内する前に、夏型壁内結露について少し・・・いや長い(笑)が紹介したい。
まずこの分野で第一人者である土橋先生が書かれた・・・
室内温・湿度変動の長期予測に関する研究(土橋 喬雄)建築研究報告 No.93, 1981 建設省建築研究所の一文にあるが、
「壁の吸放湿という現象は,きわめて複雑であり,その機構も未解明のままである。」
とある。雨漏れは例外とすると夏型壁内結露はこの壁内での多孔物質による吸放湿が原因であると私は考えているが、その吸放湿についてはまだ未解明だということ前提にお読み頂きたい。 続きを読む
上のとおり昨日のヤフーニュースで
ペットボトルを食べるバクテリアを世界でする初めて見つけた!との記事があった。↓
鳴和台の家の中間気密測定が終了。
結果は0.085cm/m2→四捨五入し→0.1cm/m2であった。既定値以内でOK。というより「緑の家」ではトップクラスの気密数値である。 続きを読む
大野町の家は工事が終盤。完成日時も決まり完成検査をかねて見学会を行う。予定日は6月22日、23日。超高断熱UA値0.21w/m2kの「緑の家」Aグレードの家を見に来てほしい。後ほどブログで案内する予定。
断熱材を選ぶとき、こんな図を見たことがある人がいるはず・・・。
この図は平成14年(今から17年前)に発行された「次世代省エネルギー基準と指針」とほぼ国が発行した書物のP204にある図。
よくこの図が悪意もって使われるところを見る(繊維系断熱材の批判)。
玄関は家の顔と言われるが、薪置き場が玄関壁面としてこんなに良い雰囲気になる。今日、五日町の家に一年目メンテナンスに伺って来た。 続きを読む
一週間前に行った「ご自宅の温湿度を教えて下さい」の集計をお伝えする。
ここ何回か換気とRH(相対湿度)等の話題をブログで取り上げているが、「緑の家」のオーナーさんから
「トイレの樹脂サッシ枠に結露したが・・・」
との問い合わせが冬期になると複数件ある。RH(相対湿度)50%の家で窓があり床下暖房のない2階トイレは戸を閉めてあると温度が数度下がるのでまずトイレに結露が発生する事になる。
高断熱高気密住宅では30年前から冬期間は乾燥しすぎて大変と言われてきた(特に女性が多い)。よって古くからRH(相対湿度)と乾燥感の研究も行われていた。建築技術2019年1月号もその紹介をしている。 続きを読む
さてようやくCF(循環ファン)の話になる。
お風呂場に6年前から標準設置されているCF(循環ファン)は所謂換気扇ではない。そもそも日本の風呂場に排気用換気扇は概ね必要無いはず(高断熱高気密住宅)。この2019年建築技術1月号でさえそんな記載はない。・・・Orz
事務所に10年以上前の現場発泡ウレタンフォームのサンプルがある。しかし何故このビニール袋の中にあるかと言うと・・・ボロボロに劣化しているからである。
床が真っ黒なのは・・・床にできる限り蓄熱させたいから。当然石でありモルタルとコンクリートを合わせると厚さ30cmにもなる。最初は?とも感じるラフさがあるがこの石らしくランダムな表情が慣れれば慣れるほど良い。
温室土間という新らたなコンセプトによってプランニングされた伊達の家。
窓の大きい超高断熱住宅は厳寒期以外はオーバーヒートすることは良く知られている。しかし伊達の家はオーバーヒートを故意にさせる(30度前後)。そのためオーバーヒートさせる空間は居住空間とはしないのが特徴。 続きを読む
上山の家は「土間キッチン」がメイン。
見学会でも土間キッチンはどのような使い方をするのか?
と問われたのでお答えする。
2018.10.11日更新 14日の時間の変更あり
当面このページをトップ記事に固定。
Ua値0.3w/m2kの超高断熱と最大の日射取得を考えて木製断熱窓を計画した「伊達の家」の完成見学会の告知。 続きを読む
その6は、「ある条件のセルロースファイバーを使用した壁体における防露性能評価に関する研究」である。
簡単に申し上げると、セルロースファイバーの壁体は防湿シートを省略して内部結露を生じないか?
の評価である。 続きを読む
9時現在の各地の気温・・・。三条市と堺市では先日と真逆の関係。
三条市では9時過ぎには31度を超え、日が射せば35度を超える勢いであるが、天気予報では午後から雨なのでこのあたりがてっぺんか。 続きを読む
伊達の家の外観はシンプルで無難であるとその1でお伝えした。実は内部も同様である。
南半分は温室、北半分は居住部となって分離することで冬期の日射熱を貯めつつバッファーにもなっている。また床は黒くしてその直下にある厚いコンクリートに蓄熱させ・・・更に熱を移動させる仕組みをコンクリートに埋め込んである。 続きを読む
伊達の家はUa値0.3w/m2kで気密性能C値が0.1cm2/m2の超高断熱高気密の建物である。着工から1年と半年・・・。ようやく足場が外れ完成間近になった伊達の家。内装下地工事終了前のチェックに伺った。
透湿防水シートは今や一戸建て木造住宅のほぼ全部と言っても良いほど採用されている外壁の下地材。この透湿防水シートが2次防水となり雨水の侵入を防ぐ。
ところがこの透湿防水シートは35年前に新潟県で使われ始めてから何度となく問題が指摘されてきた。特に・・・熱劣化と現場塗り防腐防蟻剤による劣化では大きな汚点がある。
梅雨明け宣言があった昨日の「て・こあ」・・・
窓は一切開けていない・・・。
勿論・・・エアコンなんてない。
と書くと
『えっ・・・「て・こあ」って確か通風の家だったのでは?』
・・・
・・・。
福島県伊達市に建築中の伊達の家の足場がようやく外れる。これだけ窓があってもUa値は0.3w/m2kなら大変立派。
予告通り・・・大阪府堺市で建築中の「堺市の家」で中間気密測定がおこなわれ、目標となる0.6cm2/m2以下の0.5cm2/m2を計測した。
堺市の家を施工して頂いているのは、建築地域地元の片山建設さん。この片山さんは広く中小の建物を請け負う会社さんで、逆に高断熱高気密住宅に特化しているわけでもなく・・・というより本格的な高断熱高気密住宅を作ったことはなかったと聞いている。 続きを読む