「 家の論評、業界裏話 」一覧


屋根の劣化はなぜ起きる
 国総研資料から 防水シートが大事!

以前のブログでも何回か説明しましたが、屋根の防水性は一重に防水シートで保たれております。特に瓦屋根は風速15mを超える風雨になると結構な量で瓦の裏側に水が回ってしまいますから、防水シートがない場合は漏水します。その特性も↓のように報告されております。 続きを読む


2017年 建築学会の論文梗概集5 
様々なエアコンのCOP特性

こちらは昨日の「エアコンの省エネ性表示の崩壊か」の前にご紹介すべき論文で、

「家庭用エアコンを対象とした実使用時のCOPに着目した最適機種選定方法に関する研究

その8 ME社製家庭用エアコンのCOPマトリクス測定結果」
・・・先回と同じ赤林ラボの論文です。

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2017年 建築学会の論文梗概集4 
エアコンの省エネ性表示の崩壊か?

今期の論文の目玉・・・

恩師ラボの論文です。

全ての図等はこの論文からの切り取り。

家庭用エアコンで既に5年くらい継続して実測を行っている新大の赤林ラボですが、今回の発表も先回に続いて私には衝撃的です。

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2017年 建築学会の論文梗概集3 
YUCACOでカビの伸長を確認

オーブルデザインでは、殆どの設計者が取り上げない建築学会の論文についてご紹介しております。特に今回は住宅の省エネ・床下暖房・環境分野では第一人者のグループの論文から・・・。

 

学会の論文なので、設計実務者の規範となる法律で定められた内容ではない。その点は注意してご覧頂きたい。

 

YUCACOといわれる床下をチャンバーとする全館空調した家で、梅雨期のカビの調査が行われた。

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夏のエアコン(再熱除湿以外)はクーラーと呼ぶべき!

今日から8月・・・それらしい話題を一つ。

昨夏の「緑の家」の見学会では、床下用エアコンによる再熱除湿を使い、床下を強乾燥させた事を動画で公開しました。

今見ても・・・「緑の家」らしい裏付けで家造りをしているな~と思っております。

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緊急再掲載
衝撃的な論文 火災と外断熱貼り・通気工法 

このブログはちょうど2年前、2015年の7月1日のもの。この度イギリスでの高層アパート火災から、樹脂系外断熱と通気層について様々な憶測がでているので再びコピー掲載。

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「緑の家」では耐震性※がまず始めにありきで次に耐久性、温熱環境、デザイン(仕上げ材含む)の順番になります。決してデザインや温熱環境(超高断熱)が最優先ではありません。

そして上の中に「耐火性」や「類焼性」などが入っておりません。なぜか・・・。

※・・・この耐震性は積雪1.0~2.5mで耐震等級2以上の個別構造計算による確認の事。感覚や経験で耐震性が高いという評価では無い。

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通気層内の空気を利用する不可解さ・・・

築20年の通気層内のコウモリの糞。
通気層内はこの他カビや昆虫の死骸などがある。時間軸の変化に気が廻らない机上の空論?

ふとしたきっかけで外壁裏の通気層内の空気を室内に取り入れ、熱損失を抑えるシステムを東京大学も参加して共同開発した・・・という情報を見ました(実験棟は北海道)。 続きを読む


絶対!高断熱より耐震性が優先
構造計算ソフトから考える設計者の法的な責任

今の構造ソフトは3Dの骨組み図が簡単にできる。一般受けはするがたいした意味はない。ただ高さが複雑な構造ほど目視できるのでミスが少なくなる。

先々月から本格的に使用している新たな構造ソフトですが、本当にこのソフトが一般の建築士が扱えるのか・・・?

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今日は東京へ 優先は耐震性 3

屋根の水平剛性を高める時には、その応力が2階の耐力壁に伝わるように屋根まで耐力壁を延ばす事が必要・・・との記載。

その2からの続きです。

最近巷で多くなった勾配天井の空間。

その時に小屋裏をスッキリと見せる架構法の一つに登り梁が有ります。

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今日は東京へ 優先は耐震性 2

2017年6月29日 加筆修正 108角→108Φの修正

その1からの続きです。

柱間の大きい部分に計画された筋かいが所定の耐力をもっていないと、この業界で数年前から噂されておりましたが、その1でお伝えしたとおり実質国が「耐力に問題ない」との結論を出しました。その明文化が上の画像です。

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今日は東京へ 優先は耐震性 

申し込み開始時点でほぼ満杯だったのですが、6月27日に若干の余裕が出来たらしい。8月にも追加開催が決まった。

許容応力度設計のバイブル本が「全面改定」されこの4月に出版されました。

建築基準法は変わっていないのですが、この本の内容が変わるということは、耐性性の法律が変わったに等しい事になります。よってなんとかこのセミナーを拝聴するため新幹線にのります。

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省エネは美しくないの?

