18年前から真夏通風はしない・・・宣言

春秋は通風をするが・・・網戸がない「緑の家」。

「緑の家」は真夏の通風は実は事務所設立から止めております。海の真ん前の自宅では25年間そのように暮らしてきました。

そのことでこの度・・・更に自信を深めることがありました。

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床下エアコン冷房が難しいわけ③

床下エアコン冷房が難しいのはわかったが・・・ではどうするの?

ということで6年前の図を少し手直しご案内します。更に家電の消費電力が激減しているので潜熱負荷割合が多くなる家が増えたので、再熱除湿運転の絵に変えました(2016年09月修正)。


近年の個室に標準設置のCFがある「緑の家」真夏の夜間。外部湿度も90%と現実的。

これが一番単純なエアコン配置と目標温湿度です。

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床下エアコン冷房が難しいわけ②

空気には質があり、冷房時では乾いた空気ほど価値が高い。

床下暖房と床下冷房の違い

床下エアコン暖房については先回の説明で、

とても快適・・・
加えて簡単・・・
コストも最小(イニシャルコスト)

と説明しましたが、

床下エアコン冷房は新潟および北陸地方、関東以南の沿岸部ではとても難しい冷房方式です。これは床下の高さが低い高い事とは関係はありませんし、空気と蒸気の特性ですから解決するには、ある程度のエネルギーが必要です。

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床下エアコン冷房が難しいわけ①

床下エアコン暖房については過去、

とても快適・・・
加えて簡単・・・
コストも最小(イニシャルコスト)

と説明しましたが、

同じエアコンで床下冷房することは大変な危険を一つ持っております。それが・・・先回も説明した

ドレン管のつまりです。

特に外壁より離れてエアコンを設置する場合に注意が必要です。

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CFは風呂文化・・・北米・欧州との違い

伊の一般の家のお風呂場。便器が普通にある。写真はスタッフKの過去スナップショット。

「緑の家」で提唱しているおなじみのCF(風呂用循環ファン)
この業界では常識外の設備器機・・・なぜ日本(オーブル?)だけ推し進めるのかを少し説明します。きっと殆ど方が頷くはずです。

というのは・・・
当事務所スタッフKは、欧州で数年間生活をしている凄人なので、欧州(伊)の庶民の暮らしを実際の肌で知っているという貴重な体験者です。ですので常々疑問に思っていた海外のことを聞いてみると・・・

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今日から仕事・・・

城山の家の配筋検査。

今日は城山の家の配筋検査に行って来ました。基礎屋さんが旧年中に仕上がるから新春一番で見ておいて・・・といわれたので、小雨が降りしきる中でしたが風は穏やかで気温もまあまあでしたので伺ってきました。

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SS標準プランの非常識

外貼り断熱材の2枚を貼り終えた所。これで外貼り断熱材厚120mm。

この写真をみて・・・

「この家・・・窓が間に合わなかったのかな?」
「でも非常識だな!サッシを入れる前に断熱材を設置するなんて」

と思われ方・・・
その方は私共と同業者さんだけです。

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ダクト式全熱交換換気扇のススメ 続2

住宅の換気と言えば日本では村上ラボ。その中で恩師と並んで著名な小峯先生監修。

「ダクト式全熱交換換気扇のススメ」で質問があったので続々として書きます。

私は27年ほど前から計画換気に実務者として携わってきました。そんな中大半の換気システムが

A 第一種セパレート式換気システム

B 第一種セパレート式全熱交換型換気システム

です。

そこに最近

C 第一種集中全熱交換型換気システム(ダクトの短い「緑の家」仕様)

を薦めております。

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やっぱりエアコンについては譲れない・・・その2

緑字加筆あり 2015年 11月11日

すこし強引にAPFとCOP比較をしてしまいましたが、目的はわかると思います。

先回の続きです。

実は皆さんが普段見慣れているエアコンメーカーのカタログでも

「エアコン定格時運転は効率が悪くなる」

ことが直ぐにわかります。つまり誰でもその理由がわかるのです。

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床下エアコンのメイン冷房化は慎重に。その1

一般ユーザーも是非買って読んでほしい。
購入先はhttp://store.nikkeibp.co.jp/item/magazine/HB.html 一冊でも買える。

「日経ホームビルダー11月号」で床下暖房の特集が組まれておりました。無論「緑の家」も取材されておりますから2Pくらいは載っております。

今回は床下暖房の欠点・・・

メーカーが想定していない使い方でしっかりと床下内をムラなく暖められるか・・・です。

 

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温暖地での基礎断熱工法に憂う

床下エアコンは諸刃の剣!

