「 伊達の家 」一覧

「緑の家」の白の色味への拘り

2023.10.12 加筆修正

「緑の家」の壁と天井の白は25年以上変わらない19-M92Bという色。33年前に施工した事務所の壁も同色である。写真は2021年竣工の清五郎の家。

「緑の家」では1998年の事務所設立以来からの白いAEPの壁天井が標準仕様で、これは今も変わる事がない。安価で質感もよく30年ほどは退色しないAEPはメンテナンスも優れているのでこれからも「緑の家」の標準仕様である。まず何故・・・

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再び福島県伊達市へ③ 換気計画と熱画像

下は先日の薄曇り空の伊達の家での温室の熱画像である。

iPhoneにつないで熱画像を撮影できるFLIRONE(2016年製)は絶対温度の正確性が疑わしいので何時もピンポイントの表面温度計とセットで測る。FLIRONEは黒以外では3度ほど高めに出るのに真っ黒な石を測ると意外と正確に温度が測れていた。

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再び福島県伊達市へ② 熱流計で測定開始

最初に・・・伊達の家の事は「カテゴリー」で「伊達の家」に38の記事がある。そちらで確認するとわかりやすい。

ピアノの背中や洗濯機の箱が見えたり、重さ150kg冷蔵庫も大人6人で運び込んだりで生活感が窓越しに見え始めると更によい感じになってきている。階段が見えるがその勾配の緩さも一目瞭然。

太陽光の恩恵を受けるためのガラス張り(パッシブ)の伊達の家では引っ越しが始まっている。 続きを読む





伊達の家 完成「前」 2

床が真っ黒なのは・・・床にできる限り蓄熱させたいから。当然石でありモルタルとコンクリートを合わせると厚さ30cmにもなる。最初は?とも感じるラフさがあるがこの石らしくランダムな表情が慣れれば慣れるほど良い。

温室土間という新らたなコンセプトによってプランニングされた伊達の家。

窓の大きい超高断熱住宅は厳寒期以外はオーバーヒートすることは良く知られている。しかし伊達の家はオーバーヒートを故意にさせる(30度前後)。そのためオーバーヒートさせる空間は居住空間とはしないのが特徴。 続きを読む





階段のディテール

横から見ると段板はまだだが、9mmの線で構成されるワーレントラスの階段。この透け感を目指した。

階段を通して透けて見える巨大な窓。これこれを想像してこの線の細い階段の設計おこなった。

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福島県伊達市で完成見学会 
本格的土間シリーズ第2弾 温室土間のある家

2018.10.11日更新 14日の時間の変更あり
当面このページをトップ記事に固定。

地面が床のような低い1階フロアー床位置が「緑の家」?
そう、これでも柱がのる基礎は1mあるから不思議(4本を除く)。

Ua値0.3w/m2kの超高断熱と最大の日射取得を考えて木製断熱窓を計画した「伊達の家」の完成見学会の告知。 続きを読む



福島県 伊達の家完成間近・・・その2

何時もの「緑の家」のインテリアであるが、スケールが違う為別物に見える。中央のラーメン梁はのセイ(高さ)は450mmあるが300mm程度にしか見えない。

伊達の家の外観はシンプルで無難であるとその1でお伝えした。実は内部も同様である。

南半分は温室、北半分は居住部となって分離することで冬期の日射熱を貯めつつバッファーにもなっている。また床は黒くしてその直下にある厚いコンクリートに蓄熱させ・・・更に熱を移動させる仕組みをコンクリートに埋め込んである。 続きを読む


福島県 伊達の家完成間近・・・その1

外装はALC。その上に30年維持可能な塗装をし、メンテナンス簡略化と美観の維持を両立させる。外壁が厚いのでわかり難いがこれで軒の出は1200mm。

伊達の家はUa値0.3w/m2k気密性能C値が0.1cm2/m2の超高断熱高気密の建物である。着工から1年と半年・・・。ようやく足場が外れ完成間近になった伊達の家。内装下地工事終了前のチェックに伺った。

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福島県 伊達の家の外壁完了 超高断熱Ua=0.3w/m2kで夏仕様

木製サッシのフレームまで白。ガラスが黒く見えるのでガラスの大きさが更に引き立つ(人と比べると大きさがわかる)。屋根は一般的な粘土瓦。

福島県伊達市に建築中の伊達の家の足場がようやく外れる。これだけ窓があってもUa値は0.3w/m2kなら大変立派。

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大きな庇でも・・・超高断熱の美しい窓廻りは出来る。

一般の樹脂サッシでも、窓廻りをしっかり設計するだけ大きな庇があってもこんなに高級感がでる。これで取り替えメンテナンス性も考えているのだから、そこが「緑の家」らしい。塗装後が楽しみ。

