
5年前に「『緑の家』は無難な家を目指す」と宣言している。
周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・
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周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・
続きを読む数年前から「緑の家」では積雪が1mを超える地域でもほぼ全棟で耐震性能が等級3以上となっている。積雪1mでの耐震等級2は、雪の降らない関東の等級3と同等であると以前ブログで紹介した。つまり積雪1m以上ある地域の等級3はそれ以上の耐震性を示す。
先日設計を終了した「京極町の家」だけは耐震等級2である。この理由は屋根勾配が45度も有りほとんどの雪は落ちるはずであるが、法律上の決まりで積雪荷重を最低限の1mとすることが出来ないため。京極町では落雪出来ない屋根は積雪2.3mで設計する必要がある。雪が滑り落ちる屋根は2.3mから減じて最低1.4mにして構造計算を行わなければならない。
続きを読む2回目は木の耐久性である。このことはブログで何回も登場しているので根拠として説明する。「緑の家」は超高断熱高気密の特徴があるが、大事にしている順番は耐震性と耐朽性が一番で、快適性の手段である超高断熱は2番目になる。
続きを読む2020.07月 内容は合っているが小数点記載位置を勘違部分を修正。
人と家と車・・・どの接地圧が大きいか考えたことありますか?
接地圧とは面積あたりの押しつける力(反発力)のこと。家が傾かないで建っていられるのは家の全重量がかかる基礎接地圧に負けない堅さのある地面があるため。
続きを読む敷地調査の事を現調ともいう。現調は現地調査の略で敷地調査だと建築前の調査のことに限定されるが、現調は建築後、既存建物の調査も含まれ広い意味となる。 続きを読む
「土地条件が90%影響するのが住宅」の その2である。
建物はその土地の環境によって大部分が決まると良く言われる。特に住宅はその土地によって間取りも含めた暮らし方が90%決まると私は思っている。 続きを読む
17年前に設計し、16年前に竣工した「緑の家」のメンテナンスに伺ってきた。
「緑の家」のこのブログは、住宅関連の家の事が半分で、その他生活や暮らしのことが半分ほど最近では占めている。これは家とは生活の中心となり基盤となるが、どんなに高性能の素敵な家を新築してもそこに住まう人がその人の暮らし方、生き方にその家が合わなければ残念な事も多くなる。そこで「緑の家」の設計者や住人が日本という世界でもまれな寒い冬と高湿の夏を併せ持つこの日本でどのように暮らしているかが、家というハードと同じくらい重要だと気づいたから記事の半分を占めるようになった。そのきっかけとなった築102年(令和元年時)の「て・こあ」。今まで256回の連載を続けているがこれからも紹介したい。
一週間前に行った「ご自宅の温湿度を教えて下さい」の集計をお伝えする。
木造軸組構法の耐力壁(地震に対向する壁)は、上のように大きく2つの種類がある。
巷の評判では「面材耐力壁」の方が良いとされているが果たしてそうだろうか・・・。
木造住宅において構造用合板で耐力壁を取る事が世の中で多くなってきている。耐震性も上がるし筋かいより施工が簡単であると言った意見もあるがその巷の実態はどうなのか?
最近、建築士は技術者なのか?と思う事がある。
住宅など建物を造るときには原則確認申請が必要。ここの申請書には設計者が誰なのかを記す欄があり、仮にオーブルデザインという法人に委託された建物でも、建築士「浅間」と個人名で書くことになる。無論印鑑は個人名義。ここでわかるとおり建築士は個人資格であり、一技術者として法に沿って物事を判断し設計する為の資格なのである。 続きを読む
多くの設計事務所は、狭い地域だけで仕事を行っておりません。つまり建築する地域の環境条件が変わる事を知っております。そこで設計するにあたり条件設定をし、シミュレーションする癖を身につけております。一方多くの工務店さんは地域限定(所謂地元密着)がゆえに経験で物事を考える傾向が強く、条件が変わると家造りの根幹が破綻する事になります。この事から一般的ではない家(超高断熱など)を造るときに、設計事務所のほうが得意ということがわかるかと思います。今回はその具体例として超高断熱性能をもつ建物の防湿層の位置を考えてみたいと思います。
先々月から本格的に使用している新たな構造ソフトですが、本当にこのソフトが一般の建築士が扱えるのか・・・?
今年の3月の終わりに、国交省監修の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」の最新版が発行されました。3月に入手したかったのですが、気がついたときには完売で先週第2版を申し込みました。そして・・・この2週間は構造漬けになっておりました。
今日の会計院の記事を受けて2016年6月15日の再投稿です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下6/15のコピペ
もし建築士の免許を持っていて、建築士の仕事(設計、工事監理、アドバイス等)をして報酬を得ていれば「専門家」になり、特に資格に「士」がつく分野は、国のお墨付きがあるので、、ネットでも情報発信の内容は慎重に考えなければなりません。
見学会当日に差し入れをしてくださった建て主さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
実はお昼休みが10分しかなく、お昼を用意できなかったのでホントに助かりました。またそのパンのおいしいこと。流石「キッチンに住む家」のオーナーさんです。感謝いたします。
オリンピックエンブレムから端を発したデザイン酷似問題はサントリーのトートバックにまで広がりました。
台風の影響で曇りなのに気温が上がっている三条市では11時で外気温が33度、一方事務所内は28度の湿度45%とカラッと快適な環境です。
熱負荷が多いわりには気密性があるので普通の冷房モードで湿度がさがり、住宅では難しい40%台の湿度に割と簡単になります。さわやかです。