カメラの画角(25㎜)に収まらないくらい長い7.28mのツイン梁。「緑の家」は20年前からこの梁のデザインを採用している。勾配天井となるのでこのツイン梁がほとんど見える。
堺市の家 耐力壁の工事監理 ①
建築確認審査機構のERIさんからシールが送られて来た。 続きを読む
新町の家 構造耐力壁検査
新町の家が無事上棟して、外回り耐力壁がほぼ出来上がったので検査に伺います。 続きを読む
国管轄の木造住宅で会計院から耐力壁の改善要求。
今日の業界紙で日経アーキテクチャーには「会計検査院が木造公営住宅について、国土交通大臣へ是正改善の処置を求めた」とありました。
これは・・・ 続きを読む
新潟版 東日本大震災から学ぶ家造り⑤ 耐力壁の基本
三条で建設中の「南四日町の家」です。施工会社は越路建設さんです。
ご覧のように横長な建物で窓が大きかったことと、気積(室内空気容量)が大きかったのでQ値は1.03w/m2kと1.0以下にはなりませんでしたが、これは数値だけで、快適性、ランニングコストはほぼ変わりません。
外構工事と上棟
デシカのある美幸町の家はこの2月に完成しているが、当時冬でまだ雪もちらついていたため、外構工事は春に持ち越されて、建物の引き渡しのみ行われた。そして今日外構工事も一通りおわり最後の形をつくる植樹のため現地確認に伺った。
続きを読む大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律・続2
昨日は制振装置の導入は難しくまずは耐震等級3を余裕をもって計画するとの内容だったが、実は13年前にすでに「緑の家」は制振装置を組み入れている家がある。それが上の「緑の家」である。
続きを読む大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律・続
上は2年ほど前にアップしたブログである。その時に制振装置(制震としないのは、地震による振れを防止するだけでなくそもそも風による振れ防止としての制振装置が開発されているから)について少しふれた。今も変わっていないこの考えは最近の住宅系専門雑誌にもそのようにとらえている考えも多くなったので、当時としては尖った上の意見はやはり時が証明してくれたと思う。それが・・・
続きを読む長岡千代栄町の家 スタディー模型完成
長岡市に計画中の長岡千代栄町の家の模型ができた。市街化調整区域になっている土地なのでこれから各申請を行う必要があるが完成形がみえ目標も定まる。性能は旧長岡市内であるためいつもように耐雪2.5mで耐震等級3を計画している。地震地域係数も0.9ではなく1.0として余裕を持たせている。豪雪地では超高断熱性能の充実よりも耐雪性能のほうが重要となることが多い。それでもUa値は0.26w/m2kを目標としたいが、サッシの性能いかんだろう。
続きを読む新潟県における大地震の想定⑨ 耐震化の定義を理解する
新潟県における大地震の想定⑧では「耐震化率の定義がおかしい」とと投稿したのに、⑨では新潟県における大地震の想定⑨では「耐震化の定義を理解する」とあるのはおかしいだろうと思う人がいるはず。私もそう思うがこれには少し理由がある。
続きを読む新潟県における大地震の想定⑧ 耐震化率の定義がおかしい
題名変更しました。
新潟県での耐震化率は全国平均並みの令和2年で89%を超えたとのこと。えっホントに・・・そんなに耐震化率って高いの?。
最近目に付く「耐震化率」。耐震化率とはなんぞや?と思い検索すると上の国交省のHPにあるこれが耐震化率の定義らしい。
続きを読む新潟県における大地震の想定⑥ リノベーションの確認申請の修正と補足。
その⑤ではリノベーションが前より良くなると建て主目線で話したつもりであるが、その理由の確認申請の取り扱いに間違いがあったので昨日のブログを修正する。しかし2025年の4月からリノベーションが少なくなることも考えられる。
続きを読む新潟県における大地震の想定⑤ 来年以降のリノベーションは耐震性がアップ。
2024.02.15 緑字加筆修正
実はリノベーションに朗報?もある。2025年からは既築住宅の大規模な修繕と大規模な模様替えは確認申請が必要となる。確認申請が必要となれば法に合致する必要があり、そうなれば耐震性は概ね震度6強で倒壊しない程度の耐震性を得る。つまり現法の低い壁量基準より耐震性がアップする。