塗装する前の窓廻りの施工が伊達の家の現場からラインで送られてきた。

いいねー。仕上げをしなくとも美しい窓廻りになっている。 続きを読む



福島県の「伊達の家」 防水、断熱材検査

調和がとれているので、この建物の大きさ感がわからないはず。内部から見るとそのスケール感に驚く。

うん。屋根の瓦がおさまってもっと良い感じになった。
基本設計時点で瓦は和瓦のイメージで進んでいたが、建て主さんから見せて頂く好みの参考外観の建物写真がどうもそうではない・・・。でも同じ敷地に建っている綺麗な蔵に合うようにしたい・・・と思い、最終的に選んだのが平瓦。無論しっかり専用袖瓦がある種類でないと美しくないのでその点はぬかりなく・・・。 続きを読む



福島県「伊達の家」と山形県「上山の家」

ガラス張り内部が土間温室となる。ここで故意にオーバーヒートをさせなながら蓄熱しそれを分散する。以下の写真2枚は施工されている今野建業さんからの提供。

福島県伊達市に建設中のパッシブ的な暖房を重視した伊達の家と山形県の本格的土間キッチンの上山の家はとてもゆっくりに施工中です。 続きを読む



超高断熱の大型窓が気持ちよい。その2

緑色の部分がラーメンフレームとなる。上部は全開口で下部(1階)は玄関戸とサッシが組み合わされる。

この写真はラーメン構造のなかに窓と玄関戸がおさまる部分です。緑色がラーメン接合となるフレームで、2階部分にはこの開口部にそのままサッシが入ります。ここで何かに気づいた人は凄い設計者です。 続きを読む


超高断熱の大型窓が気持ちよい。

昨日は早朝から「風」を走らせ、走行距離にして600km弱を移動しましたが天候のせいもあって気持ち良く移動できました。

伊達の家ではサッシの取り付けが少し心配していた日本と欧州の湿気の違い等の変形で、一度中断しておりましたが2日前から再開。ようやくほぼ全てを取付け終了します。

この状態で南面の窓・ガラス全てが入っております。住宅では殆ど見られないガラス張りの南面。

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超高性能高断熱木製サッシをつりこむ その2

今回は何時もにまして更に専門用語も多いのでわかり難いかもしれませんから、最後のつり込みの動画以外は特に飛ばしてお読みください。

仮留めのため接合ピンはまだ未設置状態。でも安定している接合部。

伊達の家のラーメン接合・・・。

流石にいかついですね。しかし私はこの力強さが好きです。

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伊達の家 コンクリート打ち込み
 基礎が最重要が「緑の家」。

殆ど立ち上がりが見られない基礎。もしかして2回打ちだから?
いいえ・・・正真正銘の一発打ちである。

今日伊達の家ではコンクリートの打ち込みをしております。

で・・・この写真を見て、

「緑の家」の基礎じゃないね!

と思われた方・・・

まだこのブログの読み(笑)が甘いですぞ・・・。

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パッシブな暖房で考える伊達の家 5 外壁

昨日中途半端にこの記事がアップされていたようで・・・申し訳ありません。

 

40年経過したALCの外壁。メンテナンスは7年前に一度塗り直したのみ。

 

ここで紹介したとおり伊達の家では外壁にALCパネルを使用します。

ALCってなに?

と思われる方が同業者さん以外では多いと思います。 続きを読む


パッシブな暖房で考える伊達の家 4 超高断熱と構造の関係

日頃から住宅の設計で一番大事なことは

「構造」の安全性

と申し上げております。

ここで「緑の家」が超高断熱住宅を造るにあたり気を付けていることは・・・

超高断熱化は家の重量が増える事の認識です。このテーマはちょっと建て主さんには難しい内容なのでスルーしてくださっても結構です。

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パッシブな暖房で考える伊達の家 2 構造

太平洋側気候に近い福島県中通りの梁川では冬期の日射も多く期待できる。しかし日射が極小になる厳寒期の2月~2月中旬を除く冬期は如何に蓄熱を有効利用できるかがポイント。そこで家の中に温室を造りオーバーヒートを見込んで蓄熱し、夜間にできる限りその日射熱を利用するように計画した。

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伊達の家 地鎮祭

昨年の夏に実施設計がほぼ終了していた「伊達の家」の地鎮祭が昨日執り行なわれました。どうして今日まで地鎮祭が延びたかは・・・機会があれば書きたいと思います。

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