
現在建築中の小新西の家の足場が外れ、全体の形がよくわかるようになった。
続きを読むこちらはご存じのハザードマップである。この地図をこのブログで取り上げたのは、まだ一般への公開を行っていない2011年の4月である。この時は新潟県のハザードマップは国交省の出先機関や県の事務所にしか掲示されておらず、市民には積極的に公開されていなかった。
続きを読む数日前に熱海市で痛まし事故(又は事件)が起こった。災害と言わず事故(又は事件)にしたのは、概要がわかってきたからである。2週間ほど前に、土砂災害と洪水は起こることが大抵予測できると私は言ったが、今回の土石流が事件であれば昔から住んでいる人でも予測はできない。
続きを読む建築主さんは、一般的な住宅では行政による耐震性のチェックが行われていない事はまだまだ知らない。3.11の大地震から10年、敷地の購入や建物に対する意識は変わったのだろうか?
続きを読む土曜の夜に起こった地震M7.3では、当事務所の三条市でも緊急地震速報のアラ-ムがなった。数年ぶりの音に就寝し始めた体が凍った。
続きを読む数年前から「緑の家」では積雪が1mを超える地域でもほぼ全棟で耐震性能が等級3以上となっている。積雪1mでの耐震等級2は、雪の降らない関東の等級3と同等であると以前ブログで紹介した。つまり積雪1m以上ある地域の等級3はそれ以上の耐震性を示す。
先日設計を終了した「京極町の家」だけは耐震等級2である。この理由は屋根勾配が45度も有りほとんどの雪は落ちるはずであるが、法律上の決まりで積雪荷重を最低限の1mとすることが出来ないため。京極町では落雪出来ない屋根は積雪2.3mで設計する必要がある。雪が滑り落ちる屋根は2.3mから減じて最低1.4mにして構造計算を行わなければならない。
続きを読む週末行われる完成見学会もあるので理髪店に行ってきた。すると・・・いつもは平日の昼間でも数人いて待つのに、誰もいない。
先日の報道で、
「いのちの石碑プロジェクト」が着実に進んでいる
事を伝えていた。
女川桜守りの会からの転載で紹介すると
「いのちの石碑プロジェクト」は、311で被災した女川町の,中学校の入学式を間近に控えた当時小学校六年生だった生徒達が中心となり、3年間考え、実行したプロジェクトです。
また、また・・・大きな地震。しかも予想もされていない内陸部の直下型地震。
地震の揺れが比較的小さい地域でも停電が起きているようだ。
しかも約300万戸と停電地域が多い。被害状況が大きくても伝わってこない。
助かる命が助かってほしい・・・と願う。
赤字2018年6月22日重要追記
2018年06月19日午後6時緑字修正。
上は過去の敷地調査に行ったときの写真。
これを見て専門家(建築士)はすぐに感じる。
大川小学校(宮城県)の高裁判断に対し市や県が上告したと聞く(学校や市には今回の津波が予見できず責任はないと上告した)。
その事を支持する声が多いのに驚く。
訴訟に踏み切ったご遺族は「賠償金ではない・・・本当の事、責任の所在を曖昧にしたくない」との想いで訴訟した・・・とのこと。
さて 「個人の地震と政府の地震の違い」のその2では、少し衝撃的な資料を・・・
上の図をみてひっくり返らないでくださいね。
昨日27日に国立防災科学研究所が発表した、2017年版地震ハザードステーションにおける地震の予測図です。
この図を見て一瞬で
「あれっ?」
と思った方は・・・凄い方です。
このおどおどしい隔壁の向こうは東京電力柏崎刈羽原子力発電所があります。
耐震等級3の群馬県で建築される長期優良住宅の書類。構造計算では積雪70cmで各部材が安全設計されるが、地震時はこの積雪はないものとして計算できる。一方新潟県の場合は積雪ありの時の計算となる。その差は大変大きい。
この表は国の審査機関に提出する長期優良住宅の技術審査の書類です。
青の矢印が耐震等級を示し、赤が「緑の家」の最大特徴である基礎が高い事による木材の耐久性の検討不必要を示しております。赤矢印のように「劣化対策不要と」記載する長期優良住宅は国内では大変希です。 続きを読む
原発の話題は随分久しぶりです。
以前から申しあげている事を一つだけ・・・ 続きを読む
地震が続く熊本県と大分県ですが、
三条大雨、中越地震および中越沖地震、また東日本大震災の被災経験で申し上げると・・・
水や電気が止まっている地域で、車で50kmくらい移動可能な方は、数日間は電気と水道の止まっていない地域に移動するのが、自分のストレス、および移動が出来ない弱者の支援になります。
まず最初に、現在九州に起きている地震でお亡くなりになった方にはお悔やみを、被災された方にはお見舞い申し上げます。
15日21時頃起きた地震から1日経て16日1時頃に起きた地震が本震といま7時30分のNHKの報道で知りました。これって・・・
地震は全く予知が予測出来ないということでは?
東松島市だった思うが、女川町に向かう途中見たものは津波避難タワー・・・。
これが住宅地にあるのです。これは大変よいことです。必ず目に入る異様な建物が、現代版語り部となるとでしょう。
大震災から4年経った昨日に地上波では多くの震災特番が行われたようですが、その中で報道ステーションは原発問題に焦点を絞りなかなか興味深い内容でした。
私の立場を明確にすると・・・
原発の廃棄物処理方法が決まらない事と、どこかの地域(誰かが)犠牲になればよいとの論理が行政にあるのでは再稼働も新規建築も反対です。ただし、ここは民主主義国家であり過半数の民意同意があればそれに従うことになりますが、想いは反対です。
ですので、
電力消費地に原発が建築され、数百年の保管で影響がなくなるような技術が出来れば大賛成です。
ご存じのとおり、「緑の家」は超高断熱高気密を標準としてとても温熱環境を大事にしますが、それはまず耐震性能が確保されてからで、優先順位の第一位は耐震等級2以上の確保です。その耐震性に関わる地震の予測が国から発表されたので少し説明をします。
地震予測というと一般の方は何時どこで地震が起きるかを予測する事だと思いますが、今回の文部科学省研究開発局地震・防災研究課が行った発表(報告)は、一般の感覚の地震予測ではなく、地震の「揺れ」の予測と言ってよいでしょう。これは文部科学省が誤解を与えるような曖昧な発表をしている事で、マスメディアが予測出来るような雰囲気を作っているかもしれません。