床下暖房は数年前から全国的に普及が始まりましたが、カビの事がわかるとその将来が不安になります。

こちらは「緑の家」床下に収納されていた什器。天板の皮革にうっすらとカビが見える。

先日伺った「緑の家」のアフターメンテンスで再び見た物は・・・

収納された天然素材に生えるカビです。

竣工後から24時間床下内を床下用エアコンで除湿していたのですが、思うように湿度が下がらない部分でカビが生えました。

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10年後の換気システム

この汚い物は何でしょう。

先日「緑の家」のオーナーさんから電話があり、

「24時間換気扇が2つ動いていないようだ。メンテナンス願います」

との連絡があり電気屋さんに行って確認してもらいました。

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思い込みは技術者には禁物・・・かな。

この写真は2006年に当HPのコラムに載せた写真。鉄骨のラチス梁がしっかり浮き上がる。これも透湿抵抗(通気工法)の問題。

私達技術者に思い込みは禁物です。

実験や実測を行う前に、

「こうであろう」

「こうなってほしい」

「そうなるはずだ」

と思ってその結果を見ると間違った方向へ結論を導いてしまいます。

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「て・こあ」でのある一日 六拾六 秋の長雨

カビ、黴び、かび・・・が日本の文化

「て・こあ」で簾をかたづけようとしているのに長雨で片付けられません。仕方が無いので巻き取って見ると・・・昨年と同様の光景・・・。
真南の光の当たる方が黴びており、裏側の室内側が全く綺麗なまま・・・。
自然素材のカビの関係いの奥深さを見ることが出来ます。

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超高断熱で高い基礎 「緑の家」1

西裏館3丁目の家の基礎現場です。

今回から新しい鋼製型枠1m一枚物に変わっております。この型枠の長さは住宅用として今まで販売されていませんでしたが、「緑の家」のせいでしょうか、市販化され更に一発打込みようの治具までカタログ販売されているようです。

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「て・こあ」でのある一日 六拾五 昭和のデザイン

このデザインと色、大きさ・・・昔の方が発想に制限がなかった気がするのは私だけ?これは東芝製。

秋風が吹くこの頃ですが、もう少し空調していたい湿気が残っているので「緑の家」はまだ窓を開けたくない感じです。

通風の家「て・こあ」では扇風機がもう必要なくなったので後片付けです。

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ヒートファクトリーにメンテ用水栓追加

左の緑色の床が収納部分で右側の奥に見えるのがヒートファクトリー。

ヒートファクトリーを発表してから早6年。実績も増えておりますが機械的な部品がないので今のところ故障知らず(1件の家で浴槽排水が遅いとの意見もありましたが)。使用時のご意見として掃除の時水がほしいとの意見があったのでこの度洗浄水栓も追加しました。

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矢代田の家 完成 2

見学会当日に差し入れをしてくださった建て主さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
実はお昼休みが10分しかなく、お昼を用意できなかったのでホントに助かりました。またそのパンのおいしいこと。流石「キッチンに住む家」のオーナーさんです。感謝いたします。

キッチンが家の中心のような設備と間取り・・・

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庶民の家では無い古民家

地方紙やメディアでよく紹介される白い壁と黒い梁。

民家というと一般庶民の家ですが、

古民家というと庶民の家で特に古い家(大正時代の以前に建築された家)・・・実はそれは間違いです。
古民家はお金持ちの人が住んでいたいわば現在で言えば「特別の家」で「庶民の家」ではありません。

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