続きを読む新潟県における大地震の想定④ リノベーションはNGか。
2025年から建築基準法の耐震基準は大きく変わる。上の図が2025年から運用される木造住宅の耐震壁量である。ここで注意したいのは上の図は太陽光発電パネルを設置しない従来の家での数値である。
続きを読む建築士が考える耐震性 その3
この1ヶ月は長期優良住宅を3件申請し、2件とも認可され1件は認可待ちとなっているので、結構ハードな師走となっている。長期優良住宅の審査基準は地域担当によっても変わるので気を遣う。
続きを読む行政による耐震審査義務化の行方 その1
先々週、国交省から全国の設計事務所登録を行っている事業所に、多分一斉に送付されている案内書・・・が上の写真。この中には・・・
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その2
サッシ交換のためバルコニーのパーゴラを外し始めたのが5月3日。あれから40日経過してサッシがようやく届き、工事が再開されている。場所はご覧のとおり、日本海の真ん前。西日が容赦なく照りつける過酷な環境である。
続きを読む金沢市の金沢戸板の家へ構造検査に行く
本日金沢市に建築中の金沢戸板の家の構造検査に伺ってきた。今日も6月の金沢とはいえ雨が降らず無事安全に足場上で検査できありがたい。
続きを読む小屋裏物置(収納)の制限
建て主さんにとって小屋裏収納(ロフト)は魅力的な空間として認識されており、現在でも人気が高い住宅の仕様である。その用途はあくまでも「物置」となり居住としての利用は違法となる。しかし片流れ屋根が流行し広くなった小屋裏部分を「物置」としてではなく、居住的利用をする仕様が都市部を中心に多く見受けられるので、各行政庁で具体的な取り扱いの違いがある。上の例は東京都のある都市の取り扱いである。
続きを読む防水検査 小新西の家
今週の11日、昨日ブログに対してタイムリーな現場検査があった。透湿防水シート張り上がり後の防水検査である。
続きを読む断熱義務化にむけて危惧する事
ご存じのとおり2025年に新築住宅で断熱が義務化される。義務化になれば現在よりより一層断熱性が高い住宅も多く作られるだろう。そのときに危惧されることは・・・。
続きを読むアンカーボルトのチェック
来週早々基礎の一発打込みが行われるので、アンカーボルトと型枠確認に昨日伺ってきた。
続きを読む配筋検査 小新西の家
先日の14日、小新西の家の配筋検査にスタッフMが伺ってきた。
続きを読むBグレードで 等級7認定取得と今後の審査
昨年の春に設計が終了した「小新西の家」の長期優良住宅を申請した。昨年10月に断熱等級5、6、7が新設されたため長期優良住宅の基準が変わり、その後初の取得となった。
無難な付加断熱材とクロス通気
昨日三条市大崎で建設中の三国街道の家に防水検査に伺ってきた。
続きを読む2022年建築学会の学術講演梗概集から② 構造
近年建築学会では少し変化が起きているように思う。それは・・・
続きを読む土間キッチンの家 耐雪住宅の柱の直下率
朝7時過ぎ、現在上棟中の三国街道の家に到着。現地で迎えてくれるのは三条市の憩いの大崎山。この風景が三国街道の家の真ん前にある。
続きを読む居室がサンルームのような家 2
「緑の家」では原則窓サッシは全てドレーキップを計画する。これは20年後の気密を維持する事を考えているからである。
続きを読む再チェック 原村の家
長野県諏訪郡原村に建設中の原村の家の第2回目の耐力壁検査に伺った。
続きを読む住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し ・・・その5 エビデンス
2年以上前に↓のブログを書いた。賛否はあれども建物構造的な欠陥であればそれは認めなければならず、否定すれば現在の構造検査の義務化の大義は薄れる。
続きを読む雪のない地域での耐震計画は・・・
現在熊本県に計画中の「緑の家」の基本設計を行なっているが、積雪がある新潟県と富山県の「緑の家」の計算の後だっただけに、拍子抜けするほど難しくない耐震計画である。
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