厚物合板の屋根の耐久性は大丈夫か?続編

Ver2が2023年5月に発刊されており厚物合板を扱う人は一読してほしい。

厚物(24mm以上)の合板を屋根に又は桁上に使う時の手引きとしては一度はよまれた方は多いとおもう。私はつい最近読んだが嗚呼やっぱり記載があるか・・・と改めて感じている。

続きを読む


住宅の換気の選定 その5

一昨日アップしたeACHのこと・・・丁度8月は換気の事と風呂CFのことを中心にブログアップしたいと思っていたので結構驚いてしまった。5回/hが現時点での仮指針(目標数値)とのことだし、その半分をRAをHEPAフィルターで漉してつかうとすると、100m2(30坪)くらいの除湿量は8.7g/m3×150m3=1.3L分/時間の2.5倍で3.25L/hで24時間で78L。78Lのうち潜熱の交換が50%だとする換気負荷分だけで約40L/日の除湿を処理しないといけない。まぁ今の空調ならちょっと無理。

続きを読む


eACH(相当換気回数)が5回/hで現法の10倍の換気。

先日のHEAT20セミナーで紹介されたこのeACHとは、空気清浄機で濾過された空気も外気と同様に扱って、換気量を一桁多くすることで感染性微粒子濃度を減らす考え方で、従来の新鮮空気のみでの換気回数とは別の手法で室内環境を良くしようとの思考である。実はそれが5回/hがよいのではないかとの内容で、今後の換気の新たな指針になるかもしれないとのことだった。その現在の10倍の相当換気量に全身の力が抜けた。

続きを読む

今年で通風を信じる人がほとんどいなくなるだろう

8月上旬は全国一の暑さとなった事務所のある三条市。とあるネットニュースから。

昨年と一昨年の建築学会の論文は、住宅においての換気だけでなく通風(窓をあけて外気を入れる事で涼をえる行為で換気とは別物)の研究発表も盛んに行われていた。しかしここ数年の暑さと数々の体験から・・・もう一般の住宅地では通風で涼をとろうなんて夢の夢・・・というよりもう戻れない快適さを味わったので無理だろう。

続きを読む

住宅の換気の選定 その4

換気の選定でその1からその3まで、第一種換気システムと第三種換気システムの違いを純粋に「換気効率」と「メンテナンス」から伝えた。ここまで消費電力とか快適さとかの違いについては選定の理由に入っていないところが重要。まずは換気の本質(しっかり換気ができているか)と長い目で見たときの考え方が選定を行う上で重要だと考えているからである。その4でようやく消費電力や快適性について少し触れたい。

続きを読む

住宅の換気の選定 その3

その1では第一種換気の方が卓越風に影響されない換気効率が高い換気が無難にできる。その2では高性能フィルターを取り付けることで多少の空気の汚れを除去できることがよいとお伝えした。その3では少しメンテナンスについてと先日お伝えした一人あたり20~35m3/hの換気が簡単にそして無難にできることを伝えたい。

続きを読む

住宅の換気の選定 その2

設置後一年経た給気フィルターの汚れ。表面のゴミより色が新品寺と全く違う細かい粒子のようなどす黒い汚れに注目してほしい。

お暑うございます・・・いやホントにアホらしい暑さの新潟県。昨日も三条で39.5度ともう40度。
さてその1では第一種換気システムが第三種換気システムより換気が卓越風に左右されず行えるとの事だった。これは第一種換気システムは給気を必ず電力で送風するシステムのため(第三種は給気はなり行きという面がある)である。しかし実はこれだけが第一種換気システムが「緑の家」にとってよい理由ではない。

続きを読む





人の呼吸や匂いから考える換気量の計画

今年6月リニューアルしたビジネスホテルの換気スイッチ。

あるホテルに宿泊したときのお風呂場入り口にあった換気扇のスイッチ。スイッチは2つ有り、24時間換気の強弱と換気扇のON、OFFスイッチである。当然24時間換気のデフォルトは常時ON。24時間換気という言葉が理解されるようになったと思わせるスイッチ。

続きを読む

小屋裏(ロフト)収納の今後

ご存じの通りオーブルデザインは北は北海道から南は九州までの沖縄と島を除く日本全国で設計を行っている。そこでいつも困るのが確認申請の規定の違いである。本来国内での建築基準法の規定は同じでなければならないが、条文では全て網羅できないこともあるので、この法で大きな市には建築主事なる職をおいて、その人の権限で判断している。しかしあまりにも都市によって解釈が違うと、建築主に対し平等性を欠くので上のような日本建築行政会議などで統一見解を出している。

