今年の最初の連載・・・「驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測」は4のまとめで終わりました。ただわかり難いとのことでポンチ図でわかりやすさを心がけて補足とします。
めっちゃ 力任せ暖房・・・。
「て・こあ」の力任せ暖房が凄い・・・。
「て・こあ」はj住宅ではありませんが現在オーナーさんが7日間連続宿泊中で、今日も6時までスイーツを作り続けておりました(その後2時間は寝るとのこと)。寒いと体調が崩れるのでとにかくガンガンに火を燃やします。
「て・こあ」でのある一日 百 築100年
当初、1つの建物で100回も続く内容があるとは思っていなかったこの「て・こあ」でのある1日シリーズは100回を迎えました。これは家と人が1体となって存在する「て・こあ」だからの事で、常に「て・こあ」と人がやりとりする(メンテナンスなど)から話題が尽きませんし、建築士として発見が多い・・・日本の住宅と人は日々のやりとりや設えに本質があるのでは・・・と思います。
その「て・こあ」竣工が大正6年8月だから今年が丁度100歳になります。
今年はここでお世話になった方に御礼を兼ねて何か振る舞えればと思っており、管理者さんと共に今思案中です。
スタッフのお祝いと打ち上げ
今日は昨年一級建築士に合格したにもかかわらず忙しさで出来なかったスタッフMのお祝いと上山の家と北園町の家の実施設計が一区切り付いた打ち上げを兼ねていつもの魚屋(ととや)さんでおいしい食事頂きました。
無論最初の一杯は「キリンブラウマイスター」です。
太陽光発電パネル(ソーラーパネル)と屋根
「HITルーフ」であれば、新築時でも、後からでも屋根に穴をあけずに太陽電池モジュールHIT®を取り付けることが可能。数多くの穴あけ加工やシーリング処理が不要となるので、防水性が低下することがなく、太陽電池モジュールHIT®の取り付け作業が大幅に簡素化されます。施工時間の短縮にもつながります。
これはパナソニックさんの太陽光発電パネル(屋根材)の商品説明からの引用です。http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/01/jn170126-2/jn170126-2.html
床下エアコン暖房の外周部温度とその完成度 その2
以前もブログで申し上げましたが、熱画像撮影機は最近手軽に買う値段に下がったので建て主さんでも既に手にされている人も多いでしょう。その時に注意したいのが、
色だけ見て判断しない・・・
ことです。
ちょっとだけ四方山話
えーーと、
日本とは直接関係ないですが、トランプ大統領の大統領令を批判している日本のマスコミの大変多い事が気にかかります(日本のマスコミと言ったのは日本で流される報道として)。 続きを読む
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その4 まとめ
そろそろまとめます。学術的な事でなく、実務的なことでのまとめです。
条件は・・・
新潟県の砂丘地及び水はけがよく、建物下に水みちがない土地において
- 基礎断熱のスラブ中央部から熱流量は、スラブ下断熱材無しでも極わずか。
- 基礎内側断熱では、コンクリートが床下の熱を屋外へ運ぶ最大の要因となる。よって床下暖房を行ったスラブ外周部は、スラブ下ではない新たな断熱対策も視野にいれるべき。
です。
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その3
その2では上グラフで5分ピッチでのスラブ中央部の熱流量をエアコンのON、OFFとの関連を示しましたが、外気温表示を時間の関係で省略しました。
そこでその3はまず上のグラフに外気温(紫の線)を追加。ただ外気温線が離れているとその関連がわかり難いので外気温の数値だけ上に全体に13℃スライドさせて黄色い線で表示させました。ホントの外気温は紫の線なので誤解無きように。
ご覧のように、スラブ中央部の熱流量は、外気温に「直ぐに」左右される事なく、エアコンのON、OFFによって内外温度差が大きくなり短期影響をうけていると思われます。 続きを読む
?の天気と床下冷房除湿の家の結果
明日の三条市の天気予報ですが、何がどうなるとこのようなめまぐるしい天気になるのか・・・。
少し考えると風向が原因のようで、三条から見て南東部が平野部から山間部まで晴れるので放射冷却で冷やされた空気が風向きで曇っている三条や海岸部に来るようですね。 続きを読む
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その1 地面より外周へ。
昨年夏から温熱測定隊として「前ラボ」から高価な熱流計という測定器をお借りして、スラブの熱移動状態を測っております。
そして昨年夏に、
真夏でも基礎断熱しているべた基礎のスラブから意外ともいえる熱が奪われている事がわかりました。このことで新しい夏の空調として、6月~7月でも床下空間を暖房して、1階の床温度を冬期の25度まで上げる事で快適性を維持して、居住空間を除湿する方法を報告しました。この方法であれば、除湿量を増やしても不快な寒さにならない・・・。新しいオリジナルな空調方式です。
今冬の測定では新しい発見より、従来から国のマニュアルで書かれているのに、その内容を実測もしないで否定的な考えが一人歩きしている・・・スラブ下に断熱材のない地面だけの基礎断熱の中央部分の熱の移動を明らかにします(この測定建物のみ)。
「て・こあ」でのある一日 九拾九 ゆき
先週末の寒波で「て・こあ」から土曜日にSOSが入りました。 続きを読む
建築技術2017年1月号の記事 ① 床下経由で外気導入
毎年楽しみにしている住宅技術評論家南雄三先生監修の特集がある1月号。
今回も情報てんこ盛りで何回かに分けて解説と個人の意見を織り交ぜて伝えます。
先ずは
Ⅲ「床下空間を経由して外気を導入する換気方法の採用」とは?
