その2は「デシカント換気が夏期の室内温熱環境と睡眠時の人体に及ぼす影響」である。デシカント換気とは潜熱(空気中の湿気)をコントロールしながら換気する事である。
続きを読む「 換気 空気質 」一覧
新潟市白山浦の家 完成4
魅惑の使い勝手の床下
「緑の家」と言えば高基礎で床下収納。高基礎は事務所設立時の1998年から全棟100%で採用している。近年9割の「緑の家」で床下高さは最大の1.4mとなっているので、今後床下内に換気扇(ダクトの場合)、分電盤、光ネットルーター類を標準設置するつもりである。
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新型コロナCOVID-19と換気 その2
子供部屋
私の所属する日本建築学会と(公)空気調和・衛生工学会が、3月23日に「 新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して 緊急会長談話 」を発表した。 そして30日に換気のQ&Aも公表された。そこには換気について重要な事が書いてある(今回は新型コロナCOVID-19とは直接関係ない)。
続きを読む新型コロナCOVID-19と換気
私の所属する日本建築学会と(公)空気調和・衛生工学会が、3月23日に「 新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して 緊急会長談話 」を発表した。現在の空調学会会長は当ブログにも何度か論文を紹介している田辺新一先生である。
続きを読む千葉県船橋市坪井町の家 長期優良と床下収納
先週千葉県船橋市で建築する坪井町の家の長期優良住宅の技術的審査が終わった。県外の場合はERIさんで技術審査をお願いしている。
金物の三条の包丁とダクトレス換気・RH(相対湿度)
連休中にある「緑の家」を訪れた。理由はダクトレス換気機器のメンテナンスである。
床下暖房の10年目の状況と24時間換気
先日、2009年に竣工し床下のスラブ内にヒーターを敷設した床下暖房の「緑の家」に10年目メンテナンスをかねてトップライトの不具合の確認ために伺ってきた。
やっぱり・・・湿度は
現在東京を始め西日本と石川県でインフルエンザが流行中。特にまだ真夏の沖縄県では警報レベルとのこと。今週新潟県は秋風の吹いているが、西日本はまだ夏の湿気が残る蒸し暑い大気。こんな中でインフルエンザが流行とは不思議に思っている人も多いが、流行は季節に関係なく起こるときがある。
お礼 2
皆様・・・「是非お聞かせください。真夏の温湿度」に24件もコメントをありがとうございます。
まとめると、ほとんど方がこの酷暑の中穏やかな空間でお過ごし頂いているようです。
うれしいことです。
ただ、冷房の難しさも指摘が多く、どうしても冷気が足下で感じる・・・拙宅もそうでしたので、電気代は気にせずに再熱除湿と扇風機またはシーリングファン併用にはまりました。また低湿度は動いて汗が出てきても爆発的な気化熱の恩恵を受けやすいので、それが快適さになる事も実感しております。何しろRH(相対湿度)60%以下だと布団を干さなくともサラサラしていることを実感。同時に日射遮蔽の大事さも先日の酷暑の「緑の家」で実感します。日射遮蔽が甘いとどうしても温度ムラ大きくなり、それがまた冷気ムラを増長しますからやっかいです。
以下コメントへの返信です。 続きを読む
熱い・・・もとい 暑い エアコン・車・茄子
新潟での夏の代表的な食べ物として「十全なすの浅漬け」があると私は思っている。
是非お聞かせください。真夏の温湿度。
このブログはお盆15日までトップ固定。
連日35℃以上のめちゃめちゃ暑い日が続いておりますがまたまたお聞かせください。皆様のご自宅、会社での温湿度。自慢話なども是非・・・。
測定時間は・・・ 続きを読む
読者の皆様・・・再び教えてください。まとめ編
大変遅くなったがまとまったのでお伝えする。
データを頂いた皆様ありがとうございます。 続きを読む
読者の皆様・・・再び教えてください。
