「 空調・エアコン 薪ストーブ等 」一覧



「緑の家」のエアコン 新たな空調計画 2016年版

2016年08月26日 表修正(顕熱換気除湿量修正)

この夏「緑の家」で室内の環境を実測しております。そこで今後の「緑の家」でのエアコンの設置計画が決まりました。エアコンはその特性が機種や時期によって変化するので今回は2016年版として2011年から5年後の変更計画です。

高い性能の高気密高断熱の家において、多くの設計者がエアコンの設置方法を計画するとき、主に冬の暖房時の暖房負荷を考えてエアコンを台数や位置を決め、冷房には緻密な計画をしないと思いますが、新潟県ではそれだけでは不充分で有るということがはっきりわかりました。

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2016年度のお勧め住宅用壁掛エアコン

2016年08月5日修正 08月20日加筆、9月三菱電機△に

2016年のエアコン選定は大変な事になり、昨年のパナソニックに続いて東芝までもが再熱除湿エアコンから撤退?しました。これで日立と三菱電機・富士通になりました。

主要機種
再熱除湿
グレード センサー
位置
日立   ○ 上位機種      ○
三菱電気    中位機種   △
パナソニック   ×   ○
東芝   ×   ○
ダイキン   ×   ×
富士通   ○ 上位機種   -

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家庭汎用エアコンの特性が変わったのか・・・

2年前から再熱除湿を止めるエアコンメーカーが増えてきております。これは先回2016年のお勧めのエアコンでご案内したとおりです。そして「緑の家」にお住まいの皆様から最近このような話を多く聞くようになりました。

「主冷房用エアコンを冷房運転にすると湿度が下がりにくい・・・」と

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夏至に暖房運転する床下エアコン??その2

2017年 5月 緑字追記 
床下暖房を夏期でも使うと温度ムラがなくなるので気持ちよいと言う事が推定される。超低湿だけが気持ちよいわけでない。

夏至に暖房運転する床下エアコン??の記事に対してコメントが多いので急遽「その2」を作りました。

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夏至に暖房運転する床下エアコン??

2017年 5月 緑字追記 
床下暖房を夏期でも使うと温度ムラがなくなるので気持ちよいと言う事が推定される。超低湿だけが気持ちよいわけでない。

相変わらず綺麗な床下。だからこそ実測も簡単。

先日お話しした計器類を実測させて頂く家に取付け始めました。
最新兵器は「熱流計」。
これはその面にどのようなベクトルで熱が流れているか測るセンサーです。これを床下スラブ面に設置して実測します。

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今日の出来事 

毎年この時期訪れるこの場所・・・何時もと変わり無く水蒸気が鉛色の空に悲しく踊るような情景を見せております。このような人の力が空まで変えるようなそんな景色は嫌いではありません。
本来なら明日この場所に立つのですが、明日は東北フォーラムで講演させて頂けるので、1日早いですが今日ここに来ております。

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やっぱりエアコンについては譲れない・・・その2

緑字加筆あり 2015年 11月11日

すこし強引にAPFとCOP比較をしてしまいましたが、目的はわかると思います。

先回の続きです。

実は皆さんが普段見慣れているエアコンメーカーのカタログでも

「エアコン定格時運転は効率が悪くなる」

ことが直ぐにわかります。つまり誰でもその理由がわかるのです。

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パナソニックのエアコンはフィルターが欠点 その対応2

取外されたパナソニックのエアコン。事の発覚はこのエアコンから始まった。

先週パナソニックさんから

「目の細かいフィルターが出来ます。どちらにお送りしましょうか」

とのことだったので、オーブルデザインの事務所に全ての該当するフィルター送ってもらうことにします。

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わくわくする・・・エアコンの論文 2

風量固定時のCOP(冷房、暖房)
先回の「わくわくする・・・エアコンの論文」の結論で、

暖房時に定格運転5kwの半分くらい(2.5kw)を考えて選定することが良いことは上の図でわかったが、冷房時に定格運転4kwよりやっぱり半分の2kwの方がCOPが高くなっているのになぜそこを薦めないの?
とのご質問頂きました。確かに以前ブログで何度となく説明していたので今回は理由を端折って冷房は定格が良いと言っているので少し補足説明します。

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暑さの新基準 露点温度による判断

最近、湿気や黴びのことを多く書きますが、日本(北海道を除く)ではこの二つを忘れて家の事、日常生活を語る事はできません(当たり前ですね)。実は暑さもこの湿気で判断出来るのでは無いかと思っております。その湿気を日常でわかり易く表現出来るのが「露点」です。

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酷い・・・パナソニックのエアコンはフィルターが欠点 その後

何でこんなに編み目の大きさが違うの?これで空気抵抗が少なく省エネと言われても・・・。

パナソニックのエアコンのフィルターの網の目が他社に対して相当大きい事がわかってから、日立さんの同年代の機種とも比較しました。
写真の通りやっぱり大きい・・・。これはパナソニックエアコンの設計ミスではないのだろうか?こんなに違う編み目なら素人でも熱交換器が汚れる事もよくわかります。

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酷い・・・パナソニックのエアコンはフィルターが欠点でもう使いません。アフター対応も。

2015年7月14日緑字加筆

2015年7月9日に変化が起こりました。そちらをご覧ください。


一年使ったフィルター奥にある熱交換器につく汚れ。粉のような汚れがこびりつく。

当事務所がよく使うパナソニックのエアコンはフィルターの目が他社さんに比べ粗くゴミを通しやすいのでもう使用しません。またその後の対応も大手メーカーの逃げ腰姿勢に少し残念な想いです。