がしかし・・・

続きを読む




耐力壁検査 鹿嶋市の家

太平洋側の木の外壁の場合、軒の出は1000mmにも簡単にできるので屋根が大きく、これだけで無難な家といえる。

茨城県鹿嶋市に建築中の鹿嶋市の家の耐力壁検査に先日伺ってきた。いつも通り往復800kmであり「風」が車検だったのでカングーで伺ったので多少腰のすわりがいまいちだった。

続きを読む

空調(エアコン)温度は好みで自由。

体長20~30cm級の鯖が数多く打ち上げられていた。

昨日は再び寺泊の土運び。定休日の今日は朝と夕方仕事。業務が多忙すぎて2日も休むことはできない。基本設計は無論、実施設計と工事監理と目が回りそうである。でもブログ書きは趣味なのでなんとか週3回以上はアップしたい。

続きを読む



基礎断熱床下空間への外気導入の危険性とスラブ上断熱材への変化

今朝の三条の外気。露点温度は23度でこれは先週からほとんど変わっていないし、これが概ね9月まで続く。

今週の日曜にお引き渡した小新西の家で、「床下空間への外気導入の危険性」について検証したのでお伝えする。

続きを読む





基礎と擁壁(土留め)

道路側に土留めがあり基礎との距離は1530mmと小さく、基礎形状にはその配慮が求められる。

今週の日曜日に基礎の配筋検査を行うために見学会の終了したあと、現場用の靴を買って美幸町の家の現場に向かった。見学会会場にいるときに現場から電話があり、天候のこともあり水曜日に基礎ベースを打ち込みたいとのこと。となると何かあれば修正するのは月曜日が海の日なので修正は火曜日しかない。そこで急遽日曜日の夕方、見学会を切り上げ現地に赴いて配筋検査を行ったのである。

続きを読む

一年目メンテナンス 夏期の床下エアコンの使用法

建物の表側のガレージ。このガレージが玄関の門代わりとなり奥に玄関入口がある。

長岡市に建つ今朝白町の家のメンテナンスにスタッフMが昨日伺ってきた。今朝白町の家は耐雪2.5mで耐震等級3、UA値0.27とした豪雪対応型の超高断熱住居である。

続きを読む


石川県金沢市戸板の家の防水検査は窓周囲が要。

超高断熱で等級7を遙かに超えるUa値0.17w/m2kの金沢戸板の家。今日は晴れて33度と暑かった。

昨日の天気予報では午後から雨だったが、今朝では曇りに変わりそして実際は「晴れ」だった。鳴和台の家以降、金沢市に伺うときには特に雨を気にする習慣ができた。

続きを読む



高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その8 番外編2 苦労

家の西側のサッシを取り開けるのにワンルームなので全ての養生が必要になった。

今回の劣化した樹脂サッシを取り替えるのに苦労したのは何時工事をやるかであった。この取り替え話は既に7年前から出ていたが、住んでいて本当に出来るのかが踏み切れない理由であった。

続きを読む




小新西の家 ほぼ完成1 水害対策と視線カット

あいにくの雨天での外観である。正面に集中して設けられた窓。この窓配置で2階に家族の間があることがわかる。

何回かお伝えしているが、小新西の家は外構が別途工事でDIYになる予定。従ってこの状態でお引き渡しをする。このような事は少なからずもあり、現在実施設計を行っている神奈川愛川町の家でも内装仕上げはDIYで行い、PBのままで完成となる予定。近年は様々な方法で自宅を自己流に造るようになった。これも情報が簡単に手に入るようになり、ユーチューブなどの動画でもわかりやすく公開しているサイトもある。

続きを読む


ダイキンのエアコン設定温度が不正確で嫌い。

2024.08追記 コメント欄でよい情報があるので、スクロールしてコメント欄をお読みいただければと思います。

事務所に2年前に取付けたダイキンS40YTRXP(ウルサラ付き最上位機種)

巷ではCo2削減のため冷房時のエアコンの設定温度は28度を推奨するとい言われている。この時の設定温度は「室温」なのだが、通常はエアコンの設定温度としてとらえることが多い。それもそのはず、多くのエアコンは室内空気を吸い込んでその時の室温を感知し制御しているので、近年のエアコンは設定温度=室温になる。しかしダイキンさんは違う。

続きを読む

1 7 8 9 10 11 12 13 111