です。 続きを読む
融雪地下水利用とLED電球の買い足し
今日とうとう融雪をON。過去一番遅いスイッチ投入で、今年が如何に暖冬かがわかります。
融雪は地下水利用の最も有効な使い方で、エアコンで地中熱を吸い上げて使う暖房より安価で且つ最大の効果がある利用法です。水は動いておりますから吸い上げる熱が少なくなりません。
ところで・・・
「て・こあ」でのある一日 九拾八 食器棚
毎週月曜日奉仕「て・こあ」活動ですが、
今回は「て・こあ」で常用に使う食器棚を作ります(木材を加工してつくる)。 続きを読む
初日はメイルの整理・・・
今年初日は7日分のメイルの整理です。
「て・こあ」でのある一日 九拾六 追い込み
この記事は12月17日の内容を2017年01月05日緑字加筆修正した内容です。
特に木果子の「果」は果実の「果」で、菓子の「菓」ではなく
古来、お菓子の原点が果実であるという語源からきています。 当初木菓子と記載しご迷惑をお掛けしました。
今週の「て・こあ」は24時間照明が消えることない日が3日間・・・つまり週の半分は夜通し仕事をしていたようです。 続きを読む
最新写真による事実 床下エアコン使用住宅内の床下の汚れ
年末の大掃除時期だからこのような写真のアップをお許しください。
名古屋は晴れ スラブ下断熱材は?
2016年12月29日22時30分加筆
今日も新幹線から投稿します。下の写真のように名古屋は晴れですね。
八事・・・という文字が「ヤゴト」だと当初は読めなくて如何に狭い世の中で生きているのか実感させられました。
名古屋市では有名なところなのですね。
超高気密住宅の換気計画とその実測。その2
換気を正確かつ均一に行おうとするとそれはなかなか難しいのが実情です。
今年最後は名古屋へ
いつものように今日は新幹線なので随時更新します。
朝早く燕三条駅から東京へ・・・その後東京から名古屋へ向かいます。
一昨日まで岐阜にいましたので再び中京圏に向かう不思議さ・・・
事務所は今日で今年の仕事を終えますが、今年は県外の仕事が多かったですね。
再びFLIRを購入・・・悪意のある色温度の作り方
証拠にも無く2年ぶりにサーモグラフィーを購入しました。
実は前のサーモグラフィーが壊れてからそんなにその必要性を感じていない2年を過ごしたのですが、現在進行中の温熱環境測り隊には必須らしく購入しました。
「緑の家」に超高断熱窓に特化したグレードAsを追加
寺尾西の家 (延べ床面積152m2 吹き抜け19m2 サッシ開口部率27.46%) | ||||
緑の家仕様→ | Asグレード | Aグレード | Bグレード | 備考 |
UA値 w/(m2K) | 0.19 | 0.24 | 0.27 | ドレーキップ2017年発売 |
旧Q値 w/(m2K) | 0.73 | 0.87 | 0.95 | 換気q値0.25に固定算出 |
価格差(一棟あたり) | +120万 | 0万 | -220万 | Bグレードはラフコスト |
現在「緑の家」ではAグレードAとBグレードが価格の目安として設定されておりますが、来年からサッシを最高性能にしたグレードAsを追加します。各グレード比較はこちら
UA値が0.2以下の0.19・・・サッシ開口率(延べ床面積に対するサッシ面積)が27%もあるのみUA値が0.19・・・これは国内トップクラスの性能です。
カビの事とミサワホームがトヨタホームの子会社へ
27年前のバブル崩壊で一度経営危機になりその後紆余曲折だった大手ハウスメーカーであるミサワホームさんが実質トヨタホームさんの完全子会社になることが11月に報道されました。 続きを読む
事務所はようやく一息、「て・こあ」は不眠不休
今日が「て・こあ」のスイーツ発送日です。
小麦粉を一切使わないスイーツは思った以上に敏感・・・
米粉はそれ自身の水分量が少しでも違うと、噛み応えがかわるとのこと・・・
それは、それは、シビアです。
そのため今日の0時から再び焼き直しが生じ、これで不眠不休の状態とのこと・・・。
事務所は冬至の21日にようやく溜まっていたメイルや基本設計・・・実施設計などをスケジュール通り終了して無事に明日からの新たな予定に入れます。
それはそうともう冬至・・・。
例年同様オーブルデザインでは年賀状を取りやめておりますのでその点宜しくお願いいたします。
床下エアコン暖房の事・・・その2 床下暖房は省エネではない!東大学位論文から
まずこの博士論文をご紹介します。
その1でご紹介した2014年のブログの記事の査読論文。この論文で博士の学位を取得された井口博士の論文の全文です。
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/59574/1/B17956.pdf
今でこそ受け入れられるし読み応えがあるでしょう。これで2014年の論文ですから研究は少なくとも4年前の2010年から行われていたと思われます。もう6年経ってからのようやく一般的に知られるようになりました。
予言は当たる!床下エアコン暖房の事・・・
2017年1月18日緑字加筆修正
「緑の家」が旧Q値0.9の超高断熱住宅を宣言してから早10年になります。宣言当時のブログが下に今も残っております。↓こんな古いブログを大事にしている設計者は少ないと思いますが、これが一番大事な、大事な・・・実務者であり技術者としての実績なのです。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2007/04/06/post-0/
この時(2007年)は20年後にきっと旧Q値が0.9が当たり前になる・・・と言っておりましたが、その予言が当たりそうです。今はZEHが脚光を浴びておりますが、そのZEHの断熱性能更に半分の「緑の家」のような超高断熱住宅がきっと10年後には良い家の指標になるでしょう。 続きを読む