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パナソニックのエアコンは問題あり③ 機種など補足説明。

2015年7月14日緑字加筆

2015年7月9日に変化が起こりました。そちらをご覧ください。

芝のエアコン。床下エアコンとして3年間使用し、フィルターのマニュアル掃除は一度もしていないが内部フィンは使用に見合った汚れ。

パナソニックのエアコンの強風使用時に著しい汚れがあった機種は今のところCS-X222CとCS-X223Cで昨年の機種であるCS-X224Cはまだ確認されておりません。

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パナソニックのエアコンは問題あり②

2015年7月14日緑字加筆

2015年7月9日に変化が起こりました。そちらをご覧ください。

目視で完全に異質の網の目の大きさとわかる。

まず最初に読者にお詫びしなければなりません。

エアコンに対して「マニアです」と自称していた私が、こんな単純な事に気がつかないなんて・・・。マニア失格なので今後は名乗りません。

メーカー技術者はエアコンのCOPをアップさせるには熱交換素子の大きくし、風量を大きくすることをまず最初に行います。風量大きくして効率を高めるためには、同じ消費電力なら風が流れる時の抵抗(損失)が少ないフィルター方がよいに決まっております。

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2014年度 エアコンのお勧め ①

2018年に加筆修正 緑字

量販電気店で集めたパンフ

高断熱高気密で使う家庭用エアコンのお勧めを数年ぶりにご案内します。
但し、実機を使っての体験、実測談ではなくカタログやメーカーに聞いての評価なのでその点はご容赦ください。また2014年度のカタログ、仕様からの内容ですので2014年度にしました。

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容量可変型コンプレッサー搭載エアコンとは?

緑字追記 2014/10/17
タイトル修正、リンク追加 2014/10/29

建研のHPから入って省エネ性を計算するプログラムソフト「省エネルギー基準(平成25年1月公布)及び低炭素建築物の認定基準(平成24年12月公布)の告示に沿った計算方法」・・・所謂
「住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム」がこの10月10日からバージョン1.13になりました。そのソフトで見た「容量可変型コンプレッサー搭載エアコン」とは一体なんぞや??

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暑いですね・・・2 東京と新潟の違い

皆さん・・・夜エアコンONで寝ていますか?

これは昨日の気象記録です。この実録をみると、

深夜3時頃の気温・・・なんと28度

そして・・・湿度・・・・おお98%・・・

空気がじっとりしていてこれでは寝られないでしょう。

空気中の湿気量は昼間も夜も変わりないために、夜気温が下がれば相対湿度が上がるのです。

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自動お掃除付エアコンのお手入れ

2014.02.13.06.45緑字加筆

これは・・・

最近のエアコンで上位機種にはフィルターの掃除を自動で行ってくれる機能があります。メーカーのカタログには「10年分の埃を溜めるタンク付」とか、「強制排気で屋外に放出」とあり、まあ10年近くは掃除しなくても大丈夫なのかなと読めます。しかし当事務所や「緑の家」などのように24時間使いつつ一年の2/3を使用していると・・・

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続・ちょっと突っ込んだ薪ストーブのお話

薪ストーブを着火後から30分くらいは暖まっていない本体、煙道のせいで煙りが確実に出る。

「ちょっと突っ込んだ薪ストーブのお話」の続きです。

どんなに高性能な薪ストーブで、乾いた堅木を使っていても、着火時と、薪の挿入時には多少煙と匂いが発生します。これは電気を使わない原始的な燃焼器具の宿命のようなものです。

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ちょっと突っ込んだ薪ストーブのお話

このくらいスッキリしていれば作業できる昔の土間。

何度か既にお話していると思いますが、寒い時の話題は薪ストーブに限ります。

何回かペレットストーブや薪ストーブが地球温暖化防止には役立たない(但し大量に全世界が使えば、煙微粒子が太陽光を遮断して寒冷化する)と言っております。よって町での薪ストーブの採用は温暖化防止とか言わないで、「趣味」=「好きだから」という理由が一番スッキリとします。

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「て・こあ」でのある一日 ⑳火と匂い

大量の湯気を発生できる竈で蒸し上げる「もち米」はうまい。

世の中三連休でしたが、当事務所は昨日のみお休みで、そのお休みを利用して「て・こあ」で真冬仕事の薪割、と内装打ち合わせをしました。
「て・こあ」はまだまだ未完成の建物なので、少しづつコストをかけないでリノベーションされております。その打ち合わせ前に中華ちまきをご馳走になりました。

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エアコンの研究を見てきました。 その②

来年の空調系の学会の技術論文集に掲載される報告書の表紙(フライング・・・か)

さて「その①」ではさわりをご案内しましたが、その②では、どういった事を目的として研究しているかを、まず説明します。

ただ、これは私の主観なで私の解釈に間違いがあるかもしれませんので、こちらにその論文を置いておきますのでお確かめ下さい。

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エアコンの研究を見てきました。 その①

Bが対象エアコンが置いてある部屋。廻りが大きすぎてわかりにくいが、Bの箱は縦横3mくらいありそれが床上2.5mに浮いている。Cは風洞実験装置。

覚えていますか?以前、新潟大学の赤林研究室で家庭用エアコンについて凄い研究が始まったと・・・書きました。その現場を見に行きました。

この「その①」では軽くさわりだけご案内します。

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