基礎断熱の熱損失評価が約7倍悪くなった・・・が特に何か支障があるかというと・・・実務に影響はほとんどない。評価が変わっただけある。一方既に住んでいらっしゃる建て主さんにおいては全く変わりないという事になるだろう。
続きを読む「 構造、構造計算、耐震、等級 」一覧
3.11から10年後の無難な土地と耐震性
建築主さんは、一般的な住宅では行政による耐震性のチェックが行われていない事はまだまだ知らない。3.11の大地震から10年、敷地の購入や建物に対する意識は変わったのだろうか?
続きを読む高基礎時の構造計算と床下収納の汚れ

「緑の家」が最も自慢できる事に、25年間全棟に採用している高基礎がある。
先回もオンライン講習会の録画をみていて、まさしくそう思った。
続きを読む
無難とは「難がない」という凄い事。
屋根の架構方法とプランの関係

5年前に「『緑の家』は無難な家を目指す」と宣言している。
周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・
続きを読むプラスチック系付加断熱と内部結露 その2
ここ数日で頂いたコメントを読んだり、ネットで検索したりすると今の住宅業界に正しい情報が伝わっていないことがわかる。
続きを読む「緑の家」はA、B共に耐震等級3が標準に

数年前から「緑の家」では積雪が1mを超える地域でもほぼ全棟で耐震性能が等級3以上となっている。積雪1mでの耐震等級2は、雪の降らない関東の等級3と同等であると以前ブログで紹介した。つまり積雪1m以上ある地域の等級3はそれ以上の耐震性を示す。
先日設計を終了した「京極町の家」だけは耐震等級2である。この理由は屋根勾配が45度も有りほとんどの雪は落ちるはずであるが、法律上の決まりで積雪荷重を最低限の1mとすることが出来ないため。京極町では落雪出来ない屋根は積雪2.3mで設計する必要がある。雪が滑り落ちる屋根は2.3mから減じて最低1.4mにして構造計算を行わなければならない。
続きを読む
ERIさんと住宅センターさん、新潟市役所さんの見解はNG
・・・ベタ基礎と布基礎の混用

過去2度取り上げた話題であるが・・・
日経ホームビルダー9月号に掲載されていた「住宅でベタ基礎と布基礎の混合はOK」との文面をみてようやく決着か・・・と思い、まずは新潟県の代表的確認申請審査機関である新潟住宅センターさんと全国規模で確認申請を審査する日本ERI新潟支店さんに電話にて伺ってみた。
本当は米ヒバにしたいが、土台がヒノキな訳
お詫びして訂正。