先週新潟県も平年より少し早い梅雨入りをしたとの事。多くの人が嫌うじめじめした季節になった。この季節のRH(相対湿度)が知りたい・・・。とのことで、
職場、ご自宅の温湿度教えてください。
沢山コメント頂いており感謝です。
読者の皆さんのご自宅内又は職場内のこの時期の温湿度のコメント投稿をお待ちしております。
出来ればこんな感じで・・・。
24度40%東北とか、18度50%近畿とか、22度25%関東
温度と湿度(RH)と地域など。
今日の夜中から日曜日の夜までコメントのスパム機能を緩くしますので、ブログに直ぐ反映される可能性が高くなります。 続きを読む
新潟以南の室内RH(相対湿度)は22度で40%程度で。
ここ何回か換気とRH(相対湿度)等の話題をブログで取り上げているが、「緑の家」のオーナーさんから
「トイレの樹脂サッシ枠に結露したが・・・」
との問い合わせが冬期になると複数件ある。RH(相対湿度)50%の家で窓があり床下暖房のない2階トイレは戸を閉めてあると温度が数度下がるのでまずトイレに結露が発生する事になる。
2019年版の換気について ⑧
顕熱交換型と潜熱交換型
建築技術2019年1月号の「Ⅸ.換気の熱回収」において顕熱交換型換気扇と全熱交換型換気扇についての特徴が書かれたページがある。内容はごく一般的なことでもっと深掘りした内容を期待したが・・・。
2019年版の換気について ⑦
熱交換換気の限界と換気ダクトの径
まず下のブログを見てほしい。
上のブログは今から9年前の2010年に書いた。
2019年版の換気について ⑥ 適正なRH(相対湿度)とは?
高断熱高気密住宅では30年前から冬期間は乾燥しすぎて大変と言われてきた(特に女性が多い)。よって古くからRH(相対湿度)と乾燥感の研究も行われていた。建築技術2019年1月号もその紹介をしている。 続きを読む
2019年版の換気について ④
その④ではこの本の「Ⅴ.出入り口の明確化」と「Ⅵ.換気に必要な気密性」についての私感。
2019年版の換気について ③ 風呂場に換気は必要か?
さてようやくCF(循環ファン)の話になる。
お風呂場に6年前から標準設置されているCF(循環ファン)は所謂換気扇ではない。そもそも日本の風呂場に排気用換気扇は概ね必要無いはず(高断熱高気密住宅)。この2019年建築技術1月号でさえそんな記載はない。・・・Orz
2019年版の換気について ①
黒アリが断熱材を巣にする・・・北海道の事情
熱交換型換気は省エネではなく、寒く感じさせない配慮の設備
動圧と静圧と換気 その2
前回のその1では
「それは浅間が勝手に推論したことだろう」
とのご批判も頂くと思うので、以前ご紹介したあの換気マニュアルに記載されている所を引用して説明する。前にも申し上げたとおり換気をまじめに考えると大変複雑であり、住宅の換気の説明本を書こうとすると、著名な換気の研究者である筆者ら※をもってしてもこのくらいの本になる。
動圧と静圧と換気 その1
2018年9月18日加筆修正 緑字 大事な部分を取り違いをしておりましたので緑字を加筆修正しました。
風が吹くと建物の風上側壁面は動圧が静圧にかわる。一方風下側壁面には静圧のみ加わる。動圧とは風の風速そのものの力であり、静圧とは風速ではなく建物を取り囲む空気の圧力差のこと。無論風が吹けば一般的に室内外にも圧力差は生まれる。
動圧は理解可能だが、静圧となると肌に感じる事もなく目に見えないだけなかなか想像しがたい。 続きを読む
少し専門的な換気の事 130年の歴史
2018年9月11日緑字加筆
ある情報がきっかけで換気についてのガイドブックを購入した。
自立循環型住宅のセミナーで使用した換気のガイドブックである。
しかし中をめくって少々戸惑った・・・。
2018年建築学会 梗概集から その5 床下外気導入
その5は・・・
科研費「顕熱交換型太陽光集熱システムを用いた基礎断熱床下空間のカビリスク低減手法の構築」という補助金で研究された論文であり昨年このブログでも取り上げたがその続きである。 続きを読む