ネットニュース(時事通信)によると、

「東芝は14日、家庭用燃料電池(エネファーム)の製造、販売を7月末で終了すると発表した。累計販売台数は約8万台。保守・サービスは事業撤退後も継続する。 原発事業の巨額損失で経営が悪化する中、事業の選択と集中を加速させる。東芝は2009年度にエネファームの販売を開始。15年度の売上高は約150億円で、損益は赤字だった。」

との事・・・。

エネファームと言ったら補助金が一時期140万円+αほど頂けた省エネ器機ですね。補助金と言えばあまりピンとこないが、「この器機を買った人は税金からただで140万円以上もらえた。」と言うことになります。

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無断で写真のコピペ さらに・・・

ある住宅メーカーさんのサイトに弊社の写真がそのままコピペされ、ご丁寧に自己解説までつけてありました。

ある住宅会社さんのオフィシャルHPをプリントスクリーンで切り取った画像。このブログにアップする承諾は得ていないが、今回の記事の事実として掲載。

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個人の地震と政府の地震の違い その2 新潟は?

直下型地震だけを評価すると、新潟と長野、大阪ではあの静岡県より確率があがる。拡大して見ると、柏崎刈羽も真っ赤。原発銀座の福井県や六カ所村の青森県は黄色か緑。この図は流石に広く出せない。

さて 「個人の地震と政府の地震の違い」のその2では、少し衝撃的な資料を・・・

上の図をみてひっくり返らないでくださいね。

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個人の地震と政府の地震の違い

全国ほぼ同じ確率で大地震はおこる。それを示す地図。国立防災科学研究所から転載

昨日27日に国立防災科学研究所が発表した、2017年版地震ハザードステーションにおける地震の予測図です。

この図を見て一瞬で

「あれっ?」

と思った方は・・・凄い方です。

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床下収納空間で新潟市さんの見解

「緑の家」は床下高さ(1階床からスラブコンクリートまでの高さ)が最低でも930mmあり、高い時は1399mmにもなります。この空間の半分を床下収納として使って頂いている事が大変多いので、確認申請時にも「床下収納半分あり」と正しく記載しております。

この床下収納の件は相当前からあり↓ブログでも説明してしておりますので一読下さい。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2015/12/18/post-0-400/ 続きを読む


経験より歴史から学ぶ事

建築は経験より歴史から学ぶ事・・・

これはよく言われることわざ「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」でもあります。

このブログでも再三申し上げているとおり、

「軒の出の無い屋根はリスクが高い」

と申し上げておりますが、

最近は行きすぎた流行の省エネの方向の思考により、過去の歴史を活かさない施工や計画がこの屋根以外でも見受けられます。

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査読論文から 「RH(相対湿度)等とインフルエンザ」

建築学会環境系の査読論文集2017.03から

蕗の薹も既に終わりかけの3月中旬ではありますが、一昨日から本格的な冬と変わり無い天候の新潟県で、ここ三条でも既に15~20cmの積雪です。そんな中でもインフルエンザはその流行が既に終わっていますが、それでもその話題をあえて一つ・・・。

つい最近の査読論文からです(青字青線は浅間の加飾)。 続きを読む





太陽光発電パネル(ソーラーパネル)と屋根

「HITルーフ」であれば、新築時でも、後からでも屋根に穴をあけずに太陽電池モジュールHIT®を取り付けることが可能。数多くの穴あけ加工やシーリング処理が不要となるので、防水性が低下することがなく、太陽電池モジュールHIT®の取り付け作業が大幅に簡素化されます。施工時間の短縮にもつながります。

これはパナソニックさんの太陽光発電パネル(屋根材)の商品説明からの引用です。http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/01/jn170126-2/jn170126-2.html

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再びFLIRを購入・・・悪意のある色温度の作り方

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左の機種が旧Iphoneのカバー取付け型サーモグラフィー。右の一番小さいのが最近のサーモグラフィー。

証拠にも無く2年ぶりにサーモグラフィーを購入しました。

実は前のサーモグラフィーが壊れてからそんなにその必要性を感じていない2年を過ごしたのですが、現在進行中の温熱環境測り隊には必須らしく購入しました。

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LED電球でようやく信頼改善 パナソニックさん

緑字加筆 2016/11/12

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先日1.5万時間で壊れたLED電球(海外製)。一般に宣伝される寿命が4万時間・・・この1/3くらい。たぶん多くのLED電球がこんな状況。

寿命は4万時間と鳴り物入りで宣伝されたLED電球ですが、一般的に使用されてから丸6年経過しており、徐々にLEDの本当の寿命が広く知られてきております。つまり4万時間も持たない事実・・・。特に海外製のLED電球は1万時間で機能不全になります。これって欺し・・・と思ったのは私だけではないでしょう。なぜなら6年前のLED電球は3千円以上とシリカ電球の30倍だったのですが、寿命が30倍なので購入決断しました。そんな裏切られた想いが無くなるようにとパナソニックが新たな保証を打ち出しました。 続きを読む


もう一度投稿・・・専門家としての職務

今日の会計院の記事を受けて2016年6月15日の再投稿です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下6/15のコピペ

もし建築士の免許を持っていて、建築士の仕事(設計、工事監理、アドバイス等)をして報酬を得ていれば「専門家」になり、特に資格に「士」がつく分野は、国のお墨付きがあるので、、ネットでも情報発信の内容は慎重に考えなければなりません。

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