2020.04.11追記訂正
大変申し訳ありませんでした。パソコンに数値入力する前にもう一度確認すると・・・私の間違いでめり込みの基準強度が7.8N/mm2なのは製材のみで、集成材はまだ6.0N/mm2のままです。ここにお詫びして訂正します。以下は昨日のアップした内容です。
また一つ、予言した考えたとおり・・・
米ヒバの強度分類がめり込みの強度も含め、ヒノキと同等の分類に指定された。
続きを読む白山浦の家 耐力壁チェック①
耐雪1mで耐震等級3、超高断熱Ua値0.18w/m2k(暫定)の白山浦の家で、ほぼ終日氷点下になった昨日、耐力壁チェックが行われた。
住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し
・・・その4 床剛性
このブログを読んでいらっしゃる方は、「緑の家」ではリフォーム・リノベーションがないと思われるだろう。
そう・・・そのとおりで、私は積極的にリフォーム・リノベーションを薦めていない。理由は簡単で、耐震性の確保がとても難しいから。断熱気密は大概問題ないが耐震性がNGなのだ。 続きを読む
住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し
・・・その3 基礎配筋
このブログを読んでいらっしゃる方は、「緑の家」ではリフォーム・リノベーションがないと思われるだろう。
そう・・・そのとおりで、私は積極的にリフォーム・リノベーションを薦めていない。理由は簡単で、耐震性の確保がとても難しいから。断熱気密は大概問題ないが耐震性がNGなのだ。
住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し
・・・その2 既存不適格建築
このブログを読んでいらっしゃる方は、「緑の家」ではリフォーム・リノベーションがないと思われるだろう。
そう・・・そのとおりで、私は積極的にリフォーム・リノベーションを薦めていない。理由は簡単で、耐震性の確保がとても難しいから。断熱気密は大概問題ないが耐震性がNGなのだ。
住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し
・・・その1 アンカーボルト
このブログを読んでいらっしゃる方は、「緑の家」ではリフォーム・リノベーションがないと思われるだろう。
そう・・・そのとおりで、私は積極的にリフォーム・リノベーションを薦めていない。理由は簡単で、耐震性の確保がとても難しいから。断熱気密は大概問題ないが耐震性がNGなのだ。
震度6強の村上市・・・心配
2019年6月19日緑字加筆
寺泊の拙宅に津波注意報が初めてでた。直ぐに連絡を取り合って裏山へ避難するかを判断。
待機とした。→本震(津波)も今後あるかもとのことで家族は夜中に事務所に避難。
拙宅は被害は全くないのでご安心を。
改めて床下暖房と長期優良住宅
9年前に書いた下のブログ
蓮潟の家の構造加工図をチェックしていて通し柱の種類が長期優良住宅に合致しているか、その根拠を改めて確認したかったので過去のブログをみた。
改めて・・・面材耐力壁の難しさを知る。
木造軸組構法の耐力壁(地震に対向する壁)は、上のように大きく2つの種類がある。
巷の評判では「面材耐力壁」の方が良いとされているが果たしてそうだろうか・・・。
金沢市 鳴和台の家の耐力壁検査
金沢らしい・・・この金箔の建物・・・。
21日に鳴和台の家の耐力壁検査(外周外廻り)に伺って来た。この時に建て主さんにわざわざ時間を割いて頂き、今の金沢らしい所を案内して頂いた。この事はまた改めてご案内する。
油断は大敵・・・
昨日、駐車場の立木の枝が張り出しているので、手鋸で切ろうと思って手鋸のサヤを外そうとした時に・・・誤って自分の指に歯が触れていることを知らずにサヤから抜いたため(刃渡り30cm)、軽く指先を轢いてしまった。
長岡の家 耐力壁のチェックと防水シート
長岡市に建設中の長岡の家の耐力壁チェックに昨日伺った。
正午の気温は35度以上になるので、ふらついて足場から落ちてしまっては、全ての人に迷惑がかかるので、日差しが少し弱まる16時から18時まで行った。それでも西日は辛いが、現場で働く職人さんの前でそんな事を言ったら「なめられる」(笑)ので平気な顔をして行う事が肝心。 続きを読む
再び面白い記事・・・
長岡の家 基礎工事終了
超高断熱高気密の長期優良住宅の認定を積雪2.5mで耐震等級3を取得した長岡の家・・・。その基礎工事が終わった。
この写真から凄い事がわかる・・・。
面材耐力壁(構造用合板による耐力壁)の難しさ
木造住宅において構造用合板で耐力壁を取る事が世の中で多くなってきている。耐震性も上がるし筋かいより施工が簡単であると言った意見もあるがその巷の実態はどうなのか?
アルミ既製品カーポートの事
1月10日13時 以下と未満が間違っていたので修正
「アルミの既製品カーポートを囲ってガレージっぽくしたいのですが、問題ありませんか」
のような質問があった。そこで返信メイルで書けなかった詳細説明をする。
下の写真矢印がよく見るアルミ既製品カーポート。
わかり易くする為に一言で答えると・・・
アルミの既製品カーポートを壁を取付けて囲ったり太陽光パネルを屋根に載せることはNG。法的に問題がある(構造的に問題がある)。
安価なアルミの既製品カーポートを構造体として使えば確かにコストダウンできるような錯覚に陥るが、それは構造的、法的裏付けがない。